


加賀美と剣持が恋人になってから約半年。 加贺美和剑持成为恋人已经大约半年了。
会話を重ね、手を重ね、身体を重ね、順調に恋人としての階段を共に上ってきた。
他们不断交谈,手牵手,身体相依,顺利地一起攀登着作为恋人的阶梯。
何度も互いの隠されたところに触れ、恥ずかしい姿をたくさん見てきた。しかし、剣持はそれに慣れることはなく、まだ序章の段階で照れる。そんな剣持も可愛くて仕方ないのだが、加賀美には一つだけ要望があった。
多次触碰彼此隐藏的部分,见过许多害羞的模样。然而,剑持并没有习惯这些,仍然在序章阶段会害羞。这样的剑持也可爱得让人无法自拔,但加贺美只有一个请求。
刀也さんの理性を飛ばさせたい……!! 想让刀也先生失去理智……!!
危ないことを言っているのは加賀美も分かっている。 加贺美也知道自己说的是危险的话。
最中に気持ちいい?と聞けば、必死に快楽に耐えながら小さく頷いてくれる。それだけでも十分満足していたのだが、やはりこういうものは直接、好きな人の口から言葉を聞いてみたいというもの。
在过程中问“舒服吗?”,他拼命忍受快感,轻轻地点头。仅凭这一点我就已经很满足了,但果然这种事情还是想直接从喜欢的人口中听到。
好きとかどこが気持ちいいとか、してほしいことだとか色々なことを剣持に言葉にしてほしい。
想让剑持用语言表达喜欢的地方、哪里舒服、想要做的事情等等各种各样的事。
恥ずかしいがストッパーとなり、どこか理性を捨てきれない剣持の、乱れた姿を見てみたい。
虽然害羞,但作为阻止的存在,想看看那个还没完全放弃理性的剑持,失态的样子。
しかしだ、それらを単刀直入に頼めば恥ずかしいから確実に嫌だと一蹴されてしまうだろう。
但是,如果直接了当地提出这些请求,肯定会因为害羞而被断然拒绝。
それならば、と恥ずかしさを忘れるほどドロドロに甘やかして、理性をグズグズに溶かして剣持からたくさん言葉を引き出してやろうと、密かに計画を立てた。
于是,她暗自计划,要把对方宠得烂醉如泥,忘记害羞,把理性彻底融化,从剑持那里套出更多的话来。
多忙な日々が続く間も、加賀美のその願望はふつふつと溜まっていった。
即使在忙碌的日子里,加贺美的这种愿望也在不断积累。
そして二人とも仕事がようやく落ち着いた今日。その計画を実行するときが来た。久しぶりに加賀美の家へ泊まることになったのだ。食事や風呂を済ませた後、加賀美は期待と緊張を混ぜた感情で寝室に入ってきた剣持の手を引き、ベッドへ座らせた。
终于,两人的工作都暂时告一段落。执行那个计划的时刻到了。她决定久违地在加贺美家过夜。吃过饭、洗完澡后,加贺美带着期待和紧张交织的情绪,拉着剑持的手走进卧室,让他坐到床上。
柔らかな間接照明に照らされた加賀美の瞳は、欲を見せており、剣持はふいに目を逸らしてしまった。何度その視線を浴びようと、心の底から剣持を求めていると物語っているその熱量には慣れない。
被柔和的间接照明照耀着的加贺美的眼睛,流露出欲望,剑持突然移开了视线。无论多少次被那目光注视着,那从心底诉说着对剑持的渴望的热情,他始终无法习惯。
「こら、こっち見て」 “喂,看看这边。”
「かがみさ……っん」 “加贺美……嗯。”
優しくまろい頬を撫でて、こちらを向かせる。 轻轻抚摸着柔软圆润的脸颊,让他转过头来。
薄く開いた口から呼ぼうとしていた名前すらも丸ごと飲み込んでしまうように唇に触れた。
轻触着那几乎要从微微张开的嘴唇中呼唤出的名字,仿佛将其整个吞入了唇间。
一番初めに触れたときはかさついていた唇も、切れて血が滲んでいたのを見かけ加賀美が慌ててプレゼントしたリップクリームのおかげで、今は艶々と潤っている。風呂上がりにも塗ってくれたのだろう。あとでもう一度塗り直してもらうことになるだろうけれど、と加賀美は触れるだけのキスを楽しむ。ちゅ、と時々軽く鳴る音が剣持の羞恥を煽った。
最初触碰时干燥的嘴唇,看到因裂开而渗出的血迹后,加贺美慌忙送上的润唇膏让它们现在变得光滑润泽。大概是洗完澡后也帮忙涂了吧。虽然之后还得再帮忙补涂一次,但加贺美享受着仅仅是触碰的吻。偶尔发出的“啾”声轻轻地激起了剑持的羞涩。
薄目を開けて剣持の様子を窺えば、その爛々と輝く瞳はぎゅっと固く閉じられていて思わずくすりと笑ってしまった。
微微睁开眼观察剑持的样子,那双闪耀着光芒的眼睛紧紧闭着,不由得轻轻笑了出来。
「ふふ、刀也さん、小動物みたいですねぇ」 「呵呵,刀也先生,真像只小动物呢」
「っん、は!?なんだよ小動物って!せめてもっとでかいやつにしろ!」
“嗯、哈!?什么叫小动物啊!至少换个更大的家伙吧!”
無理なお願いだなぁ、と加賀美は眉を下げた。 真是个无理的请求啊,加贺美皱了皱眉。
だって目を瞑ってぷるぷると震える姿、小動物以外になんて例えるんだ。加賀美はそれを褒め言葉のつもりで言ったが、剣持には違うように捉えたようで不服だ、と文句をつらつらと並べている。
毕竟闭着眼睛颤抖的样子,除了小动物还能拿什么来比呢。加贺美本来是想把这当作夸奖来说的,但剑持似乎理解成了别的意思,不服气地唠唠叨叨地抱怨着。
「愛おしくて堪らない、という意味ですよ」 “这意味着我无法抑制对你的爱意。”
「……んふ、なにそれわけわかんない」 「……嗯哼,那是什么,完全听不懂」
額をくっつけ、加賀美の前髪が剣持をくすぐる距離で伝えれば、剣持が今度は目を細めて楽しそうに微笑んだ。
额头相贴,距离近到加贺美的刘海轻轻拂过剑持,剑持这次眯起眼睛,露出一副愉快的微笑。
普段そんなことを言えば確実に反抗してくるであろう剣持が、この場でだけはそれを許してくれる。
平时如果说出那样的话,剑持肯定会反抗,但只有在这个场合他才会允许。
自分が剣持の中で特別な席を確保出来ていることがわかるこの瞬間が、加賀美は心底好きだった。
加贺美从心底喜欢那一刻——他知道自己在剑持心中占据了一个特别的位置。
くふくふと笑う剣持の下唇を親指で押さえる。咄嗟の加賀美の行動に、困惑しているうちに無防備に開かれた隙間へ口付けてぬるりと舌を入れた。びく、と反射的に引っ込んだ剣持の舌を怖がらせないように優しく絡め取る。
用拇指按住剑持咯咯笑着的下唇。在加贺美的突然行动中,趁着他困惑时毫无防备地张开的缝隙,吻了上去,舌头滑入其中。为了不吓到剑持那反射性缩回的舌头,温柔地缠绕着。
「ん…ゃ、ふ」 「嗯…啊,呼」
思考が溶かされ、剣持の頭の中がだんだんとふわふわしてきた。ぽかぽかと陽射しが注ぎ込む部屋で甘いミルクティーを飲んでいる時のような、暖かな優しさを加賀美から与えられている。
思绪渐渐融化,剑持的脑海变得越来越飘忽不定。在阳光温暖洒进的房间里,喝着甜甜的奶茶时那种温暖的柔情,正被加贺美给予。
こうなると口から無意識に甘い吐息が漏れ、口内を好きに暴れている加賀美の舌を自分から求めてしまう。恐る恐る剣持から舌を絡ませれば、その行為はさらに激しさを増した。
到了这种地步,口中不自觉地漏出甜美的叹息,自己主动去迎合在口内肆意游走的加贺美的舌头。胆怯地与剑持的舌头纠缠后,那动作变得更加激烈。
じゅう、と舌先を吸えば腰が跳ね、上顎をすりすりとなぞれば加賀美のシャツを握る手が震える。
轻轻吸吮舌尖,腰部一颤,舌头在上颚轻轻摩擦时,加贺美紧握衬衫的手微微颤抖。
それを繰り返していると、何度か加賀美の胸板が叩かれる。
反复这样做的时候,加贺美的胸膛被拍了好几次。
流石に限界が来たか、と名残惜しく思いながらも口を離せば、輪郭が既にとろんとした萌黄色が加賀美をぼんやりととらえていた。
果然到了极限吗,虽然依依不舍地松开了嘴,轮廓已经带着朦胧的萌黄色,模糊地映照着加贺美。
「もう蕩けちゃってる」 「已经完全融化了」
「っ、うるさい…!」 「吵、吵死了…!」
意地悪にそう笑う加賀美に、剣持はキッと睨みつけた。こんな状態で睨まれたって何も怖くないのだけれど、それを言ったらきっと不機嫌になるだろうから素直に謝っておいた。
对着恶意地笑着的加贺美,剑持狠狠地瞪了过去。虽然在这种状态下被瞪着一点也不可怕,但如果说出来的话,他肯定会不高兴,所以还是老实地道了歉。
普段ならば、そろそろ次のステップに進むのだが今回の主題は剣持をドロドロに甘やかすことだ。だから頬に手を添えて、耳元で甘く囁いた。
平时的话,差不多该进入下一步了,但这次的主题是把剑持宠得烂乎乎的。所以我把手放在他的脸颊上,在他耳边甜甜地低语。
「もう一回しましょう。ね?」 “再来一次吧。好吗?”
口には出さないが剣持は、加賀美とのキスが大好きだった。力が抜けて、加賀美のことしか考えられなくなるから。
虽然不说出口,但剑持非常喜欢和加贺美的接吻。因为那样他会放松下来,只能想着加贺美。
既に頭がいっぱいの剣持はその誘いに、断る理由なんか見つけようとせずに、小さく頷いた。
已经满脑子都是想法的剑持,没有试图寻找拒绝的理由,轻轻地点了点头。
「ふふ、いい子」 “呵呵,乖孩子”
いつも丁寧に喋る加賀美が、こういう時に限ってわざと敬語を抜く。剣持はずるいと感じつつも子供扱いとは違う「いい子」に弱かった。
平时总是说话很有礼貌的加贺美,偏偏在这种时候故意不使用敬语。剑持虽然觉得这有点狡猾,但对这种不是把自己当小孩的“乖孩子”称呼却很没抵抗力。
端正な顔が近づき、今度はすぐに舌が入ってくる。何度も角度を替え、舌を絡めていると互いの混ざった唾液が少し上を向いた剣持の喉元へ溜まっていく。剣持は絶え絶えな息の中で反射的にそれを飲み込む。
端正的脸靠近,这次舌头立刻伸了进来。不断变换角度,舌头交缠着,彼此混合的唾液慢慢积聚在微微仰起的剑持喉咙处。剑持在断断续续的呼吸中本能地将其吞了下去。
加賀美は、その白い喉元がごくりと動くのを見てひどく興奮した。
加贺美看到那白皙的喉结吞咽了一下,感到非常兴奋。
「っは、…ん、きょう、きす、長い…!」 「哈,…嗯,今天,吻,好长…!」
「嫌でしたか?」 「你讨厌吗?」
「う…いや、じゃ、ないけど…」 “呃……不是,不是那样的……”
つう、と二人を繋ぐ細い糸が切れる。 嘟,两人之间连接的细线断了。
飲み込みきれず剣持の口の端からこぼれ落ちそうな唾液を加賀美はぺろりと舐めた。その暴力的な程に色気のある行動に急いで目を逸らす。
加贺美舔了舔剑持嘴角快要流下的唾液。面对那几乎带有暴力般性感的举动,他急忙移开了视线。
「あまい」 “甜蜜”
「…変態じゃん」 “…变态啊”
「ええ、そうですよ。刀也さん限定でね」 “嗯,是的哦。只限刀也先生哦”
「…ばか」 “…笨蛋”
眼下の剣持は、悪態をつきながらも耳まで真っ赤に染まっているんだから、加賀美のちょっとした加虐心が首をもたげた。
眼下的剑持一边骂骂咧咧,耳朵却红得通透,贺美那一点点的虐待欲便开始蠢蠢欲动。
もうかなり蕩けているがまだまだこれから。加賀美の計画はまだ始まったばかりだ。
已经相当陶醉了,但还远远没有结束。加贺美的计划才刚刚开始。
剣持の頭を撫でていた加賀美の手は、今度は剣持の左耳を撫でた。耳たぶの感触を楽しみ、縁をなぞる。焦らされるようなフェザータッチに剣持はぴくりと反応した。
抚摸着剑持头部的加贺美的手,这次转而抚摸剑持的左耳。享受着耳垂的触感,沿着边缘轻轻描摹。那如羽毛般轻柔的触碰让剑持不由得微微一颤。
「刀也さん」 「刀也先生」
「〜ッ!?み、耳元でしゃべんな!」 “〜!?别、别在我耳边说话!”
顔を寄せ、耳元で囁く。その声に真っ赤になった剣持は耳を抑えて飛び起きた。
凑近脸,在耳边低语。听到那声音,脸红透了的剑持捂着耳朵跳了起来。
態度も言葉も分かりやすく自分の弱点を教えてくれるのだから、なんて可愛いんだと加賀美も笑ってしまう。
态度和话语都清楚地告诉自己弱点,真是太可爱了,加贺美也忍不住笑了。
「とうやさん」 “冬也さん”
逃げようとする彼の手首を軽く掴んで耳にふー、と息を吹きかければ、ますます力の抜けた剣持は余裕で捕まえられた。
试图逃跑的他手腕被轻轻抓住,吹了一口气到耳边,剑持越发无力,轻松就被抓住了。
剣持はがくんと腰が抜けたように加賀美にもたれかかる。それをしっかりと抱きしめて支えながら、更に追い打ちをかけるようにそっと囁いた。
剑持像腰软了一样扑倒在加贺美身上。他紧紧抱住支撑着,同时轻声低语,仿佛要再加一把劲。
「耳も弱いんですねぇ」 “耳朵也很敏感呢”
「もう、だま…れ…!」 “够了,闭…嘴…!”
「もしかして、名前呼ばれるの好きだったりします?」
“难道说,你喜欢被叫名字吗?”
加賀美の質問には口を結んで答えようとしない。反抗的な態度に仕方ないから、何度も名前を囁く。剣持さん、刀也さん、刀也、付き合い出してから増えた呼び方も含めて大事にひとつずつ。
加贺美的问题他紧闭双唇不愿回答。面对他的反抗态度,没办法,只能一次又一次地低声呼唤他的名字。剑持先生、刀也先生、刀也,包括交往后增多的称呼,都一一珍惜。
それを2回ほど繰り返した後にいやいやと駄々っ子のように首を振って、剣持は観念した。
在重复了两次之后,剣持像个任性的孩子一样摇着头,最终认输了。
「すき、すきだからぁ、もう、やめろ…!」 「喜欢、因为喜欢了,已经,停下……!」
第一関門突破だ。剣持の口からこの行為が好きと聞くことができた、と加賀美は満足気に口角を上げた。
第一关卡突破了。加贺美满意地扬起嘴角,从剣持口中听到了他喜欢这种行为。
こうやって少しずつ剣持の理性を溶かして、言葉にすることのハードルを下げることが今回の目的なのだから。
这次的目的就是要这样一点一点地融化剣持的理性,降低他说出口的门槛。
額に口付けを落とし、後頭部をぶつけないように支え、押し倒す。普段加賀美が使う大きめの枕が剣持の頭を包んだ。
在额头上落下一个吻,支撑着后脑勺避免撞击,将其按倒。平时加贺美使用的较大的枕头包裹住了剑持的头。
ちゅ、と軽く唇を食みながら加賀美の手は剣持の服の中に手を入れる。薄いがしっかりと引き締まった腹に手を滑らせた。横腹から徐々に上昇した手は胸の頂を避けてくるくると肌を愛撫する。
轻轻地啃咬着嘴唇,贺美的手伸进了剑持的衣服里。手滑过那虽薄但紧实的腹部。手从侧腹慢慢上升,避开胸部的顶端,轻柔地抚摸着肌肤。
「ん……うぅ」 「嗯……呜」
最初は少しくすぐったいのか身を捩らせていたが、次第に切なげに鼻をならした。
起初因为有些痒而扭动身体,但渐渐地发出带着些许痛苦的鼻息。
物足りないのだろう。だが、加賀美はあえてその手を明確な場所には触れない。大きく円を描くように肌に触れ、徐々に中心に近づけていく。そしてもう少しで触れそうというところで遠ざかる。
大概是不满足吧。然而,加贺美故意没有触碰到明确的位置。他像画大圆一样触摸着肌肤,逐渐靠近中心。然后就在快要触碰到的地方又远离了。
剣持が不満の色を浮かべて見上げると、加賀美と目が合った。
剑持露出不满的神色抬头看去,正好与加贺美的目光相遇。
「それ、わざとだろ!」 “那是故意的吧!”
「ん〜?なんのことですか?」 “嗯~?您说的是什么事呢?”
「くそ、ッん、しらばっくれやがって…!」 “该死,嗯,装作不知道的样子……!”
加賀美は、剣持が言うまでそれを繰り返すつもりらしい。それならこっちも対抗してやる、と剣持も長期戦を覚悟した。
加贺美似乎打算一直重复下去,直到剑持开口为止。既然如此,剑持也做好了长期战斗的准备,决定进行对抗。
まだ羞恥が勝っているか、と加賀美は少しだけ乳首に触れるか触れないかのところを一瞬掠めた。
羞耻感还占上风吗,加贺美稍微触碰了一下乳头,几乎没有触及,只是轻轻掠过了一瞬。
「あッ!」 “啊!”
いい反応を見せた剣持に、加賀美はほくそ笑む。 对剑持表现出的良好反应,加贺美暗自窃笑。
触れるのはさっきの一回きりにして、肌をつう、となぞった。
触碰只限于刚才那一次,轻轻划过肌肤,发出“嗒嗒”的声音。
「わたくし、分からないなぁ」 “我,真是不明白啊。”
「ぜったいわかってるだろ!」 “你明明完全懂得吧!”
一度掠めたことで余計に、焦らされ、快楽を待ち望む乳首にジクジクとした熱が溜まっていくのを感じた。
仅仅是轻轻掠过一次,反而更加让人焦急,感受到乳头渴望快感时积聚的隐隐热度。
今ここで触れられたら、どれほど気持ちいいか。それを知っているから、せっかく決めた長期戦の覚悟が揺らぐ。
如果现在就在这里被触碰,会有多么舒服啊。正因为知道这一点,才让我好不容易下定的长期战斗的决心动摇了。
「ほら刀也、教えてくれないと」 “喂,刀也,不告诉我可不行哦”
「……」 「……」
アンバーの瞳がきゅう、と細められた。言葉にすることを促されている。すべてを見透かされているような表情にどうにも逆らえない。
琥珀色的眼睛紧紧地眯了起来。被催促着说出口。那种仿佛被看透一切的表情,让人无法抗拒。
バクバクとうるさい心臓を無視して、やけに乾く口を開いた。
无视怦怦乱跳的心脏,张开了异常干燥的嘴。
「う、……ちゃん、と、ちくびも、さわって…!」 「呜、……请、也摸摸、乳头……!」
加賀美は上がる口角を抑えきれなかった。顔を真っ赤にして、自分の欲求を正直に口にしてくれたことにこの上ない満足感を覚える。
加贺美忍不住上扬的嘴角。脸颊通红,对方坦率地表达了自己的欲望,他感到无比满足。
「ふふ、仰せのままに」 「呵呵,遵命。」
望み通り、もう既に固く上を向いている乳首を指の腹でそっと擦ってやる。
如你所愿,我用指腹轻轻地擦拭着已经坚挺向上的乳头。
「んぁ…!ぁふ、ぅん」 「嗯啊…!啊呜,嗯」
待ち望んでいた刺激は、剣持の身体を甘く痺れさせた。優しく摘まれ、時々弾かれる。その度に下腹部がどうしようもなく疼いた。
期待已久的刺激让剑持的身体甜蜜地麻痹。被温柔地捏着,时不时被弹开。每次都让下腹部忍不住地隐隐作痛。
爪でカリカリとされ、無意識にも腰が揺れてしまう。 被指甲轻轻刮擦着,腰不自觉地摇晃起来。
「腰動いちゃってますよ」 「你的腰动起来了哦」
「や、っ…!いうな、ばかぁ」 “不、别说啦,笨蛋”
そんな恍惚とした表情でばかと言われてもご褒美にしかならないのだが。
即使被说成是傻瓜,带着那样恍惚的表情,也只会成为奖励而已。
その言葉が結果的に加賀美を煽っていることを剣持は気づいていない。
剑持没有意识到,那句话实际上是在激怒加贺美。
つん、と主張する先端を口に含む。上から聞こえる抗議の声を無視して、じゅう、とわざと音を立てて吸った。見せつけるように剣持の表情を見ながら舐め上げる。口を抑え声を我慢しようとしているが、ぴくぴくと揺れる四肢が感じていることを加賀美にバラしていた。
他把尖端含进嘴里。无视从上方传来的抗议声,故意发出吮吸的声音。边舔边看着剑持的表情,像是在炫耀似的。虽然捂着嘴努力忍住声音,但颤抖的四肢已经向加贺美泄露了她的感受。
吸ったり舐めたり、乳首への愛撫を続けていると捲りあげたスウェットが徐々に落ちてきて加賀美の邪魔をした。
一边吮吸一边舔着,继续爱抚乳头,卷起的运动衫渐渐滑落,妨碍了加贺美。
「刀也さん、これ持っててくれますか?」 「刀也先生,可以帮我拿着这个吗?」
加賀美はそう言って、捲った服を剣持自身に持たせる。剣持は素直に指示に従い、両手でそれを固定した。自分で弱点を晒し、しっかりと快楽を感じ取り、目を閉じてそれに溺れている。恋人のそんな姿に興奮しない人がいるのなら教えてほしい。
加贺美这么说着,把掀起的衣服交给剑持自己拿着。剑持乖乖地按照指示,用双手固定住。自己暴露弱点,充分感受快感,闭上眼睛沉溺其中。如果有人看了恋人这样的样子还不会兴奋,请告诉我。
「ッあ…ん…ぁ」 「啊…嗯…啊」
「すっかりここで気持ちよくなれるようになりましたね?」
“你已经完全能在这里感到舒服了吧?”
胸の気持ち良さなんて知らなかった剣持だが、加賀美に開発されてから試しにひとりでする時も触ってみるようにしていた。しかし自分で触ると別に対して気持ちよくなかった。
剑持以前并不知道胸部的快感,但在被加贺美开发之后,尝试一个人时也会摸摸看。然而自己摸的时候并没有特别舒服。
なのに加賀美に触られるとどうしてこんなにぞくぞくするのか。
可是被加贺美触碰时,为什么会感到这么一阵阵酥麻呢。
「ぜんぶ、か、がみさんの、せい…っ!」 “全都是、加上、镜先生的、错……!”
「ふふ、そうですね、私のせいです」 「呵呵,是的,这是我的错。」
愛しの恋人が自分のせいで弱い箇所が増えたなんて、嬉しいに決まっているだろう。加賀美はくつくつと笑って、てらてらと光る唇を優しく自身の唇で押し潰した。
深爱的恋人因为自己而变得更加脆弱,这怎么可能不开心呢。加贺美轻轻地笑着,用自己温柔的嘴唇轻轻地压住那闪闪发光的嘴唇。
「だから、もっと気持ちよくなりましょうね?」 「所以,要更加舒服才行哦?」
そう微笑んで、加賀美はゆっくりと剣持の下の膨らみへ手を伸ばした。物欲しそうな瞳をしている剣持のズボンに手をかける。
那样微笑着,加贺美慢慢地伸手到剑持下方的隆起处。她的手搭在剑持裤子上,眼神中带着渴望。
「腰あげれますか?」 “你能抬起腰吗?”
「ん…」 「嗯……」
剣持のズボンを下着ごとずらした。すでに先走りでぐっしょりと濡れた下着が糸を引いているのが見えて、加賀美は余計に腰が重くなるのを感じた。
剣持把裤子连内裤一起拉了下来。已经被前戏的液体浸湿得湿漉漉的内裤还拉出丝线,看到这一幕,加贺美感到腰部更加沉重。
「はは、もうぐちゃぐちゃだな、これ」 「哈哈,已经一团糟了啊,这个。」
先走りを纏って溶けるように熱い陰茎を握り、上下に動かす。剣持の弱い所を熟知した加賀美の手に迷いはなく、的確に絶頂へと導く。
握住先端包裹着的炽热阴茎,缓缓上下移动。加贺美对剑持的弱点了如指掌,手法毫不犹豫,准确地引导他走向高潮。
「んッ、っふッ、んっ、は、うぅ…♡」 「嗯、呼、嗯、哈、呜呜…♡」
甘い声をあげて、内ももをカクカクと揺らす。 发出甜美的声音,内侧大腿轻轻颤动。
ぐちゅぐちゅ、と湿った音が部屋に響く中、加賀美の指が、裏筋をぐっと押した。
在房间里回荡着湿润的声音时,加贺美的手指用力按压着内侧筋脉。
「んぁ…ッ!♡」 「嗯啊…!♡」
「ここ、好きですもんね?」 「这里,你喜欢吧?」
「そこ、やぁ、やだッ!あっ♡」 “那里,不,讨厌!啊♡”
あまりに強い刺激に、寝そべった体勢から、上半身を起こして後ずさるようにして上へ逃げようとするも、ヘッドボードに立てかけられたクッションが背中に当たりすぐに退路は絶たれた。
由于刺激过于强烈,他从躺着的姿势中坐起上半身,试图后退着向上逃去,但背后靠着床头板的靠垫挡住了他的背,很快就断绝了退路。
「こら、逃げない」 “喂,别逃。”
後ろの壁に加賀美が左手をつき、剣持の顔を覗き込んだ。加賀美の熱っぽい視線を近くで浴びて、全身がやけどしそうな気までしてくる。
加贺美用左手撑在后面的墙上,探头看着剑持的脸。近距离感受到加贺美炽热的目光,整个人仿佛都要被灼伤了一样。
「ちゃんと見て」 “好好看着”
そう言って再び剣持のものを扱いた。先端からとぷとぷ、と先走りが溢れ加賀美の手を汚していく。
这么说着,他再次开始触碰剑持的东西。先端不断地滴落着前列液,弄脏了加贺美的手。
座ったことがあだとなり、加賀美が剣持のものを触るのが丸見えになってしまって、その光景が恥ずかしくてたまらない。なのに目が離せないでいる。
坐着的姿势成了祸根,加贺美触碰剑持的东西被完全看见了,那一幕让人羞耻得受不了。尽管如此,目光却无法移开。
「あッ♡うぅ……だめッ♡だ、めッ!」 “啊♡呜……不行♡不、不行!”
「なんでダメなんですか?」 “为什么不行呢?”
その瞳はこぼれ落ちそうな程に潤んでいるくせに、口ではやだだめ、と駄々をこねた。
那双眼睛湿润得仿佛要溢出来一样,嘴上却撒娇地说不行不行。
加賀美は手を止めずに耳に口を寄せ、低く囁く。この低い声に剣持が弱いということを知っていてわざとやっている。
加贺美没有停下手,凑近耳朵低声细语。剑持知道他对这低沉的声音很弱,所以故意这样做。
「ふッ、ん♡すぅ、すぐ、いッ、ちゃ、うからぁ♡」 「呼,嗯♡呼吸,马上就要,去了哦♡」
「なぁんだ、なんにもダメなことないですね」 “哎呀,根本没有什么不行的嘛。”
「ひっ…!まって、!ッ、はッ♡はやいぃ♡」 “呜…!等、等一下,!哈♡好快♡”
加賀美の大きな手が全部を包み込み、動きを早める。 加贺美那双大手将一切包裹住,加快了动作。
高校生にしては達観した考えを持つ剣持の脳内は、今は気持ちいいことだけでいっぱいだった。
作为高中生却拥有超然想法的剑持脑海中,此刻只充满了令人愉快的事物。
「はふ、ぁッ♡か、かがみさん♡んぁうっ♡」 「哈呜,啊♡卡、卡镜小姐♡嗯啊呜♡」
剣持は手を加賀美の首に回し、自らキスを強請る。舌先同士がそっとそこから痺れるような甘い感覚が巡った。
剑持将手环绕在加贺美的脖子上,主动索吻。舌尖轻轻相触,随之传来一阵麻痹般的甜蜜感觉。
上も下も全てが気持ちよくて、まだ前戯なのに剣持の頭はくらくらとしていた。
无论是上面还是下面,全部都感觉非常舒服,虽然还只是前戏,剑持的头已经有些晕眩了。
「んむ、ふぁ、♡も、ぃっ♡イっちゃ、ぁ、あ、あッ……!!♡♡」
「嗯呜,哈,♡我、要、射♡了,啊,啊,啊……!!♡♡」
ぎゅ、と目を閉じて加賀美の手に勢いよく白濁を吐き出す。
紧闭双眼,用力地将白浊吐在加贺美的手上。
達した後特有の脱力感に身を任せ、加賀美の肩に力の抜けた頭を凭れさせてはふはふと荒い息を吐いた。頭を優しく撫でられていると、だんだんと呼吸も落ち着いてくる。
在达到高潮后特有的无力感中放松身体,将无力的头靠在加贺美的肩膀上,喘着粗气。当头被温柔地抚摸时,呼吸渐渐平稳下来。
「刀也さん」 「刀也先生」
名前を呼ばれ、ゆるい動きで顔を上げると、ギラギラと輝く琥珀と目が合う。どちらともなく唇を合わせていると、ゆっくりと押し倒されて太ももをするりとなぞる。
被叫到名字,缓缓抬起脸,与闪闪发光的琥珀色眼睛相对。两人不约而同地吻上了对方的唇,随后被慢慢推倒,感受到大腿轻轻滑过。
「こっちも触っていいですか?」 “我也可以摸这里吗?”
加賀美の手は太ももを通り過ぎ、お尻を撫でる。 加贺美的手从大腿滑过,抚摸着屁股。
まさぐるような手つきにこれからのことを期待して、息を呑んだ。
被那种探索般的手势激起了对未来的期待,屏住了呼吸。
「っ、いちいち、聞かなくていい…!」 「不、不用每次都问……!」
ふい、と顔を逸らして答える剣持の言葉を了承と受け取って、加賀美はベッドサイドから用意していたローションを取り出した。
加贺美将剑持那突然转过脸去回答的话视为同意,从床边拿出了准备好的润滑液。
適量を出し、剣持が冷たくないよう人肌に温める。しっかりとそれを纏って、縁をなぞってからゆっくりと押し進める。
取适量,温热至与剑持的体温相近,不让他感到冰冷。紧紧包裹住后,沿着边缘轻轻描摹,再慢慢推进。
しかし、思った以上に進みがスムーズなことに加賀美は首を傾げた。随分と柔らかい。早くも指2本入ってしまいそうなほど解されている。
然而,加贺美对进展比预想中顺利感到疑惑。非常柔软。几乎已经能插入两根手指了。
顔をあげれば、いたたまれないような表情をしている剣持と目が合った。
抬起头时,与剑持那副难以忍受的表情对上了眼。
「刀也さん、もしかして、ご自分で…?」 “刀也先生,难道是您自己……?”
剣持はあからさまに目を逸らした。 剑持明显地移开了视线。
平均サイズよりも大きい加賀美のものを受け入れるには、相応の慣らしが必要で、痛がる剣持を見たくない、と加賀美は毎度ここに時間をかけていた。毎度手間をかけるのは申し訳ない、それなら自分でやってみようかと先程風呂場で準備した。
为了接受比平均尺寸更大的加贺美的东西,需要相应的适应过程,加贺美每次都会花时间在这里,因为不想看到剑持感到疼痛。每次都麻烦对方感到抱歉,于是刚才在浴室里准备好,想着自己试试看。
それを掻い摘んでぽつりぽつりと話す。 将其简要地零零散散地说出来。
「えぇ……刀也さんが……ご自分で……」 “诶……刀也先生……亲自……”
いつもより風呂が長かった理由はこれだったのか、と冷静な自分が分析する。そうでもしないと正直、その光景を想像して加賀美はどうにかなりそうだった。あの剣持が自分のためを想って準備してくれた嬉しさと、剣持も自分と同じように夜を期待してくれていたことの喜び、そして見てみたかったという悔しさが混ざり合う。
洗澡时间比平时长的原因原来是这个啊,冷静的自己这样分析着。要不是这样说实话,光是想象那一幕,加贺美就快要受不了了。那是因为剑持为自己着想而准备的喜悦,剑持也像自己一样期待着夜晚的喜悦,以及想看却没能看到的遗憾交织在一起。
「何回も言うなよぉ…」 “别说那么多遍了啦……”
ついには顔を手で覆い隠してしまった剣持に、ハッと加賀美の思考が戻ってきた。
最终,剑持用手遮住了脸,贺美的思绪猛然回到了现实。
いけない、今日はあくまで刀也さんを優しく甘やかして理性を溶かされた姿を見たいのだ、と当初の目的を思い出して首を振った。ここで自分が理性を飛ばすわけには、とかっこいい大人は目的達成のために踏みとどまる。
不行,今天的目的毕竟是想温柔宠爱刀也先生,看到他理性被融化的样子,她想起了最初的目标,摇了摇头。作为一个帅气的大人,她不能在这里失去理智,必须为了达成目的而坚持住。
「ごめんなさい、あまりにいじらしくてつい」 “对不起,实在是太可怜了,不由得……”
藤紫の髪を撫でて、額に優しく唇を落とす。 抚摸着藤紫的头发,轻轻地在额头上落下唇。
いれたままだった指で、とん、と軽く中を刺激した。 用还插着的手指,轻轻地敲了敲里面。
「うぁッ♡」 “哇♡”
「このまま仕上げ、しちゃいましょうね」 “就这样完成吧。”
そう称して、加賀美の指が中をかき混ぜる。剣持の指では届かなかったところまで、丁寧に解していく。
这样称呼着,加贺美的手指在里面搅动。剣持的手指够不到的地方,他细心地一一解开。
「刀也さんが私のためを想ってくれたこと、とっても嬉しいです。ですが、申し訳ないだなんて思わないで。手間なんて思ったことない。私がしたくてやってるんです」
“刀也先生为我着想,我非常高兴。不过,请不要觉得抱歉。我从未觉得这是麻烦。我是因为想做才去做的。”
加賀美の心の内を真っ直ぐな言葉で伝える。 用直白的语言传达加贺美内心的想法。
彼の心に伝えたいことがあるならば、回りくどいことはせずに素直な言葉が一番なのだと、剣持と過ごした長い期間で学んだ。
如果有想传达给他的心意,就不要拐弯抹角,坦率的言语才是最好的——这是我和剑持一起度过的漫长时光中学到的。
「あぅ♡わ、わかったぁ、あっ、んん♡」 「啊呜♡知、知道了啦,啊,嗯嗯♡」
加賀美の学びを肯定するように、剣持はこくこくと頷いた。
为了肯定加贺美的学习,剑持点了点头。
ここまで解せば痛い思いはしないだろう、と加賀美はキリをつけて指を引き抜く。その指すらも逃すのが惜しいというように中がきゅうとうねった。
到这里应该不会再感到痛了吧,加贺美说着结束动作,拔出了手指。连那根手指都像是舍不得放开一样,里面紧紧地蠕动着。
加賀美は自身のベルトに手をかけ、纏っていたものをベッドの下へ少々乱暴に脱ぎ捨てる。すでに立派にそそり立つそれにゴムを着け、剣持の片方の裏ももを押さえた。重たい質量を思い出して剣持の喉が鳴る。
加贺美把手放在自己的皮带上,将身上的衣物稍微粗暴地扔到床下。已经挺立起来的那东西套上了安全套,按住了剑持一侧的大腿内侧。剑持回想起那沉重的分量,喉咙发出声音。
「指だけでこんなになって、私のいれたらどうなっちゃうんでしょうね?」
“光是用手指就变成这样了,要是我放进去会怎么样呢?”
可愛い剣持の姿を見れば少し意地悪してみたくなって、加賀美はぴったりとあてがいそのまま動かずに尋ねてみる。
看到可爱的剑持模样,心里有点想要调皮一下,加贺美紧紧贴上去,一动不动地问道。
「ここに、私のほしい?」 “你想要这个吗?”
剣持はムッとして覆い被さる加賀美に手を伸ばす。こんなところまで来て焦らされるなんて思ってなくて、頬でも抓ってやろうとしたのだ。
剑持不悦地伸手推开压过来的加贺美。他没想到会在这种地方被逗弄,原本还想掐掐他的脸颊。
「いわなきゃ、わかんないの?」 「不说的话,你就不明白吗?」
「刀也さんの口から聞きたいんです」 「我想从刀也先生的口中听到。」
しかし、伸ばした手は空中で加賀美の指に絡まれてしまった。ささやかな悪戯すらできずに加賀美に捕まってしまった剣持は、目をぱちりと瞬かせた。
然而,伸出的手在空中被加贺美的手指缠住了。连一点小小的恶作剧都没能做成就被加贺美抓住的剑持,眨了眨眼。
ほんの少しの沈黙の後、ぐっと繋がれた手を引き寄せる。
短暂的沉默后,紧紧握住的手被拉近。
「…はやとさんの、ほしい」 「……我想要早翔先生的。」
どろり、とミルクティーの瞳に砂糖が溶けるのが剣持にも分かった。
浓稠地,剑持也能看出奶茶的眼中糖分正在融化。
「よくできました」 “做得很好”
先端を埋めゆっくりと腰を進めていく。 将尖端插入后,缓缓地推进腰部。
入念に解された中は、加賀美のものをどんどん飲み込んでいった。
被细心搅拌过的内部,逐渐吞噬着加贺美的东西。
「ッひあぁ、ぁう♡ぁぁっ♡」 「呜啊,啊呜♡啊啊♡」
初めはあんなに痛かったのに、今では中が満たされていく度に快楽を拾って甘い声が漏らす。
一开始那么痛苦,但现在每当内部被填满时,就会感受到快感,发出甜美的声音。
絡んだ指はシーツに縫い付けられ、顔を隠すこともできずに加賀美に全てさらけ出している。
纠缠的手指被缝在床单上,连遮住脸都做不到,完全暴露在加贺美面前。
「刀也」
甘く名前を呼び、開いた口から覗く赤い舌にかぶりつくようにキスをした。
甜蜜地呼唤着名字,像咬住那从张开的嘴里探出的红舌头一样吻了上去。
あえて呼び捨てにしたのは仕返しだ。加賀美が剣持からのハヤトさん呼びに弱いように、剣持だって加賀美からの刀也呼びに弱い。
故意直呼其名是报复。就像加贺美对剣持称呼“隼人先生”很在意一样,剣持对加贺美称呼“刀也”也很在意。
とろんとした瞳をしながら、加賀美を全身で受け入れる。自身が馴染んだことを確認して、加賀美はゆっくりと抽挿を始めた。
带着迷离的眼神,全身心地接受着加贺美。确认自己已经适应后,加贺美缓缓开始插入。
「ん、ふ、はふ、ん、ん…♡んぁっ、あぁっ♡は、♡ぁっ♡」
「嗯、呼、哈呼、嗯、嗯…♡嗯啊、啊啊♡哈、♡啊♡」
「はは、かぁわいい」 “哈哈,好可爱”
「か、ぁいくなッ…!あッ♡んっ…」 “好、好厉害…!啊♡嗯…”
「いいえ、刀也はかわいいです」 “不,刀也很可爱。”
加賀美は一旦腰を引き、亀頭で膨らみをごりゅと押した。背筋がぞくぞくとする。
加贺美暂时收回腰部,用龟头按压着膨起的部分。脊背一阵发凉。
「ふぁあッ…!♡♡」 「哈啊…!♡♡」
「刀也はここが弱いんですよね?」 “刀也这里很弱,对吧?”
「は、うぁっ♡、よわくないぃ♡んッ!」 “哈,呜啊♡,我不软弱啦♡嗯!”
「嘘おっしゃい、こんな可愛い顔して」 “别骗我了,明明长着这么可爱的脸”
自分がどんな顔してるのかなんて剣持は見るすべは無いのだけれど、きっとだらしない顔をしているんだろうななんて思った。けれど、加賀美がそれをあまりに愛おしそうに見つめて言うものだから、加賀美にとってはきっと気に入る顔だったのだろう。
剑持虽然不知道自己是什么表情,但他想自己肯定是一副邋遢的样子。不过,加贺美看着他那副表情,满是宠溺地说道,想必对加贺美来说,那一定是他喜欢的样子吧。
「それにここも…」 “而且这里也……”
奥をとちゅん、と突けば全身にじりじりと快感が走る。ずるずると内側全体を擦られ、優しいのに暴力的なほどの快楽が剣持を襲った。
轻轻一戳奥处,快感如电流般遍布全身。内侧被缓缓摩擦,温柔却又近乎暴力的快感袭击了剑持。
「あっ…♡ぁッ♡あ…へぅ♡ふぁ♡あ…♡はぁ」 「啊…♡啊♡啊…呼呜♡哈♡啊…♡哈」
「私のこと離したくないって言ってるみたいですね」 “好像在说不想放开我一样呢”
突かれるごとにきゅんきゅんと加賀美のものを締め付けてしまう。それが恥ずかしいのに、自分の意思では止められない。
每次被顶撞,都会紧紧地收缩着加贺美的东西。虽然感到害羞,但自己却无法停止。
「あっ♡♡ひ、あ"ッ♡、ッふぁ♡」 「啊♡♡嗬、啊"ッ♡、ッ呼啊♡」
「かわいい、かわいい私の刀也」 “可爱,可爱的我的刀也”
甘ったるい声で紡がれる可愛いは、普段ならそんなこと言うなとばっさりと排斥するのに、今はそれをしなくてもいいかななんて、思う。与えられ続ける甘美に溺れて、もともと少なかった理性が溶けだしていく。
用甜腻的声音说出的“可爱”,平时我会毫不留情地拒绝这种话,但现在却觉得或许不必那样做也无妨。沉溺于不断给予的甘美,原本就不多的理性渐渐融化了。
「ん、あぅっ♡ ひッ、んぁ♡♡はゃとさ…♡」 「嗯、啊呜♡ 嗯、啊♡♡ 快点嘛…♡」
「なぁに?」 “怎么了?”
繋がれた手だけじゃ足りない。もっとたくさん触れ合っていたくて。剣持は、めいっぱい手を広げる。
仅仅牵着的手还不够。我想要更多的接触。剑持张开双手,尽可能地伸展开来。
「ぎゅって、して…?」 “抱紧我,好吗…?”
ぽやんと潤んだ瞳と上気した頬、それに加えて破壊力の高いいじらしいおねだり。
迷蒙湿润的眼眸和微微泛红的脸颊,再加上极具杀伤力的可怜巴巴的撒娇请求。
加賀美は暫く固まったあと、遅れた思考で言われたことを理解する。そして加賀美は剣持をぎゅうと力強く抱きしめた。
加贺美愣了一会儿,迟缓地理解了所说的话。然后加贺美用力紧紧地抱住了剑持。
「んふふ、はやとさん、すき」 「嗯呼呼,隼人先生,我喜欢你」
お願いが叶った剣持は満足そうに加賀美の肩口に頭を擦り付けている。
愿望实现后的剑持满足地将头贴在加贺美的肩膀上。
加賀美は自分の中の理性が崩れる音を聞いた。 加贺美听到了自己内心理性崩溃的声音。
「あぁ、ちょっとやばい、可愛すぎるなこれ」 “啊啊,有点不行了,这也太可爱了吧”
剣持の口からお願いを聞きたいという目的は達成したわけだし、もう自分が理性を飛ばしたっていいはずだ。いままでむしろよく耐えた自分、と加賀美は乱雑に前髪をかきあげ、ベッドに頭をぶつけないように剣持の頭頂部へ手を添えた。
剑持口中已经达成了想要听到请求的目的,自己理应可以放飞理性了。加贺美心想,自己到现在为止反而是挺能忍的,他乱糟糟地拨开前额的刘海,手托着剑持的头顶,避免撞到床。
「あ"ぁッ…!♡きゅ、に、ッは、はやいぃ!♡」 「啊啊…!♡太、太快了!♡」
「刀也が可愛いのが悪い」 「刀也太可爱了,这都是他的错」
「ッぁ"…!♡♡まって、おく、あぁ♡つかないれぇ…!!♡」
「啊…!♡♡等等,放、啊♡不要停下来…!!♡」
呼吸を整えようと息を吸えば、加賀美の香りが一気に流れ込んできて頭がクラクラした。
试图调整呼吸时,一吸气,加贺美的香气瞬间涌入,头脑一阵眩晕。
「すき、はぁとさッ♡ん"っ…♡」 「喜欢,心♡啊…♡」
「っ!刀也、大好きです」 「呜!刀也,我也非常喜欢你」
「んぁあ♡あ"ッ♡ッすき、きもち、い♡」 「嗯啊♡啊♡喜欢,感觉,好♡」
「私も、気持ちいいです…!」 「我也很舒服…!」
いつもは恥ずかしくて言えないから心の底にしまい込んでいる言葉も、揺さぶられ口から滑るように出てくる。
平时害羞不敢说的话语,这次被触动后从心底滑出嘴边。
「あッ♡い、くッ、♡ぃっ♡イっちゃ♡あ"ッ♡」 「啊♡要、射、♡要射♡射了♡啊"♡」
「私でたくさん気持ちよくなって?」 “用我让你感觉舒服多一点,好吗?”
足がガクガクと震え、自分が自分じゃなくなりそうで、剣持は必死に加賀美にしがみついた。
双腿颤抖不已,感觉自己快要变得不像自己了,剑持拼命地抓住加贺美不放。
「うぁ"っ♡、んゃッ!!も、イッ…!あっっ…~~~~♡♡」
“呜啊♡,嗯呀!!要、要射了…!啊啊…~~~~♡♡”
加賀美の腕の中でビクビクと身体を震わせて精を吐き出す。締まる中に加賀美は思わず眉を顰めて耐えた。
在加贺美的怀中,身体颤抖着吐出精液。加贺美在紧绷中不由皱起眉头,忍耐着。
瞳をぎゅっと固く閉じ、はふはふと呼吸を繰り返す剣持の頭を何度か撫でてやれば、剣持はゆるりと安心しきった笑みを浮かべた。胸が締め付けられる。と同時に腰がずくんと一層重くなった。
紧紧闭上眼睛,反复喘息着的剑持的头被轻轻抚摸了几次,剑持露出了放松安心的笑容。胸口被紧紧揪住。与此同时,腰部也沉重地一阵发紧。
「ぅあッ!?♡まだ、おっきく…!♡」 「呜啊!?♡还这么大…!♡」
「刀也、もうちょっと、頑張れますよね?」 “刀也,你还能再努力一点吧?”
「あ"、♡…はぁっ…!♡む、り♡ぃま、ッあ♡イッた、ばっか!♡あぁ"っ♡」
「啊♡…哈啊…!♡不、行♡嘛、啊♡刚刚射了!♡啊啊♡」
「大丈夫、刀也なら、できますッ」 「没关系,我也会用刀的。」
圧迫感すらも気持ちよさに変わっていく。二度達したことで癖がついたのか、剣持は簡単に絶頂の道を辿った。
连压迫感也变成了快感。或许是因为已经高潮了两次,剑持轻易地走上了顶点的道路。
「あぁ"っ♡はぁ"っ…♡♡いくっ♡またイくっ、♡」
「啊啊♡哈啊…♡♡要射了♡又要射了♡」
加賀美の背中にシャツ越しに爪を立てて、強い刺激を逃そうとした。
我透过衬衫在加贺美的背上抓了几下,试图释放强烈的刺激感。
「ああぁあ"ぁッッ♡〜〜〜ッ♡♡」 “啊啊啊啊♡~~~啊♡♡”
「さっきから、中だけでイケてますねぇ、いいこ♡」 “从刚才开始,你一直只在里面高潮呢,乖孩子♡”
「ぅえ!、ま、まっ、てぇ!あ"ッ♡」 “呜哇!等、等、等一下!啊♡”
着たままだったお互いの服も身体ももうぐちゃぐちゃで消して気分のいい状態ではないのに、それすらも興奮材料となる。
穿着对方的衣服,身体也已经乱成一团,明明并不是让人感觉愉快的状态,但连这点也成了兴奋的来源。
ビクビク震える剣持のものは段々と勢いを弱めていき、ぴゅくと力なく精を吐き出すことしかできなくなっていた。
颤抖不已的剑持之物渐渐失去了力气,只能无力地喷出精液。
「いま、ぃッ♡♡イっ、てる"、ッからぁ♡♡」 「现在、要♡♡射了、因为♡♡」
「ずっと気持ちいいですねぇ♡」 「一直都感觉很舒服呢♡」
「あ"っあぁッ、!!ッふ♡♡」 「啊"啊啊、!!呜♡♡」
「ぐちゃぐちゃでかぁわいい♡」 “乱糟糟的,好可爱♡”
「はぁとしゃ…ッ♡♡んむ♡」 「哈啊…♡♡嗯♡」
名前を呼ぶと唇を塞がれる。溶けてしまうんじゃないかってくらいどこもかしこも熱い。
叫出名字时,唇被封住了。热得仿佛要融化一般,哪里都是炽热的。
「ッは♡♡い"ッ…♡いぐ…♡」 「啊♡♡嗯"啊…♡要射了…♡」
「いいですよ、一緒に、イきましょうね♡」 「好的哦,一起,高潮吧♡」
ぐっ、と最奥を突かれバチバチと強い衝撃が走った。 被狠狠地顶到了最深处,强烈的冲击感噼啪作响地传来。
「あ"ッ!!ふぁっ…ッッッ~~~♡♡♡」 “啊”!!哈啊…啊啊啊~~~♡♡♡”
「ッく…!!」 「呃…!!」
それに耐えられず絶頂を迎えた。その締めつけに加賀美も眉を顰めて、ゴム越しに熱いものを注ぐ。
无法忍受那种感觉,达到了高潮。加贺美也皱起了眉头,通过避孕套注入了炽热的东西。
加賀美はゆるゆると腰を何度か動かした後、ずるりと中から引き抜いた。そして自身の欲を受け止めたゴムを外して縛り、ゴミ箱へ捨てに行く。その姿をぼんやりとした様子で眺めている剣持の頬に手を添える。
加贺美缓缓地动了几下腰,然后从里面慢慢抽了出来。接着脱下接住自己欲望的安全套,绑好后扔进了垃圾桶。她将手放在剑持那张迷离的脸颊上,静静地注视着他。
「お身体、大丈夫ですか?」 “您的身体还好吗?”
「ん」 「嗯」
「よかった。服、汚れちゃいましたね。洗うので脱いじゃいましょうか」
“太好了。衣服弄脏了呢。要不要脱下来洗一洗?”
「ん」 「嗯」
まだふわふわとしているのか素直に万歳の体勢で加賀美が脱がせてくれるのを待っている。懐かない猫が懐いてくれた時のような幸福感に包まれながら服を脱がした。よく見たら自分のシャツも汚れていたので一緒に脱いで、後でまとめて洗濯しようとベッド端に置いておく。
他还在有些迷糊,乖乖地举起双手等待加贺美帮他脱衣服。加贺美脱衣时,心中充满了像不亲近的猫终于亲近自己时那样的幸福感。仔细一看,自己的衬衫也脏了,于是一起脱下,放在床边,打算待会儿一起洗。
しばらく頭を撫でたり軽くキスをしたり、スキンシップを楽しんでいると剣持が緩慢な動きで起き上がった。身体をもぞもぞと動かすのでもしかしてベタベタしていて気持ち悪いのかな、と加賀美は一つ提案をする。
摸了会儿头,轻轻亲吻,享受着亲密接触后,剑持缓慢地坐了起来。身体微微扭动着,可能是觉得黏糊糊的很不舒服吧,加贺美提出了一个建议。
「お風呂いきましょうか。起きれますか?」 “我们去洗澡吧。你能起得来吗?”
ぺたんと女の子座りをしたまま翡翠の双眸が加賀美を見ている。何も言わない剣持に加賀美は不安になって思考を巡らせた。
翡翠双眸盯着加贺美,保持着女孩子般的坐姿。剑持一言不发,加贺美感到不安,思绪纷飞。
「もしかして、痛い思いをさせてしまいましたか…?」
“难道说,让你感到痛苦了吗……?”
もしそうだったら加賀美は自分のことを憎み、自責の念に駆られるだろう。しかし、それは杞憂だったようで剣持はふるふると首を振る。
如果真是那样,加贺美一定会憎恨自己,陷入自责之中。然而,剑持却摇了摇头,似乎那只是多余的担忧。
ならどうしたのか、と剣持の動きを見守っているとしばらくしてから加賀美に向かって両手を広げた。
那么怎么办呢,我一边观察着剑持的动作,一会儿后他向加贺美张开了双手。
ああ、抱っこをご所望だったかと剣持に手を伸ばしたとき。
啊,正当我伸手去抱剑持时,才意识到他是想让我抱他。
「はやとさん、もっかいしよ?」 “隼人先生,再来一次好吗?”
ぴしり、と加賀美の動きが固まる。 啪嗒一声,加贺美的动作僵住了。
今この人はなんと言った?と反芻してようやく理解したとき加賀美は全身の血が沸騰した。
刚刚这个人说了什么?反复回想后终于理解时,加贺美全身的血液沸腾了。
何度も果て、もう疲れただろう剣持を労わって、今日は一回で終わらせるつもりだった。せっかく自制したのに、目の前の恋人がいとも簡単にそれを壊す。
多次达到高潮,剑持已经很疲惫了,我本打算今天只做一次就结束。好不容易克制住了,眼前的恋人却轻而易举地打破了这一切。
「っ!そんなセリフどこで覚えてきたんだ…!」 “呃!你这是从哪里学来的台词……!”
「?ぜんぶはやとさんだよ?」 「?全部都是早人先生哦?」
「あーー!!ちょっと可愛すぎませんか!?」 “啊——!!这也太可爱了吧!?!”
理性を溶かして心情を聞きたいと願ったのは加賀美だが返り討ちにあっている気分だった。
想要融化理性,倾听内心情感的是加贺美,但感觉自己反而被反击了。
早急にスキンをつけようとテーブルに手を伸ばす。すると、それを拒むように剣持が加賀美の肩を両手で押してきた。おそらく寝転べという意味だろう。軽く押されたくらいで怯むような体躯ではないが、剣持が望むならと自ら仰向けに寝転んだ。
急忙伸手去拿桌上的避孕套。结果,剑持用双手推开加贺美的肩膀,似乎是在拒绝。大概是让他躺下的意思吧。虽然他并不是那种被轻轻一推就会退缩的体格,但既然剑持希望如此,他便自己仰面躺了下来。
「刀也?」
寝転んだ加賀美の上に跨り、自身の後孔にそそり立った肉棒をあてがう。その妖艶さに加賀美はごくりと喉を鳴らした。
骑在躺着的加贺美身上,将挺立在自己后孔的肉棒贴上。加贺美被那妖艳的姿态吮咽了一声。
「ゴム、つけないとお腹痛くなっちゃいますよ?」 “如果不戴套的话,会肚子痛的哦?”
「ん、いいの」 “嗯,可以的”
加賀美のものをすっと撫でて、ゆるく微笑む。 轻轻抚摸着加贺美的东西,微微一笑。
「だって、はやとさんが介抱してくれるでしょ?」 「因为,早翔会照顾我的吧?」
「ッははは、ええ。…本当に、貴方は私を煽るのがお上手だ」
“哈哈哈,是啊……你真的是很擅长挑逗我。”
とんだ小悪魔だ。 真是个小恶魔。
この魔性の高校生は、私の手から逃す訳にはいかないな、と独占欲がわきあがる。もともと離してやるつもりなど毛頭ないのだけれど。
这个魔性的高中生,我绝不能让他从我手中逃走,独占欲油然而生。虽然我本来就根本没有打算放开他。
初めて自分から加賀美のものをいれるので、少し手間取りながらも先端を埋め込む。一度拡張されたそこは意外と容易に加賀美のものを受け入れた。
因为是第一次主动让加贺美的东西进入,虽然有些手忙脚乱,但还是将前端塞了进去。曾经被扩张过的那里意外地轻松地接受了加贺美的东西。
「っあ♡はいっ、たぁ…」 「啊♡是的,受…」
剣持は恍惚な表情を浮かべた。 剑持露出恍惚的表情。
少しだけ寂しかったのだ。さっきまであんなに自分の中を満たしていた加賀美が抜かれたとき、ぽっかりと穴が空いたような気がして。
只是有一点点寂寞。刚才还充满自己内心的加贺美被抽走时,感觉像是突然出现了一个大洞。
「ッ、あついな」 “好、好热啊”
初めて生でいれた剣持の中は想像以上に熱い。 第一次在剑持体内射精,感觉比想象中还要炽热。
0.01mmの壁越しでも十分に満足していたけれど、これは少し癖になりそうで加賀美は苦笑した。
即使隔着 0.01 毫米的壁也已经足够满足了,但这感觉有点会上瘾,加贺美苦笑着。
加賀美の鍛えられた腹筋に手をついて、剣持は自分で腰を動かし始める。動きはぎこちなくて、戸惑いながらもいつか見た動画の見よう見まねで動いた。
手撑在加贺美那结实的腹肌上,剑持开始自己动起腰来。动作有些笨拙,虽然有些迷茫,但还是模仿着曾经看过的视频,照着做了起来。
それでも加賀美はその光景だけで脳が溶けそうなほど昂っていた。
即便如此,加贺美仅凭那一幕就兴奋得脑袋快要融化了。
「…これ、めちゃくちゃ興奮するな」 「……这个,超级兴奋呢」
先輩としてしっかりしていて頼りになり、自身を健全なコンテンツとして称している剣持刀也が、加賀美に跨り腰を揺らしている。
作为前辈,稳重可靠,自称是健康内容的剑持刀也,正骑在加贺美身上扭动着腰。
見上げれば日に焼けてない細い腰が加賀美を誘うように揺らめいていて、いつもキラキラと輝き世界を映している瞳が、今は自分だけを映して潤んでいる。
抬头望去,那未被阳光晒黑的纤细腰肢轻轻摇曳,仿佛在诱惑加贺美,平日里总是闪闪发光、映照着整个世界的眼眸,此刻只映照着自己,微微湿润。
「はやと、さん、ちゃんと、気持ちい?」 “隼人,嗯,真的舒服吗?”
「ええ、とっても」 “嗯,非常喜欢”
正直、射精に至るような動きではなかった。それでも加賀美のことを一生懸命気持ちよくしようと動く剣持になによりも興奮した。
说实话,那动作并不像会射精的样子。即便如此,剑持为了让加贺美感到舒服而努力动作,这一点比什么都让人兴奋。
加賀美の答えに剣持は満足そうに、へらっと笑って円を描くように揺れる。
对于加贺美的回答,剑持满意地咧嘴一笑,像画圆一样摇晃着。
「ふぁ、あ…、ん…?んん」 「哈,啊…,嗯…?嗯嗯」
しかしなれない体勢で中々自分でいい所に当てるのは難しいらしく、剣持はもどかしそうに眉を下げた。
但是因为姿势不习惯,自己很难准确地击中合适的位置,剑持不耐烦地皱起了眉头。
あまりにも困ったような顔をしているので、加賀美は少しだけ手伝ってあげることにした。細い腰に添える手の力を強め、下から突き上げる。
因为对方露出非常困扰的表情,加贺美决定稍微帮忙一下。他加大了放在纤细腰间的手的力量,从下方顶了上去。
「っあ"ッッ…!!♡♡」 「啊啊…!!♡♡」
奥を突いたその衝撃に耐えきれなくて、剣持はびくんと身体を跳ねさせ、加賀美の方へ倒れ込んだ。それを容易に受け止め、藤紫の髪をさらさらと撫でてやる。
无法承受刺入内心深处的那一击,剑持身体一颤,向加贺美那边倒去。加贺美轻松地接住了他,顺手抚弄着藤紫的头发。
「ぼ、ぼくが動く番なのにぃ…!」 “轮、轮到我行动了啊…!”
「困った顔が可愛くてつい、すみません」 “你那困扰的表情太可爱了,不由自主地就……抱歉了。”
「べつに、困ってないし!」 “才没有困扰呢!”
頬を膨らませる剣持をよしよしとあやしつつ、身体を立て直してやる。
一边轻轻安抚着鼓着脸颊的剑持,一边帮他调整好身体。
「ほら、刀也、支えてあげるからがんばって?」 “看,我也会帮你扶着刀的,加油哦?”
剣持の両手を取り、加賀美の手と絡めた。 握住剑持的双手,与加贺美的手交缠在一起。
いつも肌をぴったり密着させる体位が多い二人の行為。それに比べ、初めてやったこの体勢はなんだか加賀美が遠くにいる気がしていたのだが、加賀美の行動で剣持は安心した。
两人平时的姿势大多是肌肤紧贴在一起。相比之下,这次第一次尝试的体位让剑持感觉加贺美似乎离自己有些远,但加贺美的举动让剑持安心了。
気を取り直して、剣持はゆるゆると腰を持ち上げた。徐々にコツを掴んできたのか、肌のぶつかる等間隔な音が響く。さすが優等生は飲み込みが早い。
振作起来后,剑持慢慢地抬起了腰。或许是逐渐掌握了窍门,肌肤碰撞发出均匀的声音。不愧是优等生,领悟得很快。
無防備にあいた口から漏れる声も甘くなってきた。 从毫无防备张开的嘴里漏出的声音也变得甜美起来。
「うぁっ、これ、やば…ぃ♡」 “哇,这个,好厉害…♡”
自分の体重によって、加賀美のものがより奥深くまで入り込んでくる。動くのに疲れて一瞬止まっても絶えず刺激が与えられた。
由于自己的体重,贺美的东西更深地进入了体内。即使因为疲劳而短暂停止动作,刺激也不断传来。
「気持ちよさそうですね」 “看起来很舒服呢”
「ふ、あっ、きもち、い、んぁ♡」 「呼、啊,好、舒服、嗯啊♡」
「どこが気持ちいい?」 “哪里感觉舒服?”
「ん♡おく、あたって♡きもちぃ♡」 “嗯♡里面,碰到了♡好舒服♡”
普段の剣持からは想像できないくらい素直な言葉に聞いた加賀美本人も少し驚いた。どうやら理性と共に媚センサーも一緒になくなったらしい。
听到平时的剑持说出如此坦率的话语,加贺美本人也有些惊讶。看来理智和媚态感应器似乎一同消失了。
ふと、いつかしてみたかったことが頭をよぎる。 突然,脑海中闪过了曾经想做的事情。
剣持の言葉が引き金となって、まだその時じゃないとしまい込んでいた加賀美の中の欲望が首をもたげた。
剑持的话语成为了引线,唤醒了加贺美心中那个本以为还不是时候而深藏的欲望。
加賀美は口端の笑みを深くして、剣持に聞く。 加贺美微微加深了嘴角的笑意,向剑持问道。
「奥が好きな刀也に提案なんですけど」 “我有个建议给喜欢奥的刀也。”
「…?」 「……?」
首を傾げる剣持を、加賀美は上体を起こしてぎゅうと抱きしめた。
歪着头的剑持,被加贺美坐起身子紧紧地抱住了。
その少しの刺激でも、剣持の身体は可哀想なくらいに跳ねる。
即使是那一点点刺激,剑持的身体也可怜地颤抖着。
「このもっと奥、入れてみたくないですか?」 “你不想试着再深入一点吗?”
「おく…?もぅ、いっぱいだよ…?」 “里面…?已经满了哦…?”
少し目線の低い場所にいる加賀美は、にこりと微笑んでいるが瞳の中の獰猛さは隠せていない。
稍微低一点视线的加贺美,虽然微笑着,但眼中的凶猛却无法掩饰。
「実は、まだあるんですよ。刀也も私も、もっと気持ちよくなれる場所が」
“其实,还有呢。刀也和我,都有能让我们感觉更舒服的地方。”
「ほんとに…?」 “真的…?”
「ええ、試してみたくありませんか?」 “嗯,不想试试看吗?”
好奇心旺盛な彼は今なら乗ってくれるだろう、と踏んでの提案だった。
他充满好奇心,我判断现在他应该会答应,于是提出了这个建议。
つう、と今加賀美が入っている一番奥のその上をお腹の上からなぞる。
轻轻地,从肚子上方沿着加贺美现在所在的最里面的位置往上划过。
ごくり、と剣持の喉が鳴った。 剑持的喉咙发出咕噜一声。
「……ためして、みたい、かも」 「……好像、想试试看」
にやりと笑ったのを見て、剣持は覚束無い思考で、失敗したかもなんて思ったが時すでに遅し。
看到他露出狡黠的笑容,剑持带着不确定的思绪,心想可能失败了,但为时已晚。
加賀美の腕に閉じ込められた剣持に逃げ出せる術もなく、ぐっと押し込まれる加賀美のものに息を詰まらせた。
被加贺美的手臂困住的剑持无处可逃,紧紧被加贺美的东西压迫着,喘不过气来。
「ぁ"ッッッ、?!!」 「啊啊啊、?!!」
今までの比じゃない痛みが襲う。ぽやぽやとした心地良さから一気に現実に引き戻されるような感覚に目を見開いて加賀美にしがみつく。
袭来的是前所未有的剧痛。仿佛从恍惚的舒适感中被瞬间拉回现实,睁大眼睛紧紧抱住加贺美。
「ま"っで!!やっぱ、む"りッ!!ごわ''れる"!!」
“真是的!!果然不行!!要崩溃了!!”
「壊れてもわたくしが愛してあげますよ♡」 「即使你破碎了,我也会爱你哦♡」
そういう問題じゃないだろ!という反論は痛みで言葉に出来ずに消えていく。どこでスイッチが入ったのか剣持には分からないまま、誰にも暴かせたことの無いそこを明け渡す。
这不是问题所在!这样的反驳因为疼痛而无法成言,最终消散。剑持不知道开关是在何时被触发的,却将那从未让任何人揭露过的地方交了出去。
「大丈夫、あなた未知好きでしょう?」 “没关系,你不是喜欢未知吗?”
「すぎ、だけどぉ"、これ"はちがッ……!!」 “太过了,不过这个不一样……!!”
やっと口に出せた反論を遮るように、加賀美のものが剣持を貫いた。
刚刚说出口的反驳话语被加贺美的东西刺穿了剑持。
ヒュッ、と喉が鳴って、痛みを上回る快楽が突き抜けた。
喉咙发出“嗖”的一声,快感超过了痛楚,直冲而过。
「あ"ぁ"ッ〜〜〜〜〜〜ッ!!!!♡♡」 “啊啊啊~~~~~~!!♡♡”
顎を突き出して仰け反り、全身を強く震わせた。感じたことの無い快楽が駆け巡り、確実に絶頂に達しているのに、剣持のものからは何も出ていない。
他挺出下巴仰头后仰,全身剧烈颤抖。前所未有的快感席卷而来,明明已经确定达到高潮,但剑持那里却什么都没有出来。
「はは♡とぉや、ドライでイケちゃいましたね♡」 「哈哈♡透也,干得漂亮呢♡」
チカチカと視界が瞬いて、加賀美の甘い声で告げられたドライの意味なんて理解できない。ただ涎と滅多に出ない涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら、抱えられた加賀美に好きなように揺さぶられるだけ。
视线一闪一闪,完全无法理解加贺美那甜美声音中“干涩”的含义。只是用口水和难得流出的泪水把脸弄得一团糟,被加贺美抱着,任由他随意摇晃。
「あ゛ッッ♡お゛ッ♡♡ぉぐ、も、だめ"♡あ゛♡」 「啊呃♡哦呃♡♡呜呜,已、不能♡啊呃♡」
「気持ちいい?気持ちいいですねぇ、とうや?」 “舒服吗?很舒服吧,冬也?”
「ぎも"ぢぃから♡♡、も、あ"ッ♡♡ま"、ッ、なんが、でちゃう"♡♡あ"ッッ…!!♡♡」
「因为好舒服♡♡,也、啊♡♡嘛、啊、怎么、出来了♡♡啊啊…!!♡♡」
揺さぶられる度にふるふると上下するだけだった剣持の陰茎から、透明な液体が吹き出す。
每次被摇晃时,剑持的阴茎只是颤抖着上下晃动,随后喷射出透明的液体。
暖かい液体が二人の身体を濡らし、シーツへと染みを作った。
温热的液体浸湿了两人的身体,在床单上留下了污渍。
「おや、潮吹きしちゃったんですか?♡」 「哎呀,喷水了呢?♡」
「あ"♡ごめ、ごめんな"さッ♡♡」 「啊♡对、对不起啦♡♡」
「謝らなくていいんですよ♡気持ちよくなれてとってもいい子です」
「不需要道歉哦♡你能感到舒服,真是个乖孩子」
訳も分からず謝る剣持に、加賀美は優しく背中を撫ぜる。その手付きと動きの激しさの緩急だけでおかしくなりそうなほど、剣持は加賀美の一挙一動に狂わされていた。
对着不明所以地道歉的剑持,加贺美温柔地抚摸着他的背。仅凭那手势和动作的缓急变化,剑持就几乎要被加贺美的每一个举动弄得神魂颠倒。
そうこうしている内も動きが止まることはなくて、剣持はぷしゅぷしゅと軽く潮を吹きながら何度もイかされた。
就在这期间动作也没有停止,剑持一边轻轻地喷着潮水,一边被多次高潮。
「も、いぎだく、な"い"ぃぃ♡♡きもち"ぃの、あ"、やだぁ♡♡」
「不、不想要了,不要了♡♡好舒服,啊,不要啊♡♡」
「もう、つらい?」 “已经很痛苦了吗?”
生理的な涙を流しながらやだやだと首を振る剣持をよしよしと宥め、動きを緩める。
一边安抚着流着生理性眼泪、摇着头说不要不要的剑持,一边放慢了动作。
汗で額に張り付いた藤紫の前髪を優しく掬ってやりながら尋ねると、剣持はまた首を横に振った。
轻轻掬起因汗水贴在额头上的藤紫色刘海,问道时,剑持又摇了摇头。
翡翠の瞳が大粒の涙を溜めて、加賀美を真っ直ぐに見つめる。
翡翠色的眼睛盈满了大颗的泪珠,直直地注视着加贺美。
「はゃとしゃ、といっ、しょに、い"きたい、のッ♡♡」
“我想和你一起去♡♡”
加賀美は、はぁぁ、と長く長く息を吐き出して剣持の身体を抱え直す。
加贺美长长地吐出一口气,重新抱紧了剑持的身体。
「どこまで!俺を煽れば、気が済むんだッ!!」 “你到底要挑衅我到什么程度,才会满足!!”
「あ"っッ♡♡ま"ッ♡♡あ"あ"あ"〜〜ッッ♡♡」
「啊♡♡嘛♡♡啊啊啊~~♡♡」
「お望み通り、一緒に、イかせてあげますよ!」 “如你所愿,我会和你一起,让你高潮的!”
「つよ'"ッ♡♡はげしい"ぃ♡♡おぁ"ッ…♡い"ッ♡あ"あ"ッ♡♡」
「好强烈♡♡好激烈♡♡啊…♡好痛♡啊啊♡♡」
どちゅどちゅと容赦なく最奥を突かれ、自分が何を喋っているかも分からなくなってくる。ただ気持ちいいことと加賀美が好きなことだけが剣持の頭を支配した。
被无情地不断深入最深处,自己说了些什么都开始不清楚了。只有舒服的感觉和喜欢加贺美这两件事占据了剑持的脑海。
「ッは、中、出しますよッ」 “啊,我要射里面了”
「んッ♡♡いっぱい"、だしてぇ♡♡おれ、はゃとしゃ、の、ぉ"ッ♡ほしい"♡」
「嗯♡♡请多多地射出来♡♡我、想要、快点、的、那个♡想要♡」
「あ"〜〜!!かわいいな、ほんとにッ!!」 “啊~~!!真是太可爱了!!”
繕った一人称なんてどうでもよくなるくらい、互いを求めて貪った。
修饰过的第一人称已经无关紧要,我们彼此渴望,贪婪地相拥。
何度も奥をついた後、加賀美のものが大きく震える。 多次深入后,加贺美的身体剧烈颤抖。
「ッぐ、出る…ッ!!」 「呃,要出来了…!!」
「あ"ぁああぁ"あ"っ、ッッ♡♡♡♡」 “啊啊啊啊啊啊♡♡♡♡”
ぐっと下から大きく突き上げ、加賀美は最奥に精を吐き出す。長く射精は続き、中が加賀美の精液でタプタプになるほどに注がれた。
加贺美从下方用力猛顶,将精液射入最深处。射精持续了很久,里面被加贺美的精液灌满得鼓鼓的。
「あ"……ぅあ"……ッ」 “啊……呜啊……”
名残惜しそうに加賀美が動く間も、強い快楽の余韻が後を引き、甘イキを繰り返す。お腹の中が熱くてぽかぽかしてきて、だんだん意識もぼーっとしてきた。加賀美にぐったりと全てを預けた。
加贺美依依不舍地动着,强烈的快感余韵不断回荡,反复达到甜蜜的高潮。肚子里感到一阵阵温热,渐渐意识也变得恍惚起来。完全无力地将自己交给了加贺美。
◇
加賀美は腕の中で安心しきった顔で眠る愛し子の涙の跡を撫でる。
加贺美抚摸着怀中安心入睡的爱子脸上的泪痕。
素直になった剣持は破壊力が高くて、とても可愛いものだった。それも加賀美の想像以上に。普段棘に囲まれて見られない本音はあんなに柔らかくて愛おしくて。自分の方が自制が効かなくなってしまった。
变得坦率的剑持破坏力极强,非常可爱。甚至超出了加贺美的想象。平时被刺包围而无法看到的真心,竟是如此柔软而令人怜爱。自己反而变得更加无法自制了。
無茶をさせてしまった恋人を大事に大事に抱きしめる。
紧紧地抱着那个被自己强迫做了过分事情的恋人,珍惜地珍惜地。
ひとまずお風呂に入って、身体を綺麗にしてあげよう。お風呂から上がったらベッドのシーツを替えて、そこに寝かせてあげよう。あぁ、汚れた服も洗濯しなくては。
先去洗个澡,把身体洗干净。洗完澡后换床单,让你躺在那里。啊,脏了的衣服也得洗。
少し考えただけでやることがたくさんリストアップされたのに、加賀美の頬は幸せそうに緩む。
只稍微想了一下,就列出了很多要做的事情,但加贺美的脸颊却幸福地舒展开来。
加賀美は剣持を持ち上げて風呂場へ歩く。寝ているためにずっしりと重みを感じて、それがまた愛おしい。
加贺美抱起剑持,走向浴室。因为他在睡觉,感受到沉甸甸的重量,这份重量让人更加心疼。
「……んぅ」 「……嗯呜」
持ち上げたことで起こしてしまっただろうか。腕の中の宝物に目を向ければ、うっすらと宝石のような翠がこちらを覗いた。
是不是因为把你抱起来而吵醒了呢?当我看向怀中的宝物时,那如宝石般的翠绿色微微地朝我窥视过来。
「起こしてしまいましたか?寝ていていいですよ」 “吵醒你了吗?你可以继续睡。”
「んん、わかったぁ……」 「嗯嗯,知道了……」
寝ぼけ特有の緩い喋り方に笑みが零れる。 因睡意朦胧而带有慵懒的说话方式,嘴角不自觉地露出笑容。
加賀美の腕の中で意心地のいい姿勢を探し、眠りにつこうとした剣持だったが、ふと思い立ったことがあって、舌っ足らずな声をあげてゆるりともう一度瞼を上げた。
剑持在加贺美的怀里寻找着舒适的姿势,准备入睡,但突然想起了什么,发出含糊不清的声音,缓缓地再次睁开了眼睛。
「はやとしゃ、」 “早人社,”
そうすれば再び大好きな琥珀が覗いたので、薄れゆく意識の中で今一番頭の中を占めていることを、これだけは伝えたくて、口を開く。
这样一来,最喜欢的琥珀又探了进来,在渐渐模糊的意识中,我想把此刻最占据脑海的事情,只有这一点传达给你,便开口了。
「すき」 「喜欢」
それだけ告げて、剣持は再びすやすやと寝息を立て始めた。
只说了这些,剑持又开始安稳地呼吸着睡觉了。
残された加賀美は目をぱちりと瞬いて、破顔する。 留下的加贺美眨了眨眼,破涕为笑。
「あぁ、全く敵わないなぁ」 “啊啊,真是完全无法抗拒啊”
いつも剣持はこうして加賀美の心を掴んで離さないのだ。それはこれからも。
剑持总是这样紧紧抓住加贺美的心,永不放手。今后也是如此。
「世界で一番、愛しています。刀也」 “我爱你,刀也,胜过这个世界上的一切。”
あどけない寝顔はその言葉を受け止めたように、幸せで満ちていた。
天真无邪的睡颜仿佛接受了那句话,满溢着幸福。
♡喘ぎ、濁点喘ぎ を含みます。
また攻めの語尾に♡がついているセリフもございます。
苦手な方はご注意ください。
受けが上手に出来たことに対して、攻めがいい子とかよく出来たねみたいな褒め方するの大好きです。