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さよならは突然/カジ的小说

さよならは突然  告别来得突然

9,851字19分钟

◆フォロワーさん達とのリクエスト交換小説を書きました。お題は『まだ付き合えてないと思ってるrnちゃんと、もう付き合ったつもりになってるisgのrnis』なんですが、ちょっとテーマから脱線してる話になってしまいました!申し訳ありません…!
◆为与粉丝们交换请求而创作的小说。题目是《还以为没在交往的 rn 酱和已经自认为在交往的 isg 的 rnis》,不过内容有点偏离主题了!非常抱歉…!

◆少しでも楽しんでもらえたら嬉しいです!よろしくお願いします!
◆如果能让大家稍微感到开心的话我会很高兴!请多多关照!

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俺と凛は付き合っている。  我和凛正在交往。
告白された訳じゃないし、好きと言われたことは一度もない。恥ずかしくて俺からも言ったことがないので、それはお互い様だと思っている。
既没有被告白过,也从未听他说过喜欢。因为太害羞我也从没说过,所以觉得彼此彼此吧。

手を繋いだこともない。青い監獄にいる為、デートだってしたこともない。ないない尽くしだが、それでも俺たちは付き合っている。
连手都没牵过。由于身在蓝色监狱,约会什么的更是从未有过。虽然什么都没有,但我们确实在交往。

なぜなら、キスをするし、抜きあいっこもするし、セックスもするからである。
因为我们会接吻,会互相抚慰,也会做爱。

男同士でおかしいなんて、普通の感覚はすでになかった。青い監獄に来る前は、普通に大学に行って、普通に就職して、普通に女の人と結婚するものだと思っていた。
"男人之间很奇怪"这种普通人的常识早已不复存在。来到蓝色监狱之前,我以为自己会按部就班上大学,找份普通工作,再和女性结婚成家。

凛に出会って、全部がぶち壊された。固定概念とか、常識とか、今まで信じてきたもの全部。
遇见凛之后,所有既定框架都被打得粉碎。那些固有观念、社会常识,以及我曾经深信不疑的一切。

俺は死ぬほどサッカーが好きで、誰より上手くなりたいと思うエゴイストだと知らしめらた。凛に勝ちたい。何もかも俺より上の能力を持った糸師凛に、勝って気持ちよくなりたい。
我被迫认清自己是个可以为足球赴死的利己主义者,渴望比任何人都更强。我要战胜凛。那个在各方面都碾压我的糸师凛,我要赢过他才能获得快感。

テクニックもフィジカルも最高水準の凛に喰らいつく為に、俺はあらゆる努力をした。最初は有象無象の一人として扱われたが、口には出さないが凛も俺を目に留めてくれるようになった。
为了能追上技术体能都处于顶尖水平的凛,我付出了所有努力。最初只是被当作芸芸众生中的一员,但凛也开始默默关注我了。

一緒にいる時間が増え、サッカーの話なら弾むようになった。ほとんど喋っているのは俺だけど、凛は俺を無視しない。それだけで、凛の特別になれた気がした。
相处的时间越来越多,聊起足球时也能谈笑风生了。虽然几乎都是我在说个不停,但凛从不会无视我。光是这一点,就让我觉得自己成了凛的特别存在。

いつかは他の奴らみたいに、サッカー以外の話もしたいな。そんなふうに思うくらいに、俺は凛に絆されていた。そりゃ、尻の穴まで捧げたんだ。凛は俺の特別だった。
不知从何时起,我开始渴望能像其他人那样和凛聊足球以外的话题。当我意识到这份渴望时,早已深深沦陷在凛的魅力中。毕竟连后庭都献给他了。凛就是我的独一无二。

最初は、二人きりでヨガをしている時だった。照明を落とした暗い室内で、何となくそういう雰囲気になって、俺と凛はどちらからともなくキスをした。ふに、と重なった唇は柔らかくて、確かめ合うように何度も唇を押し付け合った。
第一次独处是在一起做瑜伽的时候。灯光昏暗的房间里,不知怎么就形成了那样的氛围,我和凛不约而同地吻在了一起。相触的唇瓣柔软得不可思议,我们像要确认什么似的反复交叠着双唇。

何度かそうやってキスするうちに、凛の手が俺の下半身に伸びて来た。初めてキスしてから一週間が経っていた。それにしても、凛って手を出すのが早いんだな。そう思ったが、嫌じゃなかったから受け入れた。
几次亲吻后,凛的手开始探向我的下半身。距离初吻才过去一周。没想到凛出手这么快——虽然这么想着,但因为并不讨厌,我便坦然接受了。

凛は自分も勃起した性器を取り出すと、俺のものと一緒に扱いた。先走りがだらだら溢れて、開きっぱなしの口から甘えたような声が漏れるのが我慢出来なかった。ん、んっ、と鼻に掛かったような声を出す俺を、至近距離で凛が射抜いていた。鋭い視線がちょっと怖くて、それ以上に興奮した。
凛也掏出自己勃起的性器,和我的叠在一起把玩。前液不断滴落,从大张的嘴里漏出甜腻的呻吟声实在难以忍受。我发出带着鼻音的"嗯、嗯"声,凛在极近的距离注视着我高潮。那锐利的眼神有点可怕,却更令人兴奋。

先っぽの弱い部分を親指の腹で抉られて、俺はみっともないくらいに早く射精した。凛のガチガチのちんぽはまだ出してなかったから、俺も手を伸ばして凛がイクのを手伝った。
当拇指腹剐蹭到前端敏感处时,我狼狈地早早射精了。因为凛那根硬得发烫的肉棒还没释放,我也伸手帮他到达顶点。

凛は「ぐ……」と獣みたいに息を飲んで、俺の倍くらいの量の精液を吐き出した。いっぱい出すからびっくりしてしまった。こんなの、女の人に出したら一発で妊娠しちゃうんじゃないの。考えただけで、なんだか背筋がぞくぞくした。俺、男なんだけど。
凛"咕……"地像野兽般倒抽气,喷出比我多一倍的精液。这惊人的量让我吓了一跳。要是射在女人体内,肯定一发就怀孕了吧。光是想象就让我脊椎发麻。虽然我是个男人。

二人してハアハア荒い息を整えると、凛は無言のままタオルで二人分の汚れを拭って、フィジカルスタジオを去っていった。甘い雰囲気とか、そんなものは一切ない。でも、それが凛らしいと言えば納得がいった。
两人喘着粗气平复呼吸后,凛沉默地用毛巾擦净两人留下的痕迹,头也不回地离开了健身房。没有任何甜蜜的氛围。但要说这就是凛的风格,倒也令人信服。

ここまでなら、男だらけの閉鎖空間で、少し血迷っただけだと言い訳ができる範囲だろう。俺はそう思う。キスをする友達は珍しいだろうが、友達同士で抜き合うやつはいるんじゃないかな。よく、分からないけれど。
如果只是到这种程度,还能用"在全是男人的封闭空间里一时头脑发热"来搪塞过去吧。我这么想着。会接吻的朋友确实少见,但互相帮忙解决生理需求的朋友应该还是有的。虽然我也不太清楚。

だが、凛はそれからしばらくして、俺を押し倒した。三日くらい連続して尻の穴を拡げられると、四日目にペニスを挿入された。穴を弄られた時、凛がしたいことを察した俺は、嫌だと拒絶しなかった。凛とならいいと思ったし、凛が俺に欲情しているのが気持ちよかったから。
但没过多久,凛就把我推倒了。当连续三天都被扩张后穴后,第四天他的阴茎就插了进来。在被玩弄穴口时就察觉到凛想做什么的我,并没有拒绝说不要。因为觉得是凛的话没关系,而且凛对我产生欲望这件事让我很愉悦。

もちろん最初は痛くて苦しくて、全然気持ちよくなかった。腹の中に他人の性器が出し入れされてるんだ。正気の沙汰じゃない。でも、凛が俺でいくのを眺めているだけで気分が良かった。
当然最开始又痛又难受,根本谈不上舒服。别人的性器在自己肚子里进进出出,这根本不是正常人会做的事。但光是看着凛在我身上驰骋的样子就让我心情很好。

何回かしているうちに、俺の身体も慣れて来て、痛くはなくなった。凛が獣みたいに腰を振るっているうちに、よく分からないけど、俺の中にある弱点みたいなところに亀頭が当たった。
做了几次后,我的身体也逐渐适应,不再感到疼痛。当凛像野兽般摆动腰肢时,不知怎的,他的龟头撞上了我体内某个像是弱点的地方。

後で調べたら、前立腺というらしい。そこを凛が掠めるたびに、俺はどんどん乱れていって、遂に凛とのセックスでいけるようになった。
后来查了才知道,那地方好像叫前列腺。每当凛的手指擦过那里,我就越来越失控,最终竟然能在和凛做爱时达到高潮。

凛といっしょにいられるのが、俺は本当に嬉しかった。気難しい野生の生き物を、手懐けたみたいな気持ちもあったと思う。
能和凛在一起,我真的非常开心。那种感觉就像驯服了一只性情乖戾的野生动物。

言葉はなくても通じ合えていると思ってた。そう、あの時までは。
我原以为就算不用言语也能心意相通。是的,直到那一刻之前都这么以为。

「なあ、凛。今度の休暇、どっか一緒に行かない?」  "呐,凛。这次休假,要不要一起去什么地方?"

来週末に施設の点検の為、二日間のオフが急遽決定した。俺としては、なんでもない風を装っているが、めちゃくちゃ勇気を出して凛をデートに誘った。
由于下周需要进行设施检修,突然决定放两天假。虽然我表面上装作若无其事的样子,其实鼓足了勇气约凛去约会。

セックスが終わって、凛はいつも通り無言のまま俺の身体を拭いてた。こういうところ、優しくて好き。サッカーが上手いところも、努力家なところも、口は悪いけど俺だけ名前で呼んでくれるところも、俺は全部好きだった。
缠绵过后,凛像往常一样沉默着替我擦拭身体。这种温柔的地方最让我心动。无论是他踢足球时的英姿,还是努力拼搏的模样,又或是虽然毒舌却只对我直呼其名的习惯——他的一切我都喜欢。

「あ?なんだ、急に」  "哈?突然说什么呢"
「だって、休みが急だったから。……い、一応、その、なんていうか、デート、みたいなやつ、したいなって思って……」
"因为...假期来得太突然了......那、那个...就是...想和你约...约会之类的..."

「デート?俺とおまえが?」  "约会?我和你?"

凛は俺の目を見て不思議そうな表情をしていた。会話もなんだかちぐはぐで、噛み合わない。あれ、おかしくないか、この反応。
凛盯着我的眼睛,露出不可思议的表情。对话也莫名地前言不搭后语。咦,这种反应不太对劲吧。

俺は嫌な予感がして、心臓がばくばく鳴り出した。誘ったのが間違いだったのか。外で会うのは迷惑ってこと?それって、付き合ってるって言えるのだろうか。いや、そもそも、凛と俺って付き合ってる?俺たちの関係の呼び名が急に分からなくなった。
我涌起不祥的预感,心脏开始怦怦直跳。难道约他是错的?在外面见面会让他困扰吗?这样还能算是在交往吗?不对,说到底,我和凛真的算在交往吗?我突然搞不清我们之间的关系该怎么定义了。

「あ、あの、練習着……、新しいの欲しくて……」  "那、那个......训练服......我想要件新的......"
「買い物に付き合えってか。……別に、いいけど」  "要陪你逛街啊……也不是不行。"
「えっと、ありがとう。あのさ、凛。俺たちって──……付き合ってるよな?」
"那个,谢了。我说啊,凛。我们俩——……是在交往对吧?"

不安で堪らなくなって、俺は凛に決めてもらいたくて口を開いた。うん、って言って。お願いだ、頼むよ。神に祈るような気持ちで、凛の言葉を待った。
不安感几乎要将我淹没,我开口想让凛来确认这个事实。快说是啊。求你了,拜托了。怀着向神明祈祷般的心情,我等待着凛的回答。

凛はいつもみたいに不服そうに眉を寄せると、はっきりとこう言った。
凛像往常一样不满地皱起眉头,然后清晰地给出了这样的答复。

「んな訳ねえだろ、何ぬるいこと言ってんだ」  "开什么玩笑,说什么蠢话呢"
「あ、あは。はは……そうだよな、ごめん。気持ち悪いこと言って……」
"啊、哈哈...哈哈哈...说得对呢,抱歉。说了这么恶心的话......"

がーん。なんてものじゃない。鈍器で頭をガツンと殴られたみたいな衝撃が走った。心臓が痛い。鼓動が早くなって、息が苦しい。こんなに動揺している姿を、凛に見られたくなかった。
轰然一声。这形容根本不够。就像被钝器狠狠击中头部般的冲击席卷全身。心脏好痛。心跳加速到呼吸困难。最不愿让凛看见自己如此狼狈的模样。

俺と凛って、付き合ってなかったんだ。恋人同士じゃない。でも、キスも抜きあいっこも、セックスもする。
我和凛,原来根本没在交往。不是恋人关系。但我们会接吻会互相抚慰会上床。

それって、どういうこと?俺の中の常識が全然通用しない。ぐるぐるぐるぐる頭の中で思考を巡らせるけど、答えは見つからない。
这是什么意思?我脑中的常识完全派不上用场。思绪在脑海中不停打转,却始终找不到答案。

凛は「十時に、新宿駅前集合。遅れんなよ、殺すからな」と告げて、夜中の多目的トイレから出て行った。やることやって、すっきりしたんだろうな。
凛丢下一句"十点,新宿站前集合。敢迟到就宰了你",便从深夜的多功能厕所离开了。看来是办完事神清气爽了吧。

「あーあ。……振られちゃった」  "唉......被甩了啊"

つまり、そういうことだ。俺は凛のこと、特別だと思って、ちゃんと好きで身体も心も許したけれど、凛はそうじゃなかったって単純な話。
说白了就是这么回事。我把凛当作特别的存在,真心喜欢他,身心都愿意交付,但凛并没有同等看待我——如此简单的道理。

さっきまで凛に気持ちよくして貰った身体は、ショックでカタカタと震えていた。体温も下がって、ふらついている。自分が恋愛で、こんなふうになるとは想像もしていなかった。知らないままでいたかった。
方才被凛伺候得舒爽的身体,此刻正因震惊而不住颤抖。体温骤降,脚步虚浮。我从未想过自己竟会在恋爱中沦落至此。真希望永远都不曾知晓这种感觉。

それから約束の日まで、俺は凛を避け続けた。不自然なくらい避けたから、凛はおろか周りの連中も不思議に思っているだろう。何かあったのか聞かれたが、別に何もないと言葉を濁した。
此后直到约定之日,我都刻意躲着凛。回避得如此明显,别说凛本人,连周遭同伴都察觉异样。面对询问是否发生什么时,我只含糊其辞地敷衍过去。

夜のトレーニングに参加しなくなったから、性的な接触もない。これが普通。付き合ってもいないのにあんなことする方が絶対におかしい。凛が不満げに俺を睨みつけていたが、徹底的に無視した。
不再参加夜间训练后,肌肤之亲自然断绝。这本该是常态。明明连交往都谈不上却做那种事才绝对有问题。尽管凛总用不满的眼神瞪我,我都彻底视而不见。

約束の日になった。自分から誘ってしまった手前、念のため指定の時間に新宿駅へ向かった。俺の態度を面白くないと思った凛が、すっぽかしてくれないかなと淡い期待を抱いたが、約束の場所に凛はいた。
约定之日如期而至。毕竟是自己主动邀约,为防万一我还是按时前往新宿站。心底暗自期待因我态度而恼火的凛会放我鸽子,但那个熟悉的身影仍准时出现在约定地点。

はあ。重い溜め息をひとつ吐いて、俺は凛に声を掛ける。初めて見る私服姿にも、ときめくことすら出来やしない。買い物だけしたらさっさと帰ろう。それと、もう凛に付き纏わないし、キスもセックスもしないときちんと伝えよう。
唉。我重重叹了口气,向凛搭话。即使初次见到他的私服造型,此刻也完全无法心动。买完东西就赶紧回去吧。还有,要明确告诉他我不会再纠缠了,接吻和上床也都到此为止。

俺にとってもの凄く勇気が必要な行為だが、言うなら青い監獄の外にいる今が最適だろう。そしたら、ただのライバルに戻るだけ。
这对我而言需要莫大的勇气,但要说的话,现在身处蓝色监狱外正是最佳时机。这样一来,我们就能变回纯粹的竞争对手关系。

青い監獄のプロジェクトが終わったら、本当に凛とは他人だ。たとえ同じチームに所属することになっても、ビジネスライクな関係でいよう。
等蓝色监狱计划结束,我和凛就真的形同陌路了。即便被分到同一支队伍,也要保持公事公办的态度。

この数日間悩んだが、そう決めた。俺からの好意なんて、凛にとっては不必要なものなのだ。凛の邪魔になりたくない。凛が求めているのは、俺じゃなくて、別に誰でもいい、ただ性欲を手頃に発散出来る相手だったのだ。
经过这几天的纠结,我下定了决心。我的这份心意对凛而言根本是多余的。我不想成为凛的累赘。凛需要的不是我,而是随便哪个能方便发泄性欲的对象罢了。

「凛、早いな。待たせてごめん」  "凛,来得真早啊。让你久等了"
「……別に。早く行くぞ」  "……没什么。我们快走吧"
「あ、うん!」  "啊,好!"

颯爽と前を歩く凛に着いて行く。俺は都内に明るくないし、ただでさえよく道に迷いやすい方向音痴なのだ。
我紧跟着飒爽走在前方的凛。我对东京市区不熟悉,本来就是个容易迷路的方向白痴。

凛は大きなスポーツショップに行くと、俺の練習着を見繕い出した。一人で見るから大丈夫だと言っても、「おまえはセンスがないから」とか何とか言って、聞く耳を持ってくれない。
凛带我去了大型体育用品店,开始帮我挑选训练服。虽然我说自己看就行,她却说什么"你这人没品位",根本不听我解释。

何着か選んでくれた練習着を買って、他のコーナーもぶらついた。凛はやっぱり無口だったけど、俺が話し掛けると短い言葉で返事をくれる。無視されなくて良かった。
买完她选的几套训练服后,我们又逛了其他区域。凛依然话很少,但至少会简短回应我的搭话。还好没被彻底无视。

ここ数日の俺の態度は酷かったから、少し反省した。俺たち、ただのライバルに戻れるかな。戻れるといいな。しばらくは気持ちの整理がつかなくて、もう少しだけ凛から距離を取ってしまうかもしれない。でも、凛とするサッカーは最高で他には変えられないのだ。
这几天我的态度确实过分,我有点反省了。我们还能变回单纯的对手关系吗?真希望能回到从前。可能暂时还理不清心情,会继续和凛保持距离。但和凛一起踢球的时光无可替代,那是最棒的。

今日はデートでもなんでもない。ただの買い物と、その付き添い。この後の予定なんてないし、俺は凛に礼を言ってさっさと帰りたかった。
今天不是什么约会。只是普通购物和陪同。之后也没其他安排,我本想道个谢就赶紧回家。

「凛、付き合わせてごめんな?今日はありがとう」  "凛,让你陪着我真是抱歉啊?今天谢谢你"
「……おい、この前からなんなんだよ。言いたいことがあんならはっきり言え」
"……喂,从之前开始你到底怎么回事。有话就直说啊"

「言いたいことって……ある、けど」  "想说的话……确实有,但是"

平日とは言えここは新宿だ。人通りが多い。こんな道端で話すような内容ではなかった。俺が口篭っていると、舌打ちした凛に腕を引かれる。絶対、面倒くさいって思ってる。じわり、涙が滲んだ。悲しくて、惨めで、どうしようもない。
虽说平日这里毕竟是新宿。人来人往的。实在不适合在这种路边谈论的内容。见我欲言又止,凛咂了下舌拽住我的手腕。肯定觉得我很麻烦吧。泪水渐渐渗出来。又悲伤又难堪,简直无计可施。

どこへ向かうのか分からないまま、俺は必死に凛に着いて行った。
我茫然不知去向何方,只是拼命追随着凛的脚步。

「え、凛……?ここ──……」  "诶,凛......?这里是──......"
「うるさい。黙ってろ」  "吵死了。闭嘴"

カラオケにでも行くのかと思ったら、到着したのはラブホテルだった。ロビーは無人で、液晶パネルから凛は適当な部屋を選ぶと清算を済ませた。なんか、手慣れてない?俺が不審そうに凛の横顔を見詰めていると、「俺だってこんな場所初めてに決まってんだろ、クソが」と悪態を吐かれた。
原以为是要去卡拉 OK,抵达的却是情人旅馆。大厅空无一人,凛从液晶面板上随意选了个房间完成支付。这手法,未免太熟练了吧?当我用怀疑的目光盯着凛的侧脸时,他恶狠狠地啐道:"老子也是第一次来这种鬼地方,混账"

半額を払おうとしても、凛は頑なに受け取ってくれない。俺が逃げないように手を握ったまま、パネルで選んだ部屋へ入室した。
即便我提出分摊一半费用,凛也固执地不肯收下。他紧握着我的手防止逃跑,用门卡刷开了选定的房间。

そこはあまり煌びやかな部屋ではなく、普通のビジネスホテルのような地味な部屋だった。浴室の壁が透明だったが、それに文句を言う立場でもないし、話をしたら出て行くのだからどうでもいい。
这里并非富丽堂皇的套房,只是间朴素如商务旅馆的普通客房。浴室墙壁虽是透明的,但我既没立场抱怨,反正谈完就会离开,这些都无所谓了。

腹を括った俺は、ボディバッグをぎゅうと握りしめながら言葉を振り絞った。
我攥紧斜挎包的背带,横下心挤出酝酿已久的话语。

「この前から態度悪くて、……ごめん。今日も買い物付き合ってくれてありがとう。でもさあ、誰にでも優しくするの、よくないよ。俺、勘違いしちゃったし。正直ショックで、凛のこと避けてた。けど、こういうの良くないよな!俺たち、ブルーロックにサッカーしに来たんだから。もうキスとかセックスはしないけど……、今まで通り凛のライバルでいたい」
"之前我态度很差...对不起。今天也谢谢你陪我购物。但是啊,对谁都这么温柔可不行。害我都误会了...说实话很受打击,所以一直躲着你。可这样不行对吧!我们可是为了踢球才来蓝色监狱的。虽然接吻做爱什么的不会再有了...但我想继续当凛的劲敌,就像从前那样"

味気ないラブホテルの絨毯を見つめながら、俺は一気に自分の気持ちを吐露した。凛のこと好きになっちゃったことは、秘密。フラれるのは分かっているし、そんな気持ちで抱かれてたなんて知ったら、凛もいい気はしないだろうから。
凝视着情趣旅馆里乏味的地毯,我一口气倾吐了心声。喜欢上凛这件事,是个秘密。我知道会被拒绝,要是让他知道我是怀着这种心情和他上床的,凛肯定也会不舒服吧。

涙が出ないように必死に耐えながら、俺は凛の顔も見ずに振り返った。早く家に帰りたい。熱いシャワーを浴びて、わんわん泣きたかった。そしたら、それで終わり。こんな関係、普通じゃなかったんだ。
我拼命忍住眼泪,头也不回地转身。好想快点回家。想冲个热水澡,然后嚎啕大哭。那样的话,一切就结束了。这种关系,本来就不正常。

いつか、新しい恋をしたらきっと忘れられる。それまでは、この勘違いから始まった恋を引きずるしかない。
总有一天,开始新的恋情后肯定会忘记的。在那之前,只能继续拖着这段始于误会的感情。

「おい、潔、てめえ。言いたいことは、それだけか。他にあんだろ」
"喂,洁,你这混蛋。想说的就这些?还有其他话吧"

久しぶりに聞いた怒り狂った凛の低い声に、びくりと肩が震える。腕を掴まれて、すごい力でベッドの上に放り投げられた。凛のフィジカルに勝てる訳がない。履いていた靴を脱がされ、覆い被さられた。凛が近い。凛の匂いが分かるくらいに。
久违地听到凛那狂怒的低沉嗓音,肩膀不由得惊颤。手臂被猛地拽住,整个人被狠狠摔在床上。在体能上我根本不可能胜过凛。脚上的鞋子被粗暴扯下,他随即压了上来。凛离得太近了,近到能闻见他身上的气息。

この匂いが大好きだった。凛の顔は、やっぱり怖くて見れない。俯きながら、俺は涙を必死に堪えていた。
我曾深爱这个气息。但凛此刻的表情可怕得让我不敢直视。我低着头,拼命忍住即将夺眶的泪水。

「凛、やめろよ!ふざけるな。こういうのは、好きな人とだけしろ」
"凛,住手!别开玩笑了。这种事...只能和喜欢的人做"

「俺がいつふざけたんだよ。おまえの目は節穴か?」  "我他妈什么时候开过玩笑?你眼睛长着出气的吗?"
「とにかく、言いたいことは言った。凛とは二度とセックスしない。俺、もう帰るから、どけよ」
"总之,该说的我都说了。我再也不会和凛上床了。我要回去了,让开。"

「…………よ」  "…………好"
「え?」  "啊?"

凛の低くて小さな声が聞き取れなくて、俺は視線を凛に合わせた。サッカーをしている時の好戦的な表情じゃない。なんだか、捨てられた子供みたいな、不安そうな顔をしていた。
凛的声音低沉微弱得几乎听不清,我下意识将视线转向他。那并非踢足球时好胜的表情,倒像是被遗弃的孩子般,露出惴惴不安的神情。

そんなことないとは思ったが、凛が泣いてしまうのではないかと心配になった俺は、どうすればいいか分からなくなってしまう。
虽然觉得应该不至于,但我还是担心凛会哭出来,一时间不知如何是好。

「他に好きなやつでも出来たのかよ!」  "你该不会是喜欢上别人了吧!"
「え?」  "啊?"
「浮気は許さねえぞ!相手を殺しておまえも殺す!いいか、分かったな!?」
"出轨绝对不可饶恕!我要杀了那家伙再杀了你!听明白没有!?"

「えっ?えっ?どうしよう、全然分かんない……」  "诶?诶?怎么办,完全搞不懂……"
「頭悪ぃな」  "真是笨死了"

ちっ、と舌打ちをついた凛が、俺の上から退いてベッドの上にあぐらをかいた。俺もよろよろと起き上がって、凛に向かい合う。
凛"啧"地咂了下舌,从我身上退开盘腿坐在床上。我也摇摇晃晃地爬起来,和凛面对面坐着。

上目遣いに凛をちらりと覗き見ると、何故か俺の浮気を疑って青筋を立てた凛が鋭い目付きで俺を睨んでいた。めちゃくちゃこわい。
我偷偷抬眼瞄向凛,不知为何怀疑我出轨的凛正青筋暴起,用锐利的眼神瞪着我。超级可怕。

凛のことをまっすぐ見詰めることが出来ない。もう一度俯いてシーツを見ながら、俺はただ凛の反応を待った。
我无法直视凛的眼睛。再次低头盯着床单,我只是等待着凛的反应。

「言えよ、浮気相手は誰だ」  "说啊,出轨对象是谁"
「う、浮気なんてしてない」  "我、我才没有出轨"
「じゃあなんで急に、もうセックスしねえとか言い出すんだよ。意味分かんねえ」
"那你为什么突然说什么再也不做爱了?完全搞不懂"

「だって、凛が……、凛は俺とセフレのつもりなんだろ?俺、そんなのやだ。セックスするだけの関係なんて、なりたくない。凛のこと、好きなのに。……好きだから、つらいんだ。だから、こんな不毛な関係はやめたい」
"因为凛你……凛你只把我当炮友对吧?我不要这样。我不想只维持肉体关系。明明那么喜欢凛……正因为喜欢,才觉得痛苦。所以,这种毫无意义的关系就到此为止吧。"

言葉にすると本当にしんどくて、堪えていた涙がぼろぼろ溢れ落ちる。こんな時に泣くなんて、恥ずかしい。みっともない。凛にだけは見られたくなかった。最悪だ。
说出口的瞬间实在难受得紧,强忍的泪水扑簌簌滚落下来。这种时候哭出来太丢人了。太难看了。最不想被凛看见这副模样。真是糟糕透顶。

声も詰まってしゃくり上げそうになるから、俺は黙った。凛はきっと呆れているだろう。こんなに心が弱い俺じゃ、凛のライバルとして認められないかもしれない。
喉咙哽住几乎要抽泣出声,我只能沉默。凛肯定很失望吧。心理这么脆弱的我,或许根本不配当他的对手。

嫌だ。サッカーでだけは平等でいたい。俺からサッカーを取ったら、何も残らないんだから。
不要啊。至少在足球上想和他平起平坐。要是连足球都被夺走的话,我就真的一无所有了。

「こっち見ろ、潔」  「洁,看着我」
「ひっ、ひく、や、やだ……う、うぅ〜……」  「呜、呜……不、不要……呜、呜~……」
「じゃあ、いい。勝手にする」  「那好。随你便」
「凛……?」

ぐい、と顎を引かれ、凛の唇が俺の唇に重なる。キスをされていると認識すると、頭の中が混乱した。なんで、どうして、キスなんかするんだよ。俺のこと、好きでもないくせに。
凛猛地扣住我的下巴,他的唇瓣覆了上来。意识到这是亲吻时,我的大脑瞬间乱作一团。为什么?为什么要接吻?明明你根本就不喜欢我。

拒否するために凛の胸板を押してもびくともしない。フィジカルの差がここでも表れた。非力な自分がむかつく。キスして来る凛も本当にむかつく。きっ、ときつく凛を睨みつけると、平然とした顔で俺を見下ろしていた。
我抵住凛的胸膛想推开他,却纹丝不动。体格差距在此刻显露无遗。恼恨自己这般无力。更恼恨突然吻过来的凛。当我狠狠瞪向他时,那家伙竟一脸平静地俯视着我。

「泣くのは俺に負けた時と、セックスの時だけにしろ」
"你只准在输给我时,还有做爱时哭。"

「何言ってんだよ!意味分かんない!」  "胡说什么!根本听不懂!"
「意味分かんねえのはおまえの方だろ!おまえは俺と結婚したくねえのかよ!散々俺を弄びやがって!ふざけんな!」
"搞不清楚状况的是你才对吧!你难道不想和我结婚吗?把我耍得团团转!开什么玩笑!"

「は、はあ……?け、結婚って……?」  "哈、啊……?结、结婚……?"
「俺たちは付き合うとか付き合わねえとかじゃねえだろ!俺が十八になったら結婚するに決まってんだよ!異論は認めねえ、分かったか!!」
"我们之间早就不存在什么交往不交往的问题了!等我十八岁就结婚这不是明摆着的事吗!不准有异议,听明白没有!!"

俺の知る限り、凛が一番饒舌に話している。けれど、初めてそんなこと言われたし、話の意味は分からない。二年後に結婚しようなんて聞いたことないし。プロポーズされた記憶もない。
在我的认知里,这是凛说话最多的一次。但第一次听他说这种话,我完全不明白什么意思。两年后要结婚这种事从来没听说过,我也不记得有被求过婚。

「……ん?」  "……嗯?"

いや、待てよ。初めてセックスした時、猛烈な疲労で意識が遠のく中、凛が何かを言っていた気がする。なんだっけ。思い出せ、思い出してくれ、俺。たぶん、絶対大事なことだ。
等等。第一次做爱时,在因剧烈疲劳而意识模糊之际,我好像听见凛说了什么。到底是什么来着。快想起来,给我想起来啊,我。那绝对是至关重要的话。

『一生俺について来い』  『一辈子跟着我』

サッカーのことだと思っていたが、もしかして、めちゃくちゃ重いプロポーズの言葉だったのか。だから、付き合うとかじゃなくて、凛は俺のことを婚約者だと認識してるってこと?そんなの、口に出して言ってもらわなくちゃ分かんねえよ!
我原以为是指足球的事,但说不定,这其实是句分量超重的求婚台词?也就是说,不是交往这种程度,凛一直把我当成未婚夫看待?这种事不说出口谁会明白啊!

俺は一瞬油断した凛を押し退けてベッドの上で起き上がった。珍しくびっくりした表情の凛に、自分からキスをした。触れるだけの、子供みたいな口付けに想いを乗せる。
我一把推开瞬间失神的凛,从床上撑起身子。对着难得露出惊讶表情的凛,主动吻了上去。将满腔情意倾注在这个触碰般的、孩童般青涩的吻里。

「俺だって、凛が好きだよ!馬鹿野郎!今日だって勇気出して誘ったのに、デート嫌そうだったし、付き合ってないって言うし!おまえは圧倒的に言葉が足りないんだ!もっとちゃんと口に出して言えよ!ばか!ばか!ばーか!」
"我也最喜欢凛了!笨蛋!今天明明鼓起勇气约你,你却摆出嫌弃约会的样子,还说我们没在交往!你这家伙根本是语言表达障碍!给我好好用嘴巴说出来啊!笨蛋!笨蛋!大——笨——蛋!"

今度は自分から、凛の広い胸板に抱きつく。トク、トク、トクと聞こえる鼓動に安心した。良かった、俺、凛のこと好きでいていいんだ。腕を背中に回して、一ミリも隙間がなくなるようにぴったりとくっついた。
这次换我主动扑进凛宽阔的胸膛。听着扑通、扑通、扑通的心跳声,终于安下心来。太好了,我可以继续喜欢凛了。手臂环住他的后背,紧密相贴到不留一丝缝隙。

凛は、壊れ物を触るみたいに恐る恐る俺の身体を抱き締め返す。俺だってスポーツやってるし、男子高校生なんだから、簡単に壊れたりしないのにおかしいの。でも、大切にされてるって分かったから、悪い気はしない。ていうか、嬉しい。幸せ。凛が大好き。
凛像对待易碎品般战战兢兢地回抱住我。明明我是运动系男子高中生,哪有这么容易坏掉,真奇怪。但被如此珍视的感觉并不坏。或者说,超开心的。好幸福。最爱凛了。

「俺も、凛と結婚したい。ずっと一緒にいたい。サッカー出来なくなっても、ずっと。早く十八歳になれよ、バカ!」
"我也想和凛结婚。想永远在一起。就算以后不能踢足球了,也要永远在一起。快点长到十八岁啊,笨蛋!"

「馬鹿馬鹿うるせえんだよ、数ヶ月先に生まれただけで年上ぶりやがって!」
"烦死了烦死了,不就比我早出生几个月嘛,摆什么前辈架子!"

「年上だもーん!ふ、ふふ!凛、かわいい。好きだよ、大好き。俺も言葉にするから、凛も言って」
"我就是前辈嘛!哼,哼哼!凛,你好可爱。我喜欢你,最喜欢了。我也说出口了,凛也要说"

好き、好き、と耳元で囁く俺に、凛は呆れたってふうに溜め息を吐いた。でも、それがポーズだって知っている。だって、凛の耳は真っ赤に染まってた。照れてるんだ。本当に可愛い。サッカーやってる時は、憎たらしいくらいに格好いいのに。
听着我在耳边不断呢喃"喜欢、喜欢",凛装作无奈地叹了口气。但我知道那是装的。因为凛的耳朵已经红透了。他在害羞。真的太可爱了。明明踢足球的时候帅气得让人火大。

「一度しか言わねえ」  "我只说一次"
「え、やだ。いっぱい言って欲しい」  "诶~不要嘛。我想听你说好多遍"
「俺はおまえみたいにホイホイ言わねえんだよ」  "我可不会像你这样张口就来"
「たまにでいいから、ちゃんと言って。俺が不安にならないように」
"偶尔说一次就好,认真地对我说。别让我感到不安"

じっと見詰めると、凛は言葉を詰まらせた。今回の件は、凛にそれなりのトラウマを与えたようだ。
凝视之下,凛的话语哽在了喉间。这次事件似乎给凛留下了不小的心理阴影。

親の仇を見るような苦虫を潰した顔をしていた。本当にこいつは俺のことを好きなのか、僅かに不安になる。
他摆出一副活像见了杀父仇人般的苦瓜脸。这家伙真的喜欢我吗——这念头让我心头掠过一丝不安。

「好きだ、潔。俺から逃げるんじゃねえ」  "我爱你,洁。别想从我身边逃走"
「不穏だなぁ……」  "这气氛可真不妙啊……"
「さっさと起きろ。シャワー浴びんぞ」  “赶紧起来。要冲澡了”
「えっ、一緒に?ていうか、えっちすんの?」  “诶、一起洗?话说、要做吗?”
「するに決まってんだろ。おまえが避けるからこっちは溜まってんだよ」
“这不是明摆着吗。就因为你总躲着我才憋得慌”

溜まってるのは俺も一緒だけど。一週間以上、セックスしてない。凛に抱かれてからは、三日と空けずしていたから、正直身体が疼いていた。
其实我也憋得够呛。已经一个多星期没做过了。自从被凛抱过之后,我们从来不超过三天就会亲热,说实话身体早就躁动不安了。

俺は黙って凛について行った。ガラス張りの浴室で簡単にお互いの身体を洗う。後ろだけは念入りに洗われた。
我沉默地跟着凛走进浴室。在玻璃隔间的浴室里简单地互相清洗身体。后背被他特别仔细地冲洗了。

これからセックスすると思うと、腹の奥が欲を孕んで熱を持つ。期待し過ぎて膝が笑った。そんな俺を見下ろして、凛が微かに微笑う。悔しいのに、もう、欲しくて欲しくて仕方が無かった。
想到接下来要做爱,小腹深处便涌起情欲的热潮。过度期待让膝盖都发软。凛俯视着这样的我,露出若有若无的微笑。明明很不甘心,却已经渴望得无法自持。

俺たちはお互いの身体を雑にタオルで拭きあって、崩れ落ちるようにベッドへ倒れ込んだ。凛は俺に息継ぎさせないくらいねっとりとした長いキスで唇を覆った。凛は口が大きくて、舌が長い。口の中をべろべろに舐め回されて、酸欠なのに気持ちがよくて腰が揺れた。
我们草草用毛巾擦干彼此的身体,像垮塌般倒向床铺。凛用绵长得几乎不让我换气的深吻封住我的嘴唇。他的嘴很大,舌头很长。被他在口腔里来回舔舐,明明缺氧却舒服得腰肢发颤。

二人とも裸になってするセックスは初めてだった。素肌が触れ合うのが心地良い。俺は夢中になって、凛の舌に自分の舌を絡めた。じゅる、と唾液ごと舌を啜られて、触ってないのに緩く勃起する。凛のも、硬くなっている。
这是第一次两人赤裸相拥做爱。肌肤相触的感觉令人沉醉。我忘情地将自己的舌头缠上凛的舌。啾地一声,连带着唾液被他吮吸舌头,明明没被触碰却微微勃起。凛的那里,也硬了。

「は……、はあ、りん、凛……きもちいいよお……」  「哈……啊、凛……好舒服啊……」
「穴、キツいな」  「里面……好紧」
「だって、してなかったから。……んぃ、ああっ、指、入って来たぁ……!くちゅくちゅ、きもち、うあぁ、きもちいぃ……」
「因为……好久没做了……嗯啊、呀啊、手指、进来了……!咕啾咕啾、好舒服、呜啊、好舒服……」

「くそ……!えろい声出しやがって」  「可恶……!发出这么淫荡的声音」
「ふあぁ、ごめんなさい、ごめんなさいぃ……!」  "呜啊...对不起、对不起...!"

ローションと腸液を三本の指で掻き混ぜられて、頭の中がスパークする。駄目だ、もうイく、と思った瞬間、凛は俺の中から指を引き抜いた。あとちょっとで、イけたのに。俺の不満そうな顔を見下ろしながら、凛はベッドサイドのスキンを填める。
润滑液与肠液被三根手指搅动着,脑内火花四溅。就在想着"不行了、要去了"的瞬间,凛突然把手指从我体内抽离。明明差一点就要...抵达顶峰了。凛俯视着我欲求不满的表情,将安全套塞进床头。

凛のペニスはびきびきに血管が浮いて、腹につきそうなほど勃起していた。赤黒くてグロテスクな性器が欲しくて欲しくてどうしようもない。ごくり。俺は無意識に唾を飲み込んだ。
凛的阴茎青筋暴起,勃起到几乎要贴上腹部的程度。我疯狂渴求着那根紫黑狰狞的性器。咕噜。不自觉地咽了下口水。

「り、凛……!待って、なんか、やばいかも。今挿れられたら、俺──……」
"凛...!等等、好像...不太妙。现在插进来的话、我可能会──..."

「今さらやめる訳ねぇだろ、カス」  "都到这份上了怎么可能停啊,混蛋"
「待って待って待……、う、あああああ!!」  "等等等一下...呜、啊啊啊啊!!"

とろとろに蕩けた穴に、凛の剛直が突き刺さる。膨らんだ前立腺を先っぽが掠めた瞬間、目の前が真っ白になった。押し出されるように少し粘ついた精液がびゅうびゅう飛び散る。気持ちいい、気持ちいい、気持ちいい、死にそう!あれ?俺死んだ?
凛的坚挺刺入早已融化般的后穴。当龟头蹭过肿胀的前列腺时,眼前顿时一片空白。黏稠的精液被挤压着飞溅而出。好舒服、好舒服、舒服到要死了!咦?我死了吗?

きつく目を瞑っていたせいで真っ暗な視界の中、擬似的な死を感じた。なんとか肺を広げて酸素を吸い込む。生きてた。良かった。まだ世界一になってないんだから、死ねない。心底サッカー馬鹿な自分が笑える。
因紧闭双眼而陷入黑暗的视野里,仿佛体验到了虚假的死亡。拼命扩张肺部吸入氧气。还活着。太好了。还没成为世界第一呢,可不能死。想到自己这副足球白痴的模样就忍不住发笑。

なんだか面白くなって笑っていると、凛は舌打ちをして猿みたいに腰を振り出した。やばいやばい。イったばかりだから少し休ませて。言葉にしたいのに、気持ちがよくて声にならない。
不知为何觉得好笑正笑着时,凛咂了下舌像猴子般扭动起腰来。糟糕糟糕。刚高潮过让我歇会儿。明明想说话的,却因为太舒服发不出声音。

俺の片脚を肩に担いだ凛は、最初っから奥を狙って結腸の弁を小突いて来る。怖い。これ以上気持ち良くなるのが怖い。戻って来れなくなったら、どうしよう。弱い力で凛の肩を押しても、何の抵抗にもならなかった。
凛把我的单腿架在肩上,从一开始就瞄准深处顶弄结肠瓣膜。好可怕。害怕会变得更舒服。要是回不来了该怎么办。用微弱的力气推搡凛的肩膀,根本构不成任何抵抗。

腰を痛いほどの力で掴まれて、激しく抜き差しされる。腹の中身が捲れそうで怖い。なのに、必死な顔で腰を振る凛を見ていると、ときめきで胸が苦しくなって、やめてなんて言えなかった。もっと、もっとして欲しい。俺が欲しいって言って。
腰肢被近乎疼痛的力道攥住激烈抽插。内脏都快被搅翻了真可怕。可是看着凛拼命摆腰的表情,心跳快得胸口发疼,根本说不出停下这种话。想要更多、更多。说想要我啊。

苦しいのに、凛を引き寄せてキスをする。ああ、キスハメ気持ちいい。俺の中で凛がさらに大きくなった。可愛い。俺の凛。凛の全部をくれるなら、俺の全部をあげてもいいって思えた。もっと近くに凛を感じたかった。
明明难受得要命却把凛拉过来接吻。啊,边插边吻太舒服了。感觉凛在我体内变得更大了。好可爱。我的凛。想着要是能拥有凛的全部,把我的一切交出去也无所谓。想要更真切地感受凛的存在。

「あ、あ、あ、きもち、いっ」  「啊、啊、啊、好、好舒服」
「潔、いさぎ──……!」  「洁、干脆──……!」
「りん、来て、奥、来て……」  「凛、过来、到里面来……」
「早く、入れろ!」  「快点、插进来!」

ごちゅん!と、おおよそ人体の中から聞こえる音とは思えない音がして、凛が結腸の弁を越えた。瞼の裏にぱちぱちと星が散る。思考が飛んで、意識も保てない。身体がびくびく陸に打ち上げられた魚みたいに跳ねる。
"咕啾!"——发出了一声简直不像是人体内部能产生的声响,凛越过了结肠瓣膜。眼睑内侧迸溅出星星点点的火花。思绪飞散,意识也难以维持。身体像被冲上岸的鱼一样剧烈抽搐着。

「しんじゃう、しんじゃう!」  "要死了、要死了!"
「セックスごときで死なねえよ!」  "做个爱而已死不了的!"
「ああああ〜!りん、んっ、ちんちん、きもちいっ、あ、あ、セックスすごいよお……!」
"啊啊啊~!凛、嗯、小弟弟、好舒服、啊、啊、做爱太棒了……!"

「おまえの中も、やべえ」  "你里面...也太要命了"

凛が俺で気持ち良くなってくれてる。嬉しい、嬉しい。腹の中が勝手にきゅうきゅうと凛を食い締めてしまう。搾り取ろうとしてるみたいで、少し恥ずかしい。
凛在我体内逐渐愉悦起来。好开心,好开心。内壁不由自主地绞紧凛的性器,像要榨干他似的,让我有点害羞。

「くそっ」と唸った凛が、俺の中で射精した。スキン越しでも、いったのが分かる。俺も奥に擦り付けられて、もう一度吐精する。二人して、全力疾走した後みたいにぜえはあ息が荒かった。
"操..."凛低吼着在我体内射精。即便隔着套子也能感受到那股热流。我被顶到最深处,又泄了一次。两人像刚全力冲刺完般喘着粗气。

ぬぽ、と濡れた音がして、凛が萎えたペニスを引き抜く。その刺激すら気持ち良くて、ぶるりと身体を震わせた。
随着"啵"的湿润声响,凛抽出软下的阴茎。连这细微刺激都让我舒服得浑身发抖。

どさっと俺の身体の隣に倒れ込んだ凛は、きつく俺を抱き締めた。凛の匂いに包まれて、多幸感に満たされていく。
凛重重倒在我身旁,紧紧抱住了我。被凛的气息包围着,幸福感渐渐充盈全身。

凛が俺のこと好きでいてくれて良かった。ずっと一緒にいたいって思ってくれて嬉しい。
真高兴凛能喜欢我。她说想永远和我在一起,让我欣喜不已。

安心したら、眠くなってきた。凛が優しく髪を漉いてくれる。重くなる瞼は半分閉じていた。
安心下来后,困意渐渐袭来。凛温柔地梳理着我的头发。沉重的眼皮已经半阖。

「好きだ」  "我爱你"

おれも。って、ちゃんと言えたかな。起きたら、いっぱい言わなくちゃ。凛に好きだって伝えたい。大好きだって言いたい。
我也是。这句话,应该好好说出来了吧。等醒来后,一定要说很多很多次。想告诉凛我喜欢他。好想说出"最喜欢你"这句话。

ずっとずっと、いっしょにいてね。幸せな気持ちのまま、俺は意識を手放した。
要永远永远在一起哦。怀着幸福的心情,我放开了意识。

评论

  • はむ  哈姆
    2024年11月4日回信  2024 年 11 月 4 日回信
  • momoo0
    2024年11月3日回信  2024 年 11 月 3 日回信