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あくまでセンパイ/よしぱん的小说

あくまでセンパイ  不过是前辈

19,729字39分钟

淫魔パロかつ大学生パロ凛潔です。普通の大学生のふりをしてる淫魔の潔先輩と、恋するむっつり後輩凛の話です。ほぼエロしかありません。
这是恶魔 paro 兼大学生 paro 的凛洁故事。讲述伪装成普通大学生的恶魔洁前辈与陷入恋情的闷骚后辈凛的故事。基本全是色情内容。


※独自設定がかなりあります。♡喘ぎ・濁点喘ぎモリモリです。いつもよりエロ描写が激しめです。
※含大量原创设定。♡娇喘・浊音娇喘分量十足。情色描写比往常更为激烈。


ハロウィンに間に合ってよかったです。お菓子代わりにお楽しみください。
幸好赶上了万圣节。请将此作为糖果的替代品尽情享用。

感想もらえるととっても嬉しいです!よろしくお願いします。
收到感想会让我非常开心!请多多指教。

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「——っ!痛っ……」  "——啊!好痛……"

枕元に置いてあった携帯のアラーム音に、凛は目を覚ましてがばりと跳ね起きた。
被放在枕边的手机闹铃声惊醒,凛猛地从床上弹坐起来。

その瞬間、肩やら腹筋のあたりに筋肉痛が走って、たまらず呻き声が漏れる。カーテンの隙間から漏れる朝日を浴びながら、寝起きの凛はしぱしぱと目を瞬かせた。身体がだるくて重い。まるで激しい全身運動を何時間も休憩なしに、ぶっ続けでやったような。そんな疲労感だった。
那一瞬间,肩膀和腹肌附近传来肌肉酸痛,让他忍不住漏出呻吟。沐浴着从窗帘缝隙透进来的晨光,刚睡醒的凛眨了眨惺忪的睡眼。身体又沉又重,简直像是连续几个小时不间断地做了剧烈全身运动般的疲惫感。

(なんだこれ。寝違えたのか?つーか、すげえ夢だったな……)
(怎么回事啊。落枕了吗?话说回来...真是做了个不得了的梦呢...)

そこまで寝相は悪くないはずだったが、寝ている最中に変に捻ってしまったのかもしれない。今日は念入りにストレッチをしようと決めて、凛はあくびをこぼしながらのそのそとベッドから降りた。
虽然平时睡相不算差,但说不定是睡着时不小心扭到了。凛打着哈欠慢吞吞爬下床,决定今天要好好做拉伸运动。

鏡の中にいるぼさぼさ頭で目つきの悪い自分を睨みながら、凛は無心でしゃこしゃこと歯ブラシを動かす。
镜子里映出顶着乱蓬蓬头发、眼神凶恶的自己。凛机械地刷着牙,面无表情地盯着镜中的倒影。

ああ、なんて夢を見てしまったのだろう。  啊,我究竟做了怎样的一场梦啊。
愛しい彼の感触も温度も息づかいも、それから脳が痺れるような快感もすべて、鮮明に記憶にこびりついている。
心爱之人的触感、体温、喘息,还有那令人头脑发麻的快感,全都鲜明地烙印在记忆中。

夢ではなくて現実だったのでは、という願望まがいの思考が起きた瞬間によぎったが、シーツにも衣服にも乱れは全く無かったし、窓の鍵もしっかり閉まっていた。あれが現実の出来事だったならどんなによかったか。
就在"这或许不是梦而是现实"的妄想般念头闪过时,却发现床单衣物都纹丝未乱,窗户也牢牢锁着。若那真是现实该有多好。

夢の中の憧れの先輩——潔センパイは、いつも弾けんばかりのきらめきを宿した青い瞳を涙でとろんと潤ませて、凛だけを見てくれた。やたらと上に乗ろうとしてきたり中出しをねだってくる割に、キスで嬉しそうに赤面するギャップがたまらなく可愛かった。
梦中憧憬的前辈——洁学长,总是用那双盈满泪光、闪耀着宝石般光芒的蓝眼睛只注视着我。明明会任性地骑上来索要内射,却因一个吻就开心得脸红,这种反差简直可爱到让人发狂。

普段している妄想の百倍はエロかった。まあ、ツノとか尻尾あたりの設定は、いくら夢でも属性を盛りすぎだとは思うけれど。きっと、最近は処理を怠って欲求不満だったのが良くなかった。だからあんな夢を見てしまったのだろう。普段潔に対して抱いていた劣情をまざまざと自覚させられるようで、うすらと罪悪感を覚えてしまう。夢精していなかったのが唯一の慰めだった。これで下着の中が悲惨なことになっていたら、朝からテンションががた落ちしていただろう。
平时幻想的百倍还要色情。虽然梦里那些犄角尾巴的设定,再怎么想也觉得属性堆砌得太过分了。肯定是最近疏于自慰导致欲求不满才做了这种梦。这让我清晰地意识到自己平时对洁怀有的下流念头,不由得泛起一丝罪恶感。唯一值得庆幸的是没有梦遗。要是连内裤都弄得一塌糊涂的话,早上起来心情肯定跌到谷底。

その割に下半身が妙にスッキリしているのが謎だったが、そんな些細な疑問は朝の忙しさに押し流されて、いつの間にかすっかり凛の頭から消え去ってしまった。
奇怪的是下半身却莫名清爽,不过这种琐碎疑问很快被早晨的忙碌冲散,不知不觉就从凛的脑海里消失殆尽。


***


「ふぁ……」  「哈啊……」

一限目の第二言語——フランス語の授業を終えた凛は、あくびを噛み殺しながら次の授業の教室へ入った。昨日しっかり寝たはずなのに、油断するとすぐに眠気が襲ってくる。後方の席を陣取った凛は、ちらりと時計を見た。授業の開始までまだ十分以上ある。
第一节课的第二外语——法语课结束后,凛强忍着哈欠走进下一节课的教室。明明昨晚应该睡得很足,稍不注意困意就会袭来。在后排座位落座的凛瞥了一眼时钟,距离上课还有十多分钟。

少しだけ寝ておこうか。そう思って目を閉じかけたとき、ぽんと肩に軽い衝撃が走り、今日だけはあまり聞きたくない声が頭上から降ってきた。
要稍微睡一会儿吗?正这么想着准备闭眼时,肩膀突然被轻轻拍了一下,头顶传来今天最不想听见的声音。

「よっ凛、おはよ。なんかめっちゃ眠そうだな」  "哟凛,早啊。看起来超级困嘛"
「……いさぎ」  "……伊砂"
「おいコラ。先輩をつけろ、先輩を」  「喂喂,叫前辈啊,叫前辈」

いつも言ってんだろ、と呆れたようにこぼす声の主は確かめるまでもない。彼は肩にかけていた大きなトートバッグを下ろすと、当然のように凛の隣に腰掛けた。
「不是一直都这么说的吗」,这带着无奈抱怨的声音主人根本无需确认。他把肩上挎着的大号托特包放下,理所当然地在凛身旁坐了下来。

潔世一。朝から思い浮かべていた、凛の想い人。  洁世一。从清晨就浮现在凛脑海中的,那个令他魂牵梦萦的人。
彼に声をかけられるのは凛にとってこの上なく嬉しいことで、なんなら姿を見かけるだけでその日一日を機嫌よく過ごせてしまうほどの効力を発揮するのだが、今日ばかりはそうもいかない。
对凛而言,能被他主动搭话是无比欣喜的事,甚至只要远远瞥见他的身影,就足以让凛一整天都保持好心情——但唯独今天,这份魔力失效了。

パーカーのゆるい襟ぐりから見える首筋と鎖骨から、なんとか視線を引き剥がす。凛は奥歯を噛み締めた。いつも潔とどうやって平常心で会話をしていたのか、まるで思い出せない。ぐるぐる考えていると、潔は「あ、そうだ」と思い出したように呟いてバッグから栄養ドリンクの瓶を取り出した。
从宽松的连帽衫领口露出的脖颈与锁骨线条,凛好不容易才移开视线。他咬紧后槽牙,完全想不起来平时是怎么保持平常心和洁正常对话的。正当思绪乱转时,洁突然"啊对了"地轻喃着,从包里掏出一瓶营养饮料。

「ほら。これやるよ」  "喏。给你喝"
「……どうも」  "......谢了"

そんなに疲れているように見えただろうか、と思いつつ素直に受け取った凛は、何の気なしにパッケージを見て固まった。そこにはマカだのすっぽんだの、絶倫とか千人斬りといったキャッチフレーズが惜しげもなく並べ立てられている。ただの栄養ドリンクではない。紛れもなく精力剤と呼ぶべきものだった。
"我看起来有那么累吗"这样想着却还是老实接过的凛,无意间瞥见包装顿时僵住。包装上赫然印着玛卡、冬虫夏草,以及"金枪不倒""千人斩"等露骨的宣传词。这根本不是普通营养剂,分明是壮阳药。

なんで、と呆けてしまった凛が潔へ視線をやると、群青色の瞳がイタズラっぽく細められる。にこっと笑った口元から覗く八重歯は、こんなに鋭かっただろうか。
凛呆呆地望着洁,不明白他为何如此反应,只见那双群青色的眼眸狡黠地眯起。从绽开的笑颜中若隐若现的虎牙,竟显得如此锐利。

「——だって凛、責任とって俺にずっとご飯くれるんだろ?」
"——因为凛要负责养我一辈子吧?"

ああ、好きになった人が悪魔でしたなんて、どこか遠い世界のおとぎ話だと思っていた。
啊,爱上的人居然是恶魔,这原本只该是遥远世界里的童话故事。

昨日の夢は現実だったのだと一も二もなく喜びかけた凛だったが、いや待てよと理性が警鐘を鳴らす。今目の前に広がっているこの光景は、極限の眠気が生み出した白昼夢かもしれない。だってこんなの、あまりにもできすぎている。どうすればこの最高に都合のいい夢が現実になって、目の前の可愛くて死ぬほど憎たらしい大好きな先輩を手に入れられるのだろう?凛が手を伸ばした瞬間、ぱちんと泡のように消えてしまわないだろうか。
凛几乎要立刻为"昨夜的梦都是真的"而欢呼雀跃,但理性突然敲响警钟。眼前这幅景象,说不定是极度困倦产生的白日梦。因为这一切实在太过完美。要怎样才能让这个称心如意的美梦成真,真正得到眼前这个可爱到让人想掐死的混蛋前辈呢?当凛伸手触碰的瞬间,他会不会像泡沫般啪地消失不见?

凛が動けないでいると、潔が焦れったそうに凛の手に触れてきた。それだけで、凛の思考はいとも簡単に真っ白になってしまう。潔は、上目遣いで凛の瞳をそっと覗き込んだ。
凛僵在原地无法动弹时,洁焦躁地触碰了他的手。仅是这样,凛的思绪就轻易变得一片空白。洁抬起湿润的眼眸,悄悄窥探着凛的瞳孔。

「凛、今日もサークル行くよな。終わった後、お前の家行ってもいい?てか、泊まっていい?」
"凛,今天也要去社团吧?结束后...我能去你家吗?或者说...可以留宿吗?"

はにかんだ笑顔を向けられ、凛は今にも叫びそうなのを必死にこらえながら、潔の手を握り返してこくりと頷いた。
面对那带着羞涩的笑容,凛拼命压抑着几乎要脱口而出的尖叫,回握住洁的手轻轻点头。


おわり  

评论

  • 二十二又

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