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丹娜絲台風は120年ぶりに嘉義に上陸した台風で、「護国の神山」と呼ばれる中央山脈の防御がなくなり、台湾全土で650本以上の電柱と3基の電塔が倒壊した。写真は嘉義布袋地区の倒壊した電塔。
丹娜絲台風は120年ぶりに嘉義に上陸した台風で、「護国の神山」と称される中央山脈の防御がなくなり、台湾全土で650本以上の電柱と3基の電塔が倒壊し、歴史的記録を打ち立てた。雲嘉南地域では累計54万戸以上が停電し、全国では累計71万戸を超えた。台電はこれまでに延べ1万人以上を動員し、6,000台以上の工事車両を出動させ、地域を越えた支援を開始し、全国から復旧人員を災害地域に派遣して支援している。7日18時時点で45万戸以上が復電し、6割以上の復旧率を達成している。今後も全力で復旧作業を続けるが、復旧には時間と人手が必要であるため、関係各位の理解と支援をお願いしたい。
台電は説明した。ダナス台風は40年ぶりに台湾中部から上陸した台風であり、嘉義地域からの上陸は120年ぶりのことである。中央山脈の遮蔽がなく、さらに雲嘉南地域の地形が平坦であったため、一時的に風速が17級以上に達し、電力網システムおよび送電設備に深刻な影響を与えた。初期の集計によると、今回のダナス台風では電柱の倒壊および流失が650本以上、断線が450回線以上、開閉器および変圧器の損傷が100台以上発生し、嘉義地域では布袋新塭変電所に接続し、1万戸に電力を供給する6.9万ボルトの高圧電塔3基が強風により倒壊した。
これまでの風災による停電事故は主に変圧器や配線の断線などの設備が原因であったが、今回は電柱の倒壊および電塔の倒壊範囲が広く、数十年ぶりの事態であるため、多数の必要機材と修理人員の調整が必要である。また、電塔の修復作業は大型クレーンを用いた作業を要し、それに伴い修理にかかる時間にも影響が出ている。写真は嘉義布袋地域の倒壊した電塔である。
台電指出,過往風災停電事故多為變壓器、線路斷落等設備引起,此次電桿倒斷及電塔倒塌範圍廣,屬數十年未見,需大量調度所需設備與搶修人力,且電塔修復作業須以大型吊裝作業,連帶影響搶修所需時間。
台電強調,颱風至今台電已動員超過1萬人次,今日動員近4000人力,超過1800輛工程車輛,並針對重災區增派720人力跨區支援,其中嘉義縣、市至今累計超過25萬戶停電,已修復超過11萬戶,台南也累計近19萬戶停電,至今已復電超過8萬戶。台電將努力先架設臨時線路,由配電系統轉供,致力於最短時間內復電,後續完成電網硬體設備修復,也盼受影響民眾理解。
台電提醒,民眾可使用「台灣電力APP」停電報修,或透過台電網站於颱風期間開設的「颱風停復電資訊」專區,輸入停電地址及狀況查詢、通報停電資訊。部分線路末端、山區等個別地區,可能存在零星無電可用情況,煩請民眾協助通報,台電將儘速前往處理。
發言人:蔡志孟副總經理
業務聯絡人:配電處黃銘宏處長


