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「嫌ならやめましょうか」 「如果讨厌的话就停止吧」
ずるりと体内から出ていく質量に心がどんどんと冷えていく。
随着那从体内缓缓流出的质感,心情也逐渐变得冰冷。
本当に終わる気の彼は先ほどまでの濡れた雰囲気など綺麗さっぱり霧散させて後片付けをし始める始末。
他真的打算结束了,刚才那湿润的氛围已经完全消散,开始收拾残局。
どうしてこんなことになったんだっけ、と考えてからどこか冷静な頭の中で全部これまでの自分のせいだと答えに辿り着く。
想着为什么会变成这样,冷静的头脑里最终得出了答案——这一切都是自己的错。
彼は何も悪くないのに、心の中の子供じみた部分が彼の粗を探し始めるのにつくづく自分が嫌になった。こんな稚拙で幼稚な自分と彼はそもそも合っていなかったのかもしれない。
他什么错都没有,可是内心那个孩子气的部分却开始挑剔他的缺点,让他深深地讨厌自己。或许,他和这样幼稚、稚嫩的自己本来就不合适。
どんどんと沈む気分の中で、それでもここで終わりにしてしまったら、本当に自分たちの関係も終わってしまうような気がして、震える指で、恐怖で弱くなってしまう力で、必死に彼の指を掴んだ。
在情绪不断沉沦的同时,他还是觉得如果就此结束,真的会让他们的关系也彻底结束。于是,他用颤抖的手指,用因恐惧而变得脆弱的力量,拼命地抓住了他的手指。
彼、加賀美ハヤトは誰もが認めるきちんとした「大人の男」だった。
他,加贺美隼人,是公认的成熟稳重的“成年人”。
だからそんな彼から好意を寄せられていることに気がついた時、天にも昇る気分だったのだ。
所以,当我意识到他对我有好感时,感觉就像飞上了天一样。
だって、僕も同じ想いを彼に抱いていたのだから。だがしかし、思春期の心というのは厄介で、彼が隠すことなく愛情を、恋情を向けてくれているのに「恥ずかしい」というなんともちっぽけな羞恥心が邪魔をして同じだけを返せずにいた。それがどんどんと膨らんで、好きで、大好きなはずなのに天邪鬼な反応ばかりをしてしまう。そんな自分がどうしようもなく嫌いだった。恋をすると人は変わると言うが、嫌な方向に変わるなんて知りたくなかったかもしれない。自分だけが恋愛で成長できていない事実に黒いモヤが蟠るばかりだった。
因为,我对他也抱有同样的感情。然而,青春期的心灵是很麻烦的,尽管他毫无保留地向我表达爱意和恋情,那种“害羞”的微不足道的羞耻心却阻碍了我回报同样的感情。那种感觉不断膨胀,明明喜欢,明明非常喜欢,却总是做出倔强的反应。我无可救药地讨厌这样的自己。人们常说恋爱会让人改变,但我或许不想知道自己会变成讨厌的样子。只有自己在恋爱中无法成长的事实,让我心中充满了黑暗的迷雾。
僕よりも一回り歳の離れた大人の彼はそんな僕の態度にだって子猫のしたことだと、いとも簡単に笑って許してくれる。許さないで叱ってくれたっていいこともたくさんしたのに、どうしたって僕より大人な彼は寛大な心で全てを許してくれる。
比我大一轮岁的成年人他,即使面对我那样的态度,也会轻松地笑着原谅,说那只是小猫的行为。明明我做了很多即使不原谅而责备也无妨的事情,但无论如何比我成熟的他,总是以宽大的心胸包容一切。
一度、どうしてそんなにも許してくれるのかと尋ねてみたことがあった。
曾经,我问过你为什么会如此宽恕我。
彼の自宅で映画鑑賞をしている時だったと思う。僕のために淹れたココアにマシュマロをうかべてを持ってきてくれた彼は、突飛な質問をする子供に瞳をまあるく見開いて驚いてみせた。それからすぐにいつもの柔らかい笑顔で躊躇いもせずにこう言った。
我记得是在他家看电影的时候。他为我泡了可可,浮着棉花糖端过来,他像个被突如其来的奇怪问题惊讶得睁大了眼睛的孩子。然后,他立刻露出一贯温柔的笑容,毫不犹豫地说道。
「愛してるから、ですかね」 “因为我爱你吧。”
恥ずかしげもなくそう言い切った彼に、なぜだか涙が出そうだった。
他毫不害羞地这样断言,不知为何,我差点流下眼泪。
これだけ素っ気無い態度をとっている可愛げもない男子高校生に、惜しみなく注いでくれる愛情が今の僕には重過ぎて。同じだけ返せない自分が情けなくて。悔しくて。
对这个态度冷淡、毫无可爱之处的高中男生,他毫无保留地倾注的爱意对现在的我来说太沉重了。我无法回报同样的感情,感到很自卑。很懊恼。
「……そうですか」 “……是吗。”
ここで「僕も」とか可愛げのあることを言えればよかったんだろうけれど、やっぱり思春期の心は素直な言葉を紡いではくれない。そんな僕の言葉にすら満足そうに笑っている彼に良心が痛むばかりだった。
如果我能说出“我也是”之类可爱的回应该多好,但青春期的心灵并不会轻易吐露真言。看到他对我这样的话语满意地笑着,我的良心反而感到痛苦。
彼はどこまでも天井知らずに優しかった。 他温柔得无边无际。
それは初めて体をつなげた時もそうで、気持ちいいか、とか痛いところはないか、とか懇切丁寧に全て伺ってくれるのは大変ありがたかったが、やはりそこでも捨てきれない羞恥心が邪魔をして。頷くだけで精一杯だった。
第一次身体相连时也是如此,他细心地询问我是否舒服,是否有哪里疼痛,令我非常感激,但羞耻心依然挥之不去,妨碍了我表达。只能勉强点头。
最中なんて、気持ちよすぎて恐怖したあまりに「嫌だ」と何度も連呼してしまう始末だ。本当に嫌なわけではなくて、ただわけがわからなくなって口をついてしまうだけなのだけれど。
在过程中,因为舒服得害怕,我反复喊着“不要”,其实并非真的讨厌,只是因为不知所措,话不由自主地脱口而出。
そんな僕の心中を察しているのか、やっぱり彼はその事について言及をすることなくいつもの満足そうな笑顔でこちらを快楽の海へと追い立てるだけだった。
或许是察觉到了我内心的想法,他果然没有提及那件事,只是带着一贯满足的笑容,将我推向快感的海洋。
日常生活も優しくて、行為もこちらを気遣ってばかりの彼に何かお返しがしたくて、行為中だけでもとできる限りの愛情表現はしているつもりだが、それがどれだけ彼に伝わっているのかは定かではない。やはりここは言葉で、と記念日に口に出そうとしてみたが、出せたのは大人な彼にとっては大したこともないちょっとしたプレゼントと言葉になり損ねた母音だけだった。そんな様子のおかしい僕をみて、少しだけ心配しつつも笑ってくれた彼は合鍵と、お揃いのアンクルをプレゼントしてくれて、「ああ、この人には一生敵わないんだろうな」と愛しさが募った。同時に、なんでこれだけの幸せを返せないんだろうと心の中で自分を責め立てた。
日常生活中他温柔体贴,行为上也总是关心我,我想回报他,至少在亲密时尽可能表达我的爱意,但这些到底传达了多少,我并不确定。果然还是要用语言表达,于是在纪念日试图说出口,但最终说出的只是对成熟的他来说微不足道的小礼物和未成形的元音。看到我这副奇怪的样子,他虽然有些担心,却还是笑了笑,送给我备用钥匙和一对情侣脚链,我心中涌起“啊,我这辈子大概都无法超越这个人了”的爱意。与此同时,我也在心里责备自己,为什么不能回报他这么多的幸福。
ここまでだったらまだ照れているだけなんだと片付けてもらえたんだろう。
如果到这里为止的话,大概还能被归结为只是害羞而已吧。
いつものように収録を終えて、加賀美の自宅へと帰宅して、風呂を済ませ、晩御飯を済ませてベッドに縺れ込む。
像往常一样结束录制,回到加贺美的家,洗完澡,吃完晚饭后钻进床上。
始めは戯れみたいなキスから。唇をくっつけてすぐに離す。そうして満足げに笑ってもう一度。
一开始像是在玩闹似的亲吻。嘴唇贴上又立刻分开。这样满足地笑了笑,又来一次。
下唇を喰まれたら口を開けてのサインなのは数回ですぐに理解した。「じょーず」なんて腰が砕けそうなくらいの甘い声で褒められて声が漏れたのは秘密だ。
被咬住下唇就是张开嘴的信号,这点我几次之后很快就明白了。被用那种甜得快要软掉腰的声音夸奖“真厉害”,声音不小心漏出来了,这可是秘密。
そろり、と窺うように口を開けて熱い舌の侵入を許す。奥で縮こまっていた舌を絡め取られて、表面同士を擦り合わせ、舌先を甘噛みされる。小さく慄いて舌を引っ込めようとすれば、引き止めるように舌先を吸われて頬を包んだ手のひらに「離れるな」と力を込められる。その強引さが結構好きなんだってことを彼はきっと気づいていない。恥ずかしすぎるから、これからも気づかなくていいけれど。
悄悄地,像是在窥探般张开嘴,允许炽热的舌头侵入。被缠绕着缩在深处的舌头纠缠,表面相互摩擦,舌尖被轻咬。轻轻颤抖着想要缩回舌头时,舌尖被吸住,包裹着脸颊的手掌用力传达着“别离开”的意思。他大概还没察觉到自己其实挺喜欢这种强势的样子。因为太害羞了,所以今后也希望他不要察觉。
歯列を確かめるようになぞられて、舌裏をくすぐられて、僕の口内を余すことなく味わい尽くした彼が漸く満足して唇を離す。どちらかのかわからない唾液を飲み下して、捕食者の顔をした男をどろどろに溶けただらしない顔で見上げた。
像是在确认牙列一样轻轻划过舌底,彻底品味了我的口腔后,他终于满足地松开了嘴唇。我咽下了不知是谁的唾液,带着一副被捕食者般的男人彻底融化、放荡不羁的表情仰望着他。
「…かぁわい……」 「…好可爱……」
つい、口からこぼれ出たように彼は聴かせる気のない声量でポツリと呟いて、丁寧にラッピングを剥がすみたいに僕の服を脱がしていく。顕になった鎖骨に唇を落として、だんだんと下に降りていく。期待するみたいに聳り立つ胸の頂に気づいているはずなのに一度そこを通り過ぎてへその横の黒子にキスをした。
他不经意地低声嘟囔着,声音小得像是不想让我听见一样,像是小心翼翼地剥开包装纸一样,慢慢脱掉我的衣服。他的唇落在显露出来的锁骨上,渐渐往下移动。明明应该注意到我期待般挺立的胸顶,却一次又一次地越过那里,亲吻着肚脐旁的黑痣。
「……ッ…ゃだ…」 “……不……不要……”
「うん?」 “嗯?”
「…わざと、だろ」 “……是故意的吧”
「んふふ、うん」 “嗯呵呵,嗯”
悪戯っ子みたいな笑顔で無邪気にこちらを見つめるアンバーが、素直な言葉を口にしろと望んでいる。それがどれだけ羞恥を煽るか知っていて、それでもと望んでいる。きっと、このベッドの上で羞恥は興奮を煽る材料だとでも思っているのだ。彼は自分よりも経験が豊富であるから。ベッドの上で先に欲に溺れてしまった方が主導権を握れることを知っている。
安柏带着像调皮孩子般的笑容天真地注视着我,渴望我说出真心话。她明知道这会激起多大的羞耻感,却依然渴望如此。她一定认为,在这张床上,羞耻感是激发兴奋的材料。因为她的经验比我丰富。她知道,在床上先沉溺于欲望的一方才能掌握主动权。
勝ち誇ったように笑みを浮かべるその顔に一矢報いてやりたかったけれど、どれだけ考えたところで僕の一矢は彼にとって子猫の戯れくらいに過ぎないのだろう。ならばここで変に意地を張らずとも共に溺れてしまえばいいのだ。わかっている。頭では理解しているけれど体がついてくるかは別問題である。
想要回击那张得意洋洋的笑脸一箭,但无论怎么想,我的一箭对他来说不过是小猫的玩耍罢了。既然如此,不如不必在这里逞强,一起沉溺其中算了。我知道,头脑上明白,但身体是否能跟得上则是另一回事。
「…、……ッ」 「…、……呃」
「うん?」 “嗯?”
焦れているのか、手持ち無沙汰なのか、自分より少し大きな手のひらが肉の付きにくい薄っぺらな腹を撫でる。ぺたりと肌の温かさを分け与えるように腹に置かれた手のひらが、腹の奥を疼かせる。熱が肌を伝って、中に彼がいる時の熱を呼び起こすようだ。なんだって、今日はこんなに焦らすのか。わからない。分からないけれど、言わなければ本当に進まない顔をしていることだけは分かる。
是因为焦躁,还是因为无所事事,比自己稍大一些的手掌抚摸着那块不易长肉的扁平腹部。那只贴着肌肤,仿佛要传递温暖的手掌,让腹部深处隐隐作痛。热度顺着皮肤传开,仿佛唤起了他在体内时的炽热。为什么,今天会让人如此焦急呢?不明白。虽然不明白,但只知道如果不说出来,事情真的不会有进展的表情。
顔に熱が集まっているのがわかる。それでも触れて欲しいのであれば口に出さなければならない。
能感觉到脸上聚集着热度。如果还是想要被触碰的话,就必须说出口。
羞恥で潤む瞳を見せるのが悔しくて、恥ずかしくて、腕で顔を隠した。そうしてやっと誤差の範囲で薄れた羞恥心を押さえつけて口を開く。
因为羞耻而湿润的眼眸让我感到懊恼和害羞,我用手臂遮住了脸。这样终于勉强压抑住了几乎消散的羞耻心,开口说道。
「…ッ、こ、こ……さわ、って…」 「…呃、摸、摸……」
「…ふふ、はぁーい♡」 「…呵呵,好的♡」
短く切りそろえられた爪の先が胸の頂をカリカリと優しく引っ掻いていく。待ちわびた刺激に声が漏れ出そうになる。ぐ、と唇を噛みしめて、どうにか強すぎる刺激を逃そうと腰をくねらせた。
剪得整齐的指甲尖轻轻地在胸部顶端划过。期待已久的刺激让声音差点溢出。咬紧嘴唇,努力忍住过强的刺激,扭动着腰身试图缓解。
「こぉら、逃げない」 “喂,别逃。”
「あ゛ッ♡……ッぐ、…ん゛…、はッ、…♡」 「あ゛ッ♡……ッ嗯、…嗯゛…、哈ッ、…♡」
腹の上にペタリと置かれたままだった手のひらが咎める様に腹を押す。それがちょうど奥の奥を刺激して軽く達してしまった。カクカクと動く腰を見て、また刺激を逃していると勘違いした彼がもう一度と手のひらに力を篭める。
贴在肚子上的手掌像是在责备似的按了按肚子。正好刺激到了最深处,轻轻地达到了高潮。看到腰部一颤一颤地动着,他误以为刺激又被错过了,于是再次用力按压手掌。
「! ま゛ッ」 「! 哇!」
「待たない♡」 「不等你♡」
「あ゛、ア゛ッ──────っ♡♡♡♡」 「啊呃、啊呃──────♡♡♡♡」
「…あれ、イっちゃったんですか?」 「……啊,已经射出来了吗?」
まだ脱がされていない下着の色を変えるほどにこぷ、と先走りが溢れる。射精は出来ていないのに、挿れて貰えてすらいないのに、外からの指圧で達してしまった事実がじわじわと自分のプライドを蝕んでいく。
还没脱掉的内裤颜色都变了,前列腺液溢出来了。虽然还没射精,也还没被插入,但被外部指压弄到高潮的事实,慢慢地侵蚀着自己的自尊心。
「ッ、ん……、♡♡…ぁ、やく…いれろよ……」 「呜、嗯……、♡♡…啊,快……放进去吧……」
「えぇ〜、もう少しこっち弄りたいんですけど」 「诶~,我还想再弄弄这边呢」
「僕のからだで遊ぶなッ!!」 「别拿我的身体玩弄!!」
「遊んでる訳じゃないですよ」 「我可不是在玩呢」
ふぅ、と胸に息を吹きかけられてぴくり、と肩が跳ねる。緩慢な動きで顔を隠していた腕をどかし、自分の胸元にいる彼を盗み見た。
呼的一声,胸口被吹了一口气,肩膀微微一颤。她缓缓地移开遮住脸的手臂,偷看着停留在自己胸前的他。
とろりと蕩けたアンバーがこれでもかと言うほど愛おしい瞳でこちらを見つめている。
融化般的琥珀色眼眸用无比宠溺的目光注视着这里。
─────…あいされてんなぁ……自意識過剰かもしれないけど、
─────……真是被爱着啊……虽然可能是自我意识过强,
とろとろと潤んだ瞳が緩やかに弧を描く。艶やかに光る唇がにっこりと笑みをかたどった。
湿润迷离的眼眸缓缓划出一道弧线。光泽闪耀的嘴唇勾勒出一个甜美的笑容。
「あそんでない」 “没有玩”
「…ん、」 「…嗯、」
「あいしてるだけ」 「只是爱着你」
「……うるせぇ…」 「……吵死了……」
「ッふふ、照れてるんだぁ」 「呵呵,你害羞了呢」
もう一度、五月蝿いと発しようとした唇は柔らかい彼の唇に塞がれてしまう。僕の柔らかさを確かめるみたいに唇だけで食む彼のいやらしさに目眩がしそうだ。どこでそんなの覚えてくるんだ。と考えて、場数が違うからな。と嫌なことを考えた。もや、と黒い霧がかかるそれを振り払うように頭を降れば、僕が嫌がっていると勘違いした彼が少しだけ寂しそうに離れていった。
想要再一次说“吵死了”的嘴唇,却被他柔软的嘴唇堵住了。仿佛在确认我的柔软,他只用嘴唇轻咬的那种猥亵让我头晕目眩。到底是在哪里学来的那种技巧呢?想着想着,又觉得经验差距太大了。脑中一片迷雾般的黑暗,我摇了摇头想要驱散它,结果他误以为我不喜欢,带着一丝寂寞的神情稍微离开了。
あ、違うのに。嫌だから顔を逸らした訳じゃないのに。
啊,不是那样的。不是因为讨厌才转过脸去的。
焦れていると考えたのだろう。すぐに大きな手のひらが下着を下ろしてベッドの下へと雑に投げた。
大概是觉得我焦躁了吧。很快,一只大手掌拉下了内衣,粗鲁地扔到了床下。
言い訳すらもできない臆病者はただ黙って落ちていく下着を見つめることしか出来なかった。
连辩解都做不到的懦弱者,只能默默地注视着滑落的内衣。
「…わぁ、」 「…哇,」
「いうな」 「别说」
「えぇ?…でも、」 「诶?……可是,」
「いうな」 「别说」
「まだ触ってないのに」 「还没碰呢」
「おい、聞こえねぇのかゴリラ」 “喂,你听不见吗,猩猩。”
「あ、そういうこと言うんだ。まだした触ってないのにとろっとろにした全雑魚小僧が」
“啊,原来你是这么说的啊。还没摸过就已经软绵绵的全是废物小子。”
「〜〜〜〜ッ、言うな、って言ってんだろ!!」 “~~~~,我说了别说了!!”
声でか。と笑う彼は宥めるように立たせた僕の膝を撫でる。それにすら感じ入ってしまって救えない。ひく、と後孔がヒクついた感覚に下げていた視線をゆっくりと上げる。
声音真大。笑着的他抚摸着我让他站起来时的膝盖。即使是这样我也感到心动,无法自救。随着后孔一阵抽动的感觉,我缓缓抬起了低垂的视线。
「…えっちだなぁ…」 「…真色情啊…」
「も、…おまえ、だまれ…ッ」 「你、你给我闭嘴…」
「口悪。……指いれますよ、」 「嘴真坏……我要插进去了哦,」
使い切りのパウチに入った潤滑油を手のひらで温めて、ゆっくりと指を入れる彼はいつも僕の顔を見つめる。痛くないかどうかを見極めるためなんだろうけれど、その視線が恥ずかしくて顔を隠してしまう。隠さないで、と興奮で掠れた声が強請るけれどこればっかりは聞き入れてやれないのだ。
他用手掌温热着一次性润滑油包,慢慢地将手指伸进去时,总是注视着我的脸。大概是为了确认我是否感到疼痛吧,但那目光让我害羞得想要躲开脸。虽然我用因兴奋而嘶哑的声音央求他“别躲开”,但这次他可没法答应我。
理性があるときに情けない顔を見られたくない。それも好きな人なら尚更だ。幻滅でもされたなら死ねる。と心の中で呟きながら、現実ではふるふふると力なく首を左右に振るだけで終わる。
理智清醒的时候不想让人看到自己可怜的样子。如果是喜欢的人,更是如此。心里默默地念叨着如果被对方失望了,简直想死。但现实中只是无力地左右摇头,事情就这样结束了。
優しい彼は、見えないけれどたぶん困ったように眉を下げて笑っているんだろう。仕方がないなと言うような息が吐き出されて、幼い子供を宥めるみたいに膝を撫でる。何回も体を重ねているはずなのに、未だにこの準備の時間は慣れない。
温柔的他虽然看不见,但大概正带着困惑的眉头笑着吧。吐出一口“没办法呢”似的气息,像哄小孩子一样抚摸着膝盖。明明已经重叠了好几次身体,但仍然不习惯这段准备的时间。
指が馴染んだところでぐにぐにと中の肉の感触を楽しんでいる。イイところを掠めるくせをして、知らん顔で中を広げていく彼はそろそろ限界が近いのだろう。
手指适应后,开始享受里面肉体的触感。他总是习惯性地擦过敏感部位,却若无其事地将内部撑开,看来他快要到极限了吧。
「…ッ、は……ン、……ね、」 「…呃、哈……嗯、……嗯,」
「…うん?」 「……嗯?」
「…もぅ、…いいから……っ」 「……算了,……不用了……」
「? まだでしょ、全然」 「? 还没呢,完全没有」
「だッ…から、………」 「我说过了……」
何のために今日は風呂に長く入っていたと思っているのか。そう言いたくても羞恥心が邪魔をして口を閉ざしてしまう。あと一歩の勇気が出なくて顔を隠していない方の手でシーツを握りしめた。
你以为我今天为什么洗了那么久的澡?即使想这么说,羞耻心却阻止了我开口。我鼓不起最后一丝勇气,用没有遮住脸的那只手紧紧抓住了床单。
あ、こら。指傷ついちゃうでしょ。と膝を撫でていた手のひらが優しく握る。指をからませて、安心させるように手の甲を撫でる。
啊,喂。手指会受伤的啊。抚摸着膝盖的手掌温柔地握住了。手指交缠着,像是在安慰一样抚摸着手背。
いつまでたっても僕は貴方にとってあやされる対象なんだ。
无论过了多久,我在你心中始终是那个需要被哄抱的对象。
悔しくて、ぎり、と爪を立てたのに。絶対に痛いはずなのに彼は吹き出したように笑って、咎めるみたいに中の指でイイところを的確に責め立てた。
虽然我懊恼地咬紧牙关,狠狠地用指甲抓了过去。明明应该很痛,他却像忍不住笑出声一样,带着责备的语气,用里面的手指准确地攻击着最敏感的地方。
「ア゛ンッ♡♡…やッ、あっ♡♡♡あっ、♡♡」 「啊嗯♡♡…不要,啊♡♡♡啊,♡♡」
「アハッ、かぁわい〜♡」 “啊哈,好可爱~♡”
「…っ♡やだッ♡♡やらァ、♡♡」 “…♡不要啦♡♡不要啦,♡♡”
がくがくと跳ねる腰を大きな体躯で押さえつけられる。無理矢理されてるみたいで、そんなこと絶対にしない彼だからこそ、この状況が興奮を煽った。
颤抖着的腰被那巨大身躯压制着。正因为是他,那个绝对不会强迫我的人,才让这种状况更加激起了我的兴奋。
「ほら、2本目」 “看,第二根”
ずぷ、と無遠慮に媚びる肉壁を掻き分けて押し入る彼の指。もう既にイきそうなほどの快楽だ。
他的手指毫不客气地拨开那媚态尽显的肉壁,猛然插入。快感已经强烈到几乎要高潮了。
必死に達しないようにと快感を逃がすために腰を引く。けれど、彼はそれがお気に召さなかったようで、がり、と強めに乳首に歯を立てられた。
为了不达到必死的境地,逃避快感而后退了腰。然而,他似乎并不喜欢这样,狠狠地用牙齿咬住了乳头。
「イ゛ッッ〜〜〜♡♡♡」 “啊啊——♡♡♡”
痛かったはずなのに、僕の屹立からはみっともなく白濁が吐き出されていて、訳が分からない。目の前がチカチカと明滅している。そのぼやけた奥で楽しげな笑い声を上げる男が恍惚とした笑みでこちらを見下ろしていた。
明明应该很痛,但我的屹立却丑陋地喷出了白浊液,完全不明所以。眼前闪烁着明灭的光芒。在那模糊的背后,一个男人带着陶醉的笑容,发出愉快的笑声,俯视着我。
「…痛いのにイっちゃったんですか?」 「……明明很痛却还是射了吗?」
彼の指を締め付けて、閉じることを忘れた口からとろとろと涎が流れる。漸く戻ってこられた安心感も束の間に、後ろにぴたりと当てられた指の比ではない熱が落ち着き始めた心拍をまた忙しなくさせる。
紧握着他的手指,忘记闭合的嘴角流下了粘稠的口水。刚刚恢复的安心感还未持续多久,背后紧贴的手指带来的炽热感又让刚刚平复的心跳开始变得急促。
かお、みせて。 给我看看你的脸。
甘く強請る彼に負けて腕を外す。 败给了那个甜蜜而强势的他,扭开了手腕。
やっぱりいつもみたいな蕩けた顔が頬を赤く染めて、額に汗を滲ませてこちらを甘く見つめていた。
果然,她那如同平时一样迷离的脸颊染上了红晕,额头渗出汗水,甜蜜地注视着我。
そんなめでみないで 别那样看着我。
声にならない声で呟いたけれど、彼はそれに気づかないでゆっくりと腰を押し進める。媚肉が彼の侵入を喜ぶみたいに奥へと誘う。必死に酸素を取り込もうと馬鹿みたいに口を開ければ、そんな僕を邪魔するように彼が口を塞いだ。
我用几乎发不出声的声音低语,但他没有察觉,缓缓地推进着腰。娇嫩的肉体仿佛在欢喜他的进入,诱导他深入。当我拼命张开嘴巴,像个傻瓜一样努力吸取氧气时,他却像要阻止我一样堵住了我的嘴。
「ン゛ン゛ッ♡♡♡っ、ぁ♡♡…、…ぁむ、♡♡ッ、い…き…♡♡んぅ゛ッ♡♡や゛ァッ♡♡♡」
「嗯゛嗯゛っ♡♡♡啊♡♡…、…啊姆、♡♡っ、要…去…♡♡嗯゛ッ♡♡不要啊ッ♡♡♡」
「ン……、は、ん♡…♡」 「嗯……、哈、嗯♡…♡」
「いッ、♡♡き、……ッ、ゃ♡♡、ゃだッ♡♡♡ン♡」
「不、♡♡要、……啊♡♡、不要啦♡♡♡嗯♡」
苦しい。くるしい、くるしい。しぬ、しぬしぬしぬ、しんじゃう♡♡どぉし、よ♡しんじゃう、♡かがみさんに、かがみさんとのッ。ちゅぅ♡で、ころされちゃう♡♡♡
痛苦。痛苦,痛苦。死了,死死死,快死了♡♡怎么办♡快死了,♡被镜子小姐,和镜子小姐的。亲亲♡然后,被杀掉♡♡♡
バカになった頭で、それでもいいか。なんて考えたところで、無意識下で働いた防衛本能が思い切り彼の舌を噛んだ。
用变得愚笨的脑袋,还是这样可以吗。就在这样想着的时候,下意识中启动的防御本能狠狠地咬住了他的舌头。
「い゛ッ…た……は?…」 「痛……啊……嗯?」
「ッ゛、ハッ、ハァッ、はッ…ァ、ッ、♡……げほッ。げほッッ…、は、…ん」
「呃、哈、哈啊、哈…啊、呃、♡……咳嗽。咳嗽咳嗽…、哈、…嗯」
呆然として、舌から血を滲ませた彼がこちらを見下ろす。酸素を取り込むのに必死な僕は、そんな彼を気遣う余裕すらなくて、涙で滲む視界をそのままに彼を睨みつけてしまった。
呆呆地,他舌头渗出血迹,俯视着我。为了吸入氧气拼命的我,连关心他都无暇顾及,眼泪模糊了视线,我就那样怒视着他。
あ、やまらなくちゃ…ち、でてる… 啊,得停下来……出、出来了……
酸欠の脳みそで考えた単純な考えに従って呼吸を整え終わった口で謝罪を試みる。
按照缺氧的大脑所想出的简单想法,调整好呼吸后,用嘴巴试图道歉。
「……」
でも、それが声になることはなくて。 但是,那并没有变成声音。
嫌になるほどの綺麗な顔が表情の一切を隠して冷たくこちらを見下ろしている。
美得令人厌烦的脸庞毫无表情,冷冷地俯视着这里。
一瞬で血の気が無くなるのに、馬鹿になった身体は先程のキスを思い出して後ろをきゅうきゅうと締め付けていた。
虽然瞬间血液几乎停止流动,但那变得愚笨的身体却回想起刚才的吻,紧紧地收缩着后背。
必死に言い訳を考えるのに、彼はなにもなかったように柔らかい笑みを浮かべる。
拼命地想着借口,他却露出一副若无其事的温柔笑容。
彼の笑顔を怖いと思う日が来るなんて思わなかった。 没想到会有一天会觉得他的笑容令人害怕。
「嫌ならやめましょうか」 「如果讨厌的话就停止吧」
ずるりと体内から出ていく質量に心がどんどんと冷えていく。
随着那从体内缓缓流出的质感,心情也逐渐变得冰冷。
本当に終わる気の彼は先ほどまでの濡れた雰囲気など綺麗さっぱり霧散させて後片付けをし始める。
他完全没有要结束的意思,刚才那种湿润的氛围也被他彻底驱散,开始收拾残局。
あやまらなきゃ、あやまらなくちゃ。噛んでごめんなさい、噛もうとした訳じゃなくて、息、いき、息がしたくて。でも、噛んでいい理由にはならないし、ごめんなさい。ごめんなさい。
我必须道歉,必须道歉。对不起我咬了你,我不是故意要咬的,只是因为想呼吸,想吸气。但是,这并不是咬你的理由,对不起。对不起。
どんどんと沈む気分の中で、それでもここで終わりにしてしまったら、本当に自分たちの関係も終わってしまうような気がして、震える指で、恐怖で弱くなってしまう力で、必死に彼の指を掴んだ。
在情绪不断沉沦的同时,他还是觉得如果就此结束,真的会让他们的关系也彻底结束。于是,他用颤抖的手指,用因恐惧而变得脆弱的力量,拼命地抓住了他的手指。
間抜けな後孔は先程までの熱を恋焦がれる様に収縮している。そんな情けない僕の姿を見下ろして彼はこてん、と可愛く首を傾げた。
愚蠢的后孔像是在渴望刚才的热度般收缩着。看着我这副可怜的样子,他俯视着我,萌萌地歪了歪头。
「なに?」 “什么?”
な に ?、え 、あ、なに…?何?って、聞いてる のか… え、なに、 なに、なに どう、 すれば、
什 么?、诶、啊,什、什么…?什么?你是在问吗…诶,什么,什么,什么,要、要怎么做,
どくどくと変なリズムで刻む鼓動に見ないフリをして、震える指先でもう一度、今度はしっかりと彼の指先を握った。
假装没看到那以奇怪节奏跳动的心跳,颤抖的指尖再次紧紧握住了他的手指。
「や…め、ない……で……」 「别……停……下来……」
情けなく震えた声で、みっともなく縋る僕の姿は、彼にどう映っているんだろう。さぞかし滑稽だろうな。
用可怜又颤抖的声音,丢脸地依赖着的我,在他眼中会是怎样的模样呢。一定非常滑稽吧。
飲み込むことを忘れ去られたどちかのとも分からない唾液を垂らして、先程までの快楽で潤んだ瞳で、鼻をすする僕は、本当に、滑稽だろう。
流着不知是自己还是对方忘记吞咽的唾液,眼眶因刚才的快感而湿润,吸着鼻涕的我,真是可笑至极。
彼は一度だけ驚いたように目を見張って、そうしてまたゆっくりとベッドへと上がる。
他只惊讶地睁大了眼睛一次,然后又慢慢地爬上了床。
どうやら許されたみたいだと、安心したところで掴んでいた指を振りほどかれた。
正当我松了口气,以为似乎被原谅了的时候,握着的手指却被挣脱开了。
「え、」 「诶,」
綺麗な笑顔を貼り付けて、もう一度こちらを押し倒す彼は楽しげに僕の罪を断罪する。
他贴上美丽的笑容,再次将我按倒在地,愉快地审判着我的罪行。
「次“嫌だ”と言ったら本当にやめますからね?」 “如果你再说‘讨厌’,我真的会停止的哦?”
やめてほしくて、いってるわけじゃないのに 我并不是想让你停止才这么说的
いっぱいいっぱいで、経験豊富な貴方に追いつきたくて、それでも体がついていかなくて、気持ちよくて、気持ちよくなりすぎて怖くて、 とまって、ほしくて。ぼくと、おなじはやさできもちよくなってほしいのに、あなたがどんどんおいたてるから、 くちをついて、しまうだけなのに。
拼尽全力,想要追上经验丰富的你,但身体却跟不上,感觉很舒服,舒服得有些害怕,想要停下来。明明希望你能和我一样温柔地感受快乐,可是你却越发挑逗着我,嘴里只是不由自主地说了出来而已。
言い訳ばかり並べ立ててしまう脳内に、やっぱり僕は僕が嫌いになっていった。彼に恋をしてから、彼と恋人になってから、僕はどんどん嫌な奴になっていく。責任を彼に押付けて、彼が悪いんだと理由をつけて。
脑海中总是堆满各种借口,果然我开始讨厌自己了。自从爱上他,成为他的恋人后,我变得越来越讨厌自己。我把责任推给他,找理由说都是他的错。
見限られて当然なのに、天使みたいに優しく微笑んでもう一度チャンスをくれた。
明明理应被放弃,却像天使一样温柔地微笑着,再次给了我一个机会。
差し伸べられたその手を取って、今度は離さないように。
握住那只伸出的手,这次绝不放开。
こく、と重たく頷いた僕を満足そうに見つめたアンバーがキラキラと輝いている。
沉重地点了点头的我,安柏满意地注视着我,闪闪发光。
最後にそれを見収めて、僕は枕に顔を埋めた。 最后看了那一眼,我把脸埋进了枕头。
くちをひらかなければ、いいだけだから。 只要不张口就好了。
あなたの事を世界で一番愛してる。 我爱你,是这个世界上最深的爱。
tyからの愛をきちんと受け止めているけど、それを本人には伝えてないkg
我确实接受了 ty 的爱,但没有告诉本人 kg。
と
kgに全然愛情表現とかできてないから絶対いつか愛想尽かされると思ってるty
因为我完全无法向 kg 表达爱意,所以我觉得总有一天会被厌倦的 ty。
のお話。 的故事。
注意
左も結構喘ぎます。 左边也相当喘息。
作者の妄想、捏造です。 作者的妄想、捏造。
ご本人様とは何ら関係ございません。 与本人毫无关系。
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お久しぶりです。 好久不见。
書こうと思っていたものと違うものが出来上がりました。
写出来的东西和原本想写的不同。
勢いに任せて書いたので、誤字脱字が目立つかもしれませんが、どうぞ暖かい目で見守ってやってください。
因为是一时兴起写的,可能会有明显的错别字,请多多包涵。
マジで可哀想な右が好きすぎる。。。 真的太喜欢那个可怜的右边了。。。