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庭

ボクたち、私たちは【エピローグ】  我们【终章】

ボクたち、私たちは【エピローグ】 - 庭の小説 - pixiv
ボクたち、私たちは【エピローグ】 - 庭の小説 - pixiv
7,350字  7350 字
同棲するかもしれないみずえな√   或许会同居的水绘奈√
ボクたち、私たちは【エピローグ】  我们,我们的【终章】
同棲して数年後、瑞希が絵名にプロポーズする話  同居数年后,瑞希向绘名求婚的故事

エピローグです。ここまで読んで頂いてありがとうございました!
这是尾声。感谢您一直阅读到这里!


①はじまり→novel/24792603  ①起始→ novel/24792603
②看病編→novel/24818319  ②看病篇→ novel/24818319
③好きバレ編→novel/24879794  ③暗恋暴露篇→ novel/24879794
④告白編→novel/24902855  ④告白篇→ novel/24902855
⑤告白2編→novel/24979277  ⑤告白篇 2→ novel/24979277
⑥イチャイチャ編→novel/25050414  ⑥甜蜜互动篇→ novel/25050414
⑦ケンカ編→novel/25163926  ⑦争吵篇→ novel/25163926
⑧仲直り編→novel/25198393  ⑧和好篇→ novel/25198393
⑨おしまい→novel/25249482  ⑨终章→ novel/25249482
⑩エピローグ  ⑩尾声
みずえな暁山瑞希東雲絵名プロセカ25時、ナイトコードで。
水绘名 暁山瑞希 东云绘名 世界计划 25 时,Nightcord 中。
3548389
2025年7月12日早上8点25分  2025 年 7 月 12 日早上 8 点 25 分

「絵名」  “绘名”

「……」  “……”

「えーなー?」  “绘——名——?”

「……」

「…絵名さーん、ボク、そろそろ起きないとまずいんですが…」
「……绘名小姐,我再不起来就要糟糕了……」

 カーテンの隙間から見える陽の光と絵名の顔を交互に見つめる時間がどれだけ経っただろうか。
从窗帘缝隙透进的阳光与绘名的脸庞交替映入眼帘,不知这样的时光已流逝了多久。

 瑞希の左半身にしっかりと絡みついたまま眠り続ける絵名はいくら名前を呼ばれても無反応だった。一緒に暮らし始めて何年も経つが、絵名の目覚めの悪さは変わらない。
瑞希的左半边身子被牢牢缠住,任凭怎么呼唤名字,绘名依然沉睡不醒毫无反应。同居生活已持续多年,绘名这糟糕的起床气却丝毫未改。

 瑞希とて可愛らしい恋人の寝顔をずっと眺めていたい気持ちもあるが、そうも言ってられない。
虽说瑞希也想一直凝视恋人可爱的睡颜,但眼下实在耽搁不得。

 今日は午前中から外で仕事の打ち合わせが入っている上に、個人的に予約した「あるもの」を店に取りにいかなければならない日だった。そろそろ準備しないと間に合わなくなってしまう。
今天上午要外出进行工作洽谈,还得去店里取事先预约的"某样东西"。再不准备就要赶不上了。

 予約をして、取り寄せた「それ」は何も今日取りにいかなければならないというわけではないが、瑞希は一刻も早くこの目で確認がしたかった。今日はついでに仕事で外に出なければならないので、丁度良かった。仕事の方がついでになるほどに、瑞希は「それ」を手元に迎えるのをそわそわと心待ちにしていたのだ。
虽然预约订购的"那个东西"并不一定要今天去取,但瑞希还是想尽快亲眼确认。今天碰巧因工作必须外出,正好顺路。工作反倒成了顺便的事,瑞希一直坐立不安地期待着把"那个"拿到手。

「絵名~、起きようよ~、えなえなえーなー…ダメだね、これ…」
"绘名~该起床啦~小绘绘~绘名~...完全没反应呢..."

 これだけ声をかけても反応は、ない。強硬手段に出るしかあるまいと、絵名の肩を強めに揺さぶって眠りから引き上げようとする。
这样呼唤都没有任何回应。看来只能采取强硬手段了,瑞希用力摇晃着绘名的肩膀,试图把她从睡梦中拽出来。

「ほら~、絵名っ、朝だってばー」  “喂~绘名,早上了啦——”

 そうして、ようやく「んん…」と眉間に皺を寄せた絵名の意識が浮上する。
就这样,绘名终于“嗯……”地皱起眉头,意识渐渐浮上水面。

「……」  “……”

「おはよ、絵名」  “早啊,绘名”

 瑞希はまだ焦点の合わない絵名の前髪を、奪われた腕とは反対側の指で梳いて声をかける。そしてそろそろ抱きしめられた自分の左腕を解放してほしかった。薄着のルームウェアのせいで色々と障りがある。色々と。
瑞希用未被束缚的那只手梳理着绘名尚未聚焦的刘海,轻声问候。同时暗自希望对方能快点放开自己被抓着的左臂——穿着单薄睡衣的现状实在造成了诸多不便。诸多不便。

 恥ずかしがる時期なんてとうに過ぎてはいたが、何も感じないわけは決してないのだ。しかし引き抜こうとするものの、絵名は寝起きとは思えないほど尚も力強く握って離さない。
虽然早已过了会害羞的年纪,但要说毫无感觉那绝对是骗人的。然而即便试图抽出手指,绘名却仍以不似刚睡醒的力道紧紧攥着,丝毫没有松开的意思。

「絵名ぁ~…」  “绘名~……”
 
「キスしてくれたら起きるぅ…」  “亲我一下……就起来……”

 まだまだ寝ぼけ眼の絵名がそう呟く。今日の目覚めは機嫌の悪い方向ではなく甘える方向であるらしい。どちらにしろ寝起きが悪いのに変わりはないが機嫌悪く当たられるよりはこちらの方がずっと良かった。
睡眼惺忪的绘名这样嘟囔着。看来今早的起床气不是朝着闹别扭的方向,而是撒娇的方向发展。虽说无论哪种都改变不了她起床困难的事实,但比起被闹脾气的她迁怒,现在这样可要好得多。

「起きてるじゃん」  “这不是醒着嘛”

 一応文句を伝えつつ、瑞希は絵名に覆い被さり唇を合わせる。何度か短いキスを繰り返すと、瑞希はほんの少し悪戯心が沸いて、唇の割れ目を舌でなぞるようにつつくと奥まで突いて侵入する。
瑞希一边嘟囔着抱怨,一边俯身压住绘奈,将嘴唇贴了上去。几次短暂的轻吻后,瑞希突然起了点恶作剧的心思,用舌尖描摹着唇缝轻轻挑逗,而后长驱直入地侵入深处。

 戸惑いながら、答えようとする絵名の舌をぐいぐいと圧倒するように深く、呼吸をする暇すら与えずにもみくちゃに食い荒らしてやる。
她霸道地纠缠着绘奈不知所措回应的舌尖,深吻得近乎窒息,连换气的间隙都不给,仿佛要将对方生吞活剥般肆意掠夺。

「んんっ、っ…ふ…っっ」  “嗯嗯、嗯…呼…嗯嗯”

 絵名の呼吸が限界を迎えるギリギリを見極め、瑞希はようやく絵名の唇を解放すると同時に絵名のじとりとした涙目の睨みが突き刺さる。
眼看绘名的呼吸即将达到极限,瑞希终于松开她的唇瓣,同时被绘名那双噙着湿漉泪光的怒视狠狠刺中。

「はぁ…はぁ…っ…」  "哈啊…哈啊…"

 若干やり過ぎたかな、と瑞希が反省の意を示そうとすると絵名の手刀が頭に飛んでくる。
正当瑞希反省自己是否做得太过火时,绘名的手刀已劈头盖脸地砸了下来。

「いったーい!ぼーりょくだぁ…」  “好痛——!我的背啊……”

「…ぁ、あ、朝からそこまでしろって言ってないでしょ!」
“……啊、啊、我可没说要一大早就做到这种地步吧!”

 酸欠なのかそれ以外の理由なのか、顔を真っ赤にした絵名が抗議する。目はしっかりと覚めたらしい。
不知是缺氧还是别的什么原因,脸涨得通红的绘那抗议道。看来她的眼睛已经完全清醒了。

「リクエストに答えただけなのにー」  “明明只是应了你的要求而已——”

「もう!今何時!?」  “真是的!现在都几点了!?”

 絵名が上気した顔から熱を逃がそうと髪をかき上げる。昔よりも随分と伸びた髪はちょうど、高校生の頃の瑞希と同じぐらいの長さになっていた。
绘名将泛红的脸颊旁的头发撩起散热。比起从前已经长了许多的秀发,如今长度恰好与高中时期的瑞希差不多。

「9時半」  "九点半了"

「嘘、もうそんな時間?起こしてよ!」  "骗人,都这个点了?快叫醒我啊!"

「起こしましたけど!?」  "我叫过了啊!?" %%

 その後は二人で飛び起きて急いで準備をする。朝ご飯というには若干遅い時間帯であったが瑞希が食パンをトーストしてスクランブルエッグとウインナーを焼いてテーブルに並べているとようやく絵名がのそのそとリビングにやってくる。
之后两人慌忙起床赶着做准备。虽说吃早餐的时间已经有些晚了,但当瑞希烤好吐司、煎好炒蛋和香肠摆上桌时,绘名才慢吞吞地晃到客厅来。

 長い髪はポニーテールにしてまとめられているが、格好はルームウェアのままだった。
长发扎成了马尾,身上却还穿着家居服。

「もー、着替えなよー。いくら在宅ワークだからってねぇ」
“真是的,快去换衣服啦。虽说是在家工作也不能这样嘛。”

 絵名は、現在新米の画家として独り立ち…を目指している最中だ。収入源は、ネットで受注をしているイラストレーターとしての東雲絵名の方が大きく割合を占めている状況だった。幸いにも、そちらは生活が成り立つ程度に利益を上げている。
绘名现在正以新人画家的身份努力自立……虽然目前主要收入来源还是作为网络插画师的东云绘名。所幸这份工作带来的收益足以维持生计。

 それでも画家として描いた絵で名を上げたい絵名は自ら売り込みに走ったりと営業は欠かしていない。描き続けている姿勢も変わらない。
即便如此,作为画家想要靠自己的画作扬名的绘名,依然亲自奔走推销,从未懈怠过营业活动。持续创作的姿态也始终未变。

 絵名はあの頃と同じく、自分の絵を描き続けている。
 绘名和那时一样,仍在坚持画着自己的画。

「あとで着替えるってば。瑞希は今日、外?」  "都说了待会儿再换衣服啦。瑞希今天要出门?"

「うん。担当さんとカフェで打ち合わせ。その後、ちょっと買い物行ってこようかなって」
“嗯。和负责人在咖啡厅碰头开会。之后可能顺便去买点东西吧。”

 一方、瑞希はアクセサリーデザイナーとしてちょっとした有名作家になっていた。専門学校時代に趣味で作っていたハンドメイドのアクセサリーをネットに上げたところいわゆる「バズり」をした結果、一気に瑞希の作るアクセサリーは世間に知れ渡った。最初は頼まれて個人で受注をしていたアクセサリーだが、段々と瑞希一人の手で作るには手に余る状況になったところを企業に声をかけられたのだ。
另一方面,瑞希作为饰品设计师已经小有名气。她在专科学校时期出于兴趣制作的手工饰品上传到网络后意外“爆红”,使得瑞希设计的饰品迅速走红。起初只是接受私人订制的饰品,但随着订单量逐渐超出个人手工制作的能力范围,终于有企业向她抛出了橄榄枝。

 
「ね、外に行くなら甘いもの買ってきてよ」  “喂,要是出门的话帮我带点甜食回来呀”

「はいはい、先週行ったケーキ屋さんの前通るけどチーズケーキでいい?」
“好好好,上周去过的那家蛋糕店就在前面,芝士蛋糕可以吗?”

「うん!よし、やる気出てきた。私も今日がんばろっと」
“嗯!好,我又有干劲了。今天我也要加油。”




 数週間前のことだ。瑞希が企業の担当の人と、仕事の話の流れでデザインの参考にとジュエリーショップに来ていた。
这是几周前的事了。瑞希因与企业负责人洽谈工作时,为获取设计灵感而来到了一家珠宝店。

 瑞希が作るアクセサリーはティーン向けであることが多いが、少し大人向けのデザインを視野に入れてみてはどうかと瑞希が足を踏み入れたことのないような少々高級志向のショップに連れてこられたのだ。
瑞希制作的饰品多以青少年为目标群体,但这次她被带进了一家略显高档的店铺——那种她从未涉足过的、稍带轻奢风格的店面,有人建议她不妨尝试些面向成熟女性的设计。

 そこで、瑞希は一目惚れをしてしまった。  就在那里,瑞希一见钟情了。
 桜の花をあしらった指輪に。本当にこれが金属かと疑うような繊細な拵え。中央に光るのはピンクダイヤ。
那枚点缀着樱花的戒指。工艺精细得让人怀疑是否真是金属所制。中央闪耀的是一颗粉钻。

 ガラスケース越しに瑞希はただただ見惚れた。これを、絵名に送りたいと、絶対に送りたいと強い意志で瞬間的にそう思った。
隔着玻璃展柜,瑞希看得如痴如醉。她瞬间涌起强烈的冲动——要把这个送给绘名,无论如何都要送给她。

 ふらふらと、何かに操られるようにしてそれを購入したのは記憶に新しい。驚くほどゼロが並ぶその金額すら気にもならないほどに取りつかれてしまっていた。
恍恍惚惚间,仿佛被什么操纵着买下它的记忆还历历在目。当时她着魔到连那串惊人数字的标价都毫不在意,账单上排列的零多得吓人。

『こちらデザインリングとしてもご使用頂けますが、エンゲージ用としても人気の高いものとなっております。大切な方への贈り物ですか?エンゲージ用でしたら、刻印も頂けますよ』
这款既可以作为设计款戒指日常佩戴,也是颇受欢迎的订婚戒指呢。是要送给重要的人吗?如果是订婚用途的话,我们还可以提供刻字服务哦

 店員の言葉に、瑞希は改めて指輪をじっと見つめる。
店员的话语让瑞希再次凝视着戒指。

『……エンゲージ』  ……订婚戒指

 つまり、それは婚約指輪ということ。  也就是说,那枚戒指意味着婚约。

 確かにこの指輪の価格は、ただ単にプレゼントにというには少々値段が張りすぎている気がする。
确实这枚戒指的价格,单纯作为礼物来说似乎有些过于昂贵了。

 絵名にこの指輪を送るということは絵名に結婚を申し込むということだ。考えたことがなかったわけではない。いや、むしろこの先絵名以外の人とどうこうなるだなんて考えたことはない。
 送给绘名这枚戒指,就意味着向绘名求婚。并非没有考虑过。不,倒不如说从未想过今后会和其他人有什么发展。

 
 一緒に暮らし始めて、数年。頃合いだなんてよくわからないけれど、絵名と一緒にいたいという気持ちは絵名に恋をした日から色褪せることはなかった。
 开始同居已有数年。虽然说不清什么时机才算恰当,但想要和绘名共度余生的心意,从爱上她的那天起就从未褪色。

 であれば、早かろうと遅かろうと変わりはない。良い機会ではないか、と瑞希は意を決して購入を進めた。
既然如此,早买晚买都没差别。这不正是个好机会吗——瑞希下定决心推进了购买流程。

 ちなみに一緒に来店していた担当の人は、瑞希の行動力に呆然としていた。それはそうだろう。
顺便一提,同行的负责人员被瑞希的行动力惊得目瞪口呆。这也难怪。

 結局、指輪はその日に持ち帰ることはできなかった。サイズや刻印を合わせなければならないので仕方がないとはいえ残念だった。だが瑞希は数週間後を心待ちに帰路に着くのだった。
最终当天没能把戒指带回家。虽然调整尺寸和刻字是必要流程,但难免感到遗憾。不过瑞希仍满心期待着数周后的成品,踏上了归途。

 ──というのが数週間前の話だ。  ──这是几周前的事了。

 瑞希は手提げ袋さえ高級そうなブランドの紙袋を手に持って歩いていた。
瑞希手里提着一个连购物袋都像是高档品牌纸袋的袋子走着。

 仕事を早々に終え、急いでジュエリーショップで受け取ったのはあの時の指輪だ。店頭で再びあの指輪を確認のために見た時、瑞希は改めてその指輪に見惚れた。ようやく自分のもとにやってきた指輪に嬉しさを隠しきれず微笑ってしまったのを店員に気付かれ『暁山様の大切な方に喜んで頂けるよう祈っております』などと言われ、一気に現実感がわいてしまった。
她早早结束工作,匆忙赶到珠宝店取回的正是那枚戒指。当她在柜台前再次查看那枚戒指时,瑞希又一次被它的美丽所倾倒。终于来到自己手中的戒指让她难掩喜悦,不自觉地露出了微笑,被店员察觉后对方说了句「祝愿晓山先生珍视的人能喜欢这份礼物」,这句话顿时让她感到无比真实。

 この指輪を初めて見た時はあんなにも興奮して盛り上がっていたというのに、瑞希は今さらながらに不安に駆られていた。一体どんなタイミングでこれを絵名に渡せばよいというのか。
第一次看到这枚戒指时明明那么兴奋激动,可此刻瑞希却被不安所笼罩。到底该在什么时机把它交给绘名才好呢?

 これから買いに行くチーズケーキと一緒に渡すものでもないよなと瑞希は一人頭を悩ませながら街中を歩いていると、後ろから聞き覚えのある声に呼び止められた。
"总不能和待会要买的芝士蛋糕一起送出去吧",瑞希正独自烦恼地走在街上,突然被身后熟悉的声音叫住了。

「あれっ瑞希じゃん?」  "咦?这不是瑞希吗?"

 振り向くと、そこには高校からの大切な友人である杏と、恋人の弟である彰人の姿があった。瑞希は喜んで駆け寄る。
一回头,只见站在那里的正是从高中时代就交情深厚的挚友杏,以及恋人弟弟彰人的身影。瑞希欣喜地小跑过去。

「杏!それに弟くん!」  "杏!还有弟弟君!"

 杏も久々の友人との再会に喜んで駆け寄る。杏と瑞希がイェーイとハイタッチするのを彰人は半目で見ていた。こういう表情は姉弟そっくりだなと瑞希は思ったが黙っておく。
杏也为与久违的朋友重逢而高兴地迎上前。看着杏和瑞希"耶"地击掌欢呼,彰人半眯着眼睛旁观。这副表情真是和姐姐一模一样呢,瑞希暗自想着却保持沉默。

「ほんと、久しぶり!二人とも日本に帰ってたんだね~」
“真的好久不见!你们俩都回日本了啊~”

「うん、来月にはまたアメリカ行くけどね。今のうちにこっちで買い出ししておこうと思ってさ。瑞希も買い物?」
“嗯,不过下个月又要去美国了。想着趁现在在这边采购些东西。瑞希也是来买东西的吗?”

「えーと、そんなとこ」  “呃,差不多吧”

 恋人へ送る婚約指輪を買いに来てました。なんてこの流れで言うには少々重たい世間話である。瑞希は話を逸らすように彰人へ話しかける。
我是来给恋人买订婚戒指的。这种话题在这种场合下说出来未免有些沉重。瑞希像是要转移话题似的对彰人说道。

「あ、弟くん。お姉ちゃんは元気にやってるから安心してね~」
“啊,弟弟君。姐姐我过得很好,你就放心吧~”

「元気にやってんなら別にいいけどよ…てか、お前まだあいつと続いてんのな」
“过得好就行…话说,你居然还和那家伙在一起啊”

「やだなぁ、あんなにカワイイ恋人を手離すわけないじゃんかー」
“讨厌啦,怎么可能放走这么可爱的恋人嘛~”

 わざと軽口のように言い放つが、真実だ。しかもこれからキミの大事なお姉ちゃんに結婚を申し込もうと思っています、などとは流石にまだ言えなかった。
虽然故意用轻佻的语气说出来,但这是真心话。不过"其实我正打算向你最重要的姐姐求婚"这种话,现在果然还是说不出口。

「おいやめろ。オレにそういう話を聞かせるんじゃねぇよ…」
“喂住口。别跟我说这种话题啊…”

「あはは、彰人ってば焼きもちー?」  “哈哈,彰人你吃醋啦?”

 杏が無邪気にからかう。  杏天真无邪地调侃道。

「今のをどう解釈したらそうなんだよ!」  “你究竟是怎么理解才会得出这种结论啊!”

 心底嫌そうな顔をする彰人だが、瑞希はふと思った。
彰人脸上露出嫌弃的表情,但瑞希突然想到。

(そっか、もしボクと絵名が結婚したら弟くんは本当にボクの弟くんになるんだなぁ…)
(啊,如果我和绘名结婚的话,弟弟君就真的会成为我的弟弟了呢…)

「弟くん…」  “弟弟君…”

「あ?」  “啊?”

「ボクたち、末永く仲良くしようね…!」  “我们要永远相亲相爱哦……!”

「…気持ち悪い顔してんぞ、お前」  “……你那张脸真恶心。”

 瑞希がしみじみと伝えるが、大変失礼なことを言われてしまう。その後、数分立ち話をしてから二人と別れ、瑞希は二人分のチーズケーキを購入し二人で住むマンションへ帰っていくのだった。
瑞希语重心长地倾诉着,却听到对方说了非常失礼的话。之后站着闲聊了几分钟便与二人告别,瑞希买了两份芝士蛋糕,回到了两人同居的公寓。




 そもそも、突発的に購入してしまったこの指輪。指のサイズは本当に大丈夫だろうかと、不安がよぎる。
这枚戒指本就是一时冲动买下的。手指尺寸真的合适吗?不安掠过心头。

 絵名に相談なく購入してしまったので仕方がないが、大体の見当をつけて購入してしまったのだ。普段よく触れている指のサイズだ。自分の指と照らし合わせ、恐らくこのサイズで問題はないだろうという大きさを購入した。サイズは直すこともできるとはジュエリーショップで説明はされたが、いざサプライズでプロポーズしてサイズが違うだなんて居たたまれない。
 没和绘名商量就擅自购买也是无奈之举,只能凭感觉估摸着买了。毕竟平时经常触碰她的手指。比照着自己的手指尺寸,估摸着这个大小应该没问题。珠宝店虽说可以修改尺寸,但要是惊喜求婚时发现尺寸不对就太尴尬了。

「…ただいま~」  “我回来了~”

 どう渡したものか決心のつかないまま、指輪の入った紙袋を背に隠すようにしてオートロックの扉を開く。しかし中からは何の反応もない。珍しく出かけているのか、絵を描くのに集中しすぎているのか…と瑞希が上着を脱ぎながらリビングに着くと絵名はそこにいた。
犹豫着该如何送出戒指,我将装着戒指的纸袋藏在背后,刷开了公寓的自动门锁。屋内却毫无回应。是难得外出了,还是画画太专注了呢…当瑞希脱下外套走进客厅时,发现绘名正躺在那里。

「寝てる…」  "睡着了..."

 絵名は、二人がけのソファーに横になってそのまま寝ていた。ちなみに朝からのルームウェアは着たきりのままだった。あんなに着替えろと言ったのに結局そのまま絵を描く作業に入ったらしい。
绘名横躺在双人沙发上睡着了。说来她连早上起床时穿的居家服都没换。明明之前那么强烈要求她换衣服,结果她似乎直接就开始画画工作了。

 すん、とカレーの匂いがした。夕飯を作って、そのまま疲れて寝てしまったのだろうか。瑞希が近づいても絵名は起きることなく規則的な寝息が続いていた。
空气中飘来一阵咖喱的香味。大概是做完晚饭后太累直接睡着了吧。即使瑞希走近,绘名依然没有醒来,持续发出均匀的呼吸声。

 瑞希は二人分のチーズケーキの入った箱をそっと近くのテーブルに置くと、絵名を見つめる。
瑞希把装着两人份芝士蛋糕的盒子轻轻放在旁边桌上,凝视着绘名的睡颜。

 無防備な絵名の寝顔はこの数年で何度も見た。それでも瑞希は見飽きることはなく、その寝顔をじっと見ていた。大好きな人のテリトリーにこうしてそばに居られることに、何年経っても幸福を感じていた。望むことが許されるなら、こうしてずっとそばにいたい。プロポーズの言葉すら思いついてもいないのに、瑞希は早くこの指輪を絵名に渡したくてたまらなかった。
这些年见过无数次绘名毫无防备的睡颜。即便如此瑞希依然看不腻,只是静静凝视着。能够像这样待在最爱之人的领地里,无论过去多少年都让她感到幸福。如果愿望能被允许,真想永远这样相伴左右。明明连求婚的台词都没想好,瑞希却已经迫不及待想要把这枚戒指交给绘名。

 絵名の寝顔を見ながら、瑞希はある考えが頭によぎった。
望着绘名熟睡的面容,瑞希脑海中闪过一个念头。

 今、まさに目の前で眠っている絵名にこっそりと指輪をはめてサイズを確かめてみればよいのではと。
现在不正可以趁绘名在眼前安睡时,偷偷给她戴上戒指确认尺寸吗。

 紙袋の中に入った、ベルベット調の小さなピンクの箱を瑞希はそっと取り出す。音を立てないように気をつけながらケースを開くと中にはピンクダイヤの輝く桜の花びらをあしらったリングが姿を見せる。
瑞希轻轻取出纸袋里那个丝绒质感的粉色小盒。她屏息打开盒盖,一枚镶嵌着粉钻樱花花瓣的戒指在盒中熠熠生辉。

 指輪を傷つけないよう静かに摘まんで取り出すとお腹の上に組まれた絵名の手をそうっと取って左手の薬指に指輪をすっと通した。
为了不伤到戒指,他轻轻捏住它取了出来,然后小心翼翼地捧起绘名交叠在腹部的双手,将戒指缓缓套进她左手的无名指。

 指輪は小さすぎもせず大きすぎもせず、まさにピッタリのサイズであった。瑞希は自分の見当にほっと一息をつく。
 戒指既不会太小也不会太大,尺寸简直完美无缺。瑞希为自己的判断准确而松了一口气。

 そしてすぐに指輪を取り外せば良かったのに、瑞希は数秒絵名の指に見蕩れてしまったのがよくなかった。よく、なかった。
 明明应该立刻把戒指取下来的,可瑞希却盯着绘名手指上的戒指恍惚了好几秒。这实在,太糟糕了。

「何してんの、瑞希…」  “你在做什么,瑞希…”

 目を開けた絵名が、ぼんやりと指に見惚れていた瑞希をじっと見つめていた。瑞希の心臓が痛いほどに飛び跳ねた。
睁开眼的绘名,正凝视着出神盯着自己手指的瑞希。瑞希的心脏剧烈跳动到发疼。

「えっ!!え、絵名っ…えとっ、お、おはよう!?」  “啊!!诶、绘名…那个、早、早上好!?”

「…おはよ。てか寝ちゃってたんだ、私…」  “…早、早上好。话说我居然睡着了…”

 あくびを噛みころす絵名は、寝ぼけてぼんやりしている。気づいてない。指輪をはめられている事に気づいていない。
揉着眼睛强忍哈欠的绘名,还带着刚睡醒的迷糊劲儿。她完全没有察觉——完全没有察觉无名指上多了一枚戒指。

 しかし咄嗟に両手で絵名の左手を包み隠したものの、いつまでもこうしているわけにもいかない。どうやって気づかれずに指輪を回収したものか瑞希には良い考えは浮かばなかった。冷や汗が止まらない。
虽然瑞希下意识地用双手将绘名的左手包住藏了起来,但总不能一直这样下去。该如何在不被发现的情况下取回戒指,瑞希一时也想不出什么好主意。冷汗止不住地往下流。

「…なぁに、手なんて握っちゃって。あ、わかった。甘えたいんでしょー?」
"...哎呀,怎么连手都牵上了啊。啊,我知道了——是想撒娇对吧?"

 まだ何も気づいていない絵名がにやりと笑う。  尚未察觉真相的绘名突然露出促狭的笑容。

「え、う、え、ううん、えと…」  “呃,嗯,呃,不,那个……”

 冷や汗は全身から出る勢いで瑞希は焦っていた。絵名の言葉に肯定も否定もできずに狼狽えていると瑞希の様子がおかしいことに絵名も気づく。
冷汗如雨般从全身冒出,瑞希急得手足无措。面对绘名的话语,她既无法肯定也无法否认,正狼狈不堪时,绘名也察觉到了她的异样。

「何、どうしたの?ていうか、手…ん?」  “咦,怎么了?话说手…嗯?”

 さすがに覚醒して指に違和感を感じたであろう絵名が瑞希がしっかりと握りしめた左手を引っ張る。
果然清醒过来的绘名似乎感觉到了手指的异样,试图抽回被瑞希紧紧握住的左手。

「…瑞希。ちょっと手、離して」  “…瑞希。稍微松开一下手”

「…ま、待って」  “等、等等”
 
 絵名が左手を引き抜こうとする。瑞希がそれをさせまいと引っ張る。それを絵名が引っ張る。綱引きのようなやり取りに絵名がとうとう苛立ち、無理矢理左手を引き抜いた。
绘名试图抽回左手。瑞希不肯松手反而拽得更紧。绘名又往回拉扯。在这场拔河般的僵持中,绘名终于失去耐心,强行将左手抽了出来。

「あぁもう!離しなさいってば!……え、なにこれ、指輪…?」
“啊真是的!都说了放开我啦!……咦,这是、戒指…?”

 見られてしまった。指輪を見られてしまったからには、覚悟を決めるしかなかった。何か言わなければと、瑞希は勢いのままに叫んだ。
被看到了。既然戒指被看到了,就只能下定决心了。瑞希觉得必须说点什么,便顺势喊了出来。

「え、絵名っ!」  “诶,绘名!”

「はいっ!?」  “啊!?”

 混乱しているであろう絵名に、瑞希は続ける。  面对可能已经混乱的绘名,瑞希继续说道。

「ボクは、絵名とずっと一緒にいたい!」  “我想永远和绘名在一起!”

「うっ…うん!?」  “呜…嗯!?”

「だからっ…その、一緒にいるっていう約束として…絵名と結婚、したい、ですっ…!!」
"所以...那个...作为要永远在一起的约定...我想和绘名结婚...!!"

 言った。言い切った。瑞希が想いの丈を言い切って、汗ばんだ拳をぎゅっと握りしめる。絵名の次の言葉が怖くて、緊張で吐きそうだった。もし、断られたらなんて後ろ向きな考えが頭をよぎる。
说出来了。终于说出来了。瑞希将满心的情意倾吐而出,紧握的拳头渗出汗水。她害怕听到绘名接下来的回应,紧张得几乎要吐出来。要是被拒绝怎么办——这样消极的念头在脑海中一闪而过。

 しかし、そんなものは当然のことながら杞憂に過ぎなかった。
然而这种担忧,当然不过是杞人忧天罢了。

 絵名が、瑞希の強く握った拳をほぐすようにそっと手を重ねる。
绘名轻轻地将手覆在瑞希紧握的拳头上,像是要帮她松开似的。

「……しようよ。うん、結婚か…しよう、瑞希。私も、瑞希とずっと一緒にいたい」
“……我们结婚吧。嗯,结婚…瑞希,我们结婚吧。我也想…永远和瑞希在一起。”

「絵名…」  “绘名…”

 絵名は、照れくさそうに微笑っていた。その顔を見て、瑞希の緊張もようやくとける。どちらともなく、二人で抱き合った。
绘名害羞地微笑着。看到她的表情,瑞希的紧张也终于化解。不知是谁先主动,两人相拥在一起。

 受け入れてもらえて、了承の意をもらうことができた。こんなに唐突にプロポーズする予定ではなかったが、伝えることができて、指輪を渡すことができて瑞希は心の底から安堵ができていた。
 得到了对方的接纳与认可。虽然原本没打算如此突然地求婚,但能够传达心意并送出戒指,瑞希从心底感到释然。

 しばらくの間、何をするでもなく抱き合っていたが絵名がぽつりと呟いた。
 两人相拥无言片刻后,绘名突然轻声低语。

「…ねぇ、待ってよ。今のって…プロポーズってことよね」
“等等…刚才那个…算是求婚对吧?”

「え、うん。そう、です」  “啊、嗯。是的。”

 絵名が瑞希からがばっと離れて信じられない、という顔で慌てた。
绘名猛地从瑞希怀里挣开,满脸难以置信地慌乱起来。

「…わ…私!めちゃくちゃ寝起きなんだけど!?すっぴんだし、こ、こんな部屋着だし!もうちょっとちゃんとした可愛い格好してる時に言いなさいよ、ばか!!」
"…我…我现在刚睡醒啊!?素颜不说,还、还穿着这么邋遢的家居服!至少等我打扮得可爱点的时候再说啊笨蛋!!"

「えぇっ!?部屋着は着替えろって朝言ったじゃん!それに、ボクだってこんな突然言うつもりなかったんだよ~!絵名が起きちゃうからさぁ…!」
"诶!?早上不是说过要换掉家居服嘛!而且我也没打算这么突然说出来的~!还不是因为絵名你突然醒了…!"

「人のせいにするの!?あんたがこんな、こんな…なに、この指輪めちゃくちゃ可愛いんだけど…!」
"还怪起我来了!?明明是你突然…突然…等等,这戒指可爱得太过分了吧…!"

「でしょ!?絶対絵名に似合うと思ったんだ!」  “对吧!?我就觉得绝对适合绘名!”

 絵名が改めて指輪をじっくりと見つめ、絶賛する。だがその指輪のついた左手を胸に抱きしめるようにして絵名は叫んだ。
绘名再次仔细端详戒指,赞不绝口。但她突然将戴着戒指的左手紧紧抱在胸前,大声喊道。

「ゆ、指輪は気に入ったけど、ダメ!やっぱりダメ!プロポーズやり直して!私、着替えてメイクしてくるから待ってて!!」
“虽、虽然戒指我很喜欢,但是不行!果然还是不行!求婚要重来!我现在就去换衣服化妆,你等着!!”

「えええ!?」  “诶诶诶!?”

 絵名が立ち上がると、その指輪ごと自分の部屋に駆け込んでいった。嵐のような絵名に、瑞希は呆然として見送ってしまう。どうやら、もう一度プロポーズをやり直さなければならないらしい。
绘名猛地站起身,连同戒指一起冲进了自己的房间。面对风暴般离去的绘名,瑞希只能呆然地目送她离开。看来,必须重新再来一次求婚了。

 瑞希は絵名が寝そべっていたソファーに頭を預け、天井を仰ぐ。もう一度、プロポーズするためにプロポーズの言葉を考えてみるがやはり上手いプロポーズの言葉なんて浮かばなかった。言いたいことは、さっき全部言ってしまったのだから。
瑞希将头靠在绘名刚才躺过的沙发上,仰望着天花板。为了再次求婚,他试着构思求婚的台词,但果然还是想不出什么漂亮的求婚词。毕竟想说的话,刚才已经全部说完了。

 絵名の作ってくれたカレーの匂いが、瑞希の空腹を刺激した。きっとニンジンもきのこも入っていない、二人だけの美味しいレシピのカレーが早く食べたかった。二人でご飯を食べて、デザートのチーズケーキを食べながら何てことない話がしたい。そんな生活が、ずっとずっと続けばいいと想いながら瑞希は瞳を閉じた。
绘名煮的咖喱香气刺激着瑞希的胃。她迫不及待想吃到这份专属于两人的美味咖喱——肯定没有胡萝卜也没有蘑菇。想和绘名一起吃饭,边吃芝士蛋糕甜点边聊些无关紧要的话题。瑞希闭着眼睛,祈愿这样的生活能永远持续下去。


 ボクたち、私たちは、誓いあう。  我们在此立下誓言。

 辛い時間も、楽しい時間も、共に生きることを。  无论是艰辛的时光,还是快乐的时光,都要共同度过。



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ボクたち、私たちは【エピローグ】  我们【终章】
同棲して数年後、瑞希が絵名にプロポーズする話  同居数年后,瑞希向绘名求婚的故事

エピローグです。ここまで読んで頂いてありがとうございました!
这是尾声。感谢您一直阅读到这里!


①はじまり→novel/24792603  ①起始→ novel/24792603
②看病編→novel/24818319  ②看病篇→ novel/24818319
③好きバレ編→novel/24879794  ③暗恋暴露篇→ novel/24879794
④告白編→novel/24902855  ④告白篇→ novel/24902855
⑤告白2編→novel/24979277  ⑤告白篇 2→ novel/24979277
⑥イチャイチャ編→novel/25050414  ⑥甜蜜互动篇→ novel/25050414
⑦ケンカ編→novel/25163926  ⑦争吵篇→ novel/25163926
⑧仲直り編→novel/25198393  ⑧和好篇→ novel/25198393
⑨おしまい→novel/25249482  ⑨终章→ novel/25249482
⑩エピローグ  ⑩尾声
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みずえな暁山瑞希東雲絵名プロセカ25時、ナイトコードで。
水绘名 暁山瑞希 东云绘名 世界计划 25 时,Nightcord 中。
3548389
2025年7月12日早上8点25分  2025 年 7 月 12 日早上 8 点 25 分
庭
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霖语Raine
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